昨年急に馬が暴れて落馬、左手首骨折で断念した旅の再開です。
当初は2台のSUVでそれぞれ2頭と1頭を積載可能な小型の馬運車でムシアに向かい、2日目ムシアからリレス、3日目はリレスからフィステーラ、4日目にBaionに帰るとの話でした。 でもこの旅はガイドの気まぐれというかその時点での最適解というか話がその通りになることはありません。
朝10時にガイドが大型のSUVに乗って迎えにきました。 同乗しているのは2年前にツイからサンチャゴコンポステラまでのポルトガルルートにサポートで来てくれたアンディ(?)です。 ちょっと風貌がスタートレックに出てくるロミュラン星人に似ているので、私たちの中ではロミュランおじさん、でも今泊まっているBaionの牧場管理とスクール管理をしているディビーのお父さんだとか。並べてみると似ているかもしれません。
SUVが1台なのでどうするのと聞くと、街道にトラックを持ってきた。 あのでかい10トン車 馬運車で行くみたいです。 荷物をSUVに放り込み街道まで出てみるとそこには2年前にいた懐かしい馬運車がいました。
ここでびっくりしたのは馬3頭をロミュランおじさんが一人で連れてきました。 街道から牧場までに狭い道は大型の馬運車が入るのは大変なので、ここまで馬を連れてきたのです。 日本の乗馬クラブなら1頭しか連れていかないのに、平然とロミュランおじさんは3頭をつれてきました。 さすがです。
日本の乗馬クラブで馬運車に馬を乗せるのを1回見たことがありますが、大暴れしています。 日本の乗馬クラブではクラブから出るのは競技場か馬肉処理場かの選択肢しかないので馬が慣れていません。 ここでは馬を生き生きと扱っているので、馬も大人しく、自分から馬運車に乗り込んでいきます。
この馬運車Volvoの大型車なんですがなんせ馬力が足りません。 登坂になるとあえぎあえぎで30キロぐらいまで速度が低下します。 ガイドが普通なら2時間をかからずにいけるだけ、今日は馬を連れているから3時間かなと言った理由が納得
ムシアの繁華街では馬を放牧できる場所がないので、ガイドが選んだのは昨年泊まった郊外よりさらに離れた石造りのお洒落なホテル、前には馬を放牧できる草原もあり、馬も人間も考えた選択でした。
ここでまたひと悶着。
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