巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

大洲 ときわ旅館

2011年01月31日 | 旅行

25日ときわ旅館はお遍路に優しいいい旅館でした。 宿の若い主人がお遍路の宿を経営する為に自分もお遍路としてあるいたという経験に裏打ちされた優しい心遣いがたっぶりの旅館でした。 場所は普通なら苦労しないで見つけることができるでしょう。 大きな目印は交差点角の100円ショップです。 ここで周りを見渡せばわかります。 私の場合は雪が吹雪いていた。すこし暗くなっていた。道路の反対側で車の陰になって見えなかったので最初通り過ぎてしまいました。

こんな時は地元の人を捕まえて聞くのが一番です。

でも変わった造りの旅館です。 入って直ぐにお空まで吹き抜けの場所があり、鯉が泳いでいます。 廊下がこの吹き抜けに繋がっているので寒気がそのまま廊下に入ってくる。 これはびっくり。でも部屋は暖かくしてありました。 最初にお風呂を薦められ、洗濯&乾燥はお接待しますから出して下さいといわれて感謝。 乾燥まではしてくれないです。 部屋に入るとお遍路キットなるものがあり、ここにはホッカイロ(これ翌日助かりました)など、さすがに経験者が集めた嬉しいものが入っています。 朝は6時から対応しますよと言われていいな。 他だと何時からにしましょうかと聞かれて6時なんていうと、6時半からでお願いと言われた事もあります。

ここは一度は泊まりたいお遍路宿の一つでした。


http://nttbj.itp.ne.jp/0893243634/


12月25日 43番札所明石寺

2011年01月27日 | 旅行

四国88箇所の札所でついに43番までやってきました。 雪が吹雪いたと思ったら薄く日差しがさしたりですが、結構寒いです。 明石寺は「めいせきじ」と読むそうですが、むかしは「あげいしじ」というのだそうです。 謂れは深夜女神が石を運んでいたが夜明けに驚いて消え去ったという伝説からあげ石というだそうです。 お寺境内に大きな石は見つかりません。

その代わり太子堂の横には、大きな夫婦杉があります。

 

さぶいさぶいと思いながらお経を上げて参道入り口にある常楽苑という食堂兼巡礼用品屋さんに飛び込み、アルコール無し、生姜たっぷりの甘酒を頂きました。 これで元気を取り戻して44番途中の町大洲に出発。 遍路道は参道を上がりきったところから左にそれて山中に入っていきます。 さすがこのような天気なので誰にも会うことはありませんでした。


12月25日 歯長峠から明石寺(クリスマス寒波)

2011年01月25日 | 旅行


今回のお遍路で一番心配していたのは44番大宝寺、45番岩屋寺に至る山間部の天気でした。 冬に入っていますから雪が来るとさすがに歩き遍路には厳しいものがあります。 本格的な降雪ですとこの装備では無理です。 今日はその一歩手前43番明石寺に参拝して大洲で宿泊、明日愛媛の山間部に入る予定です。

民宿「とうべ」のご主人が寒い中外まで見送ってくれ、歯長峠への道を教えてくれました。 旧道を登ったほうがいいとの事、ここは地元、それも遍路宿の人に従います。 程なく歯長峠に到着。でもこの辺りから雪が舞い出しはじめました。 一時は視界が利かなくなるぐらいの雪です。  そんな中やっと歩道のある歯長橋まで到着。ほっとしました。 本当は休みたいし、休憩場は幾つかあるのですが、ふきっさらしの中休む気持ちにはなりません。 歯長橋のたもとには小さな地蔵堂と併設してお遍路の墓とあります。 なにか心寂しい感じの墓で思わず手を合わせてしまいます。

歯長橋からしばらく歩いた集落には道引大師のお堂があり、ここには布団があり、大師さんの前、幅40cmに布団を引いて一人泊まれるようでした。 風が強いので火は使わずにここで雨宿りならぬ雪宿りです。 体が少し温かくなったところで明石寺に向かいます。

途中民宿「みやこ」さんのお接待蜜柑と雨がある道中安全見守大師像で一息、もう明石寺へは少しです。

下宇和あたりで雪で視界が利かなくなり、道に迷ってしまいました。 丁度陸上のトレーニングをしている高校生がいたので聞いてみると、少し早めに左折してしまったようです。
まだこのあたりでは地面には積もっていませんが、乾いた雪で風にあおられて一面真っ白になってしまいます。 明石寺に着くとこんな感じでした。


12月24日 仏木寺

2011年01月23日 | 旅行

仏木寺、ぶつもくじと読みます。 ここのご本尊は真言宗の中心「大日如来」さんです。 納経場の方にご本尊が「大日如来」さんということは、何か特殊なのでしょうかと伺ったですが、過去の経緯で特にこのお寺が真言宗の中心と言ういうわけではないですよと説明してもらいました。 未だにご本尊がどのように決まったのかわかりません。 まだまだ仏教勉強中です。 県道を歩いていると電光掲示板が凍結に注意、次にお遍路に注意して下さいと出ます。 道には歩道もあるそれほど危険な道ではないですが、他に出す情報がなかったのかな?

仏木寺は丁度山門を直している最中で、手前から右の折れて納経場横から入るようになっていました。 ここで特徴あるものとして茅葺屋根の鐘楼です。

本堂と大師堂は並んでたっており、この茅葺屋根の鐘楼と反対側に配置されています。 この他に聖徳太子堂や不動堂があります。 時間は15時、殆ど人影もなく、民宿まで30分もあるけばいいので、ゆったりとお経を上げて30分ほど掛かって納経まで済ませました。 後は歯長峠手前にある民宿までの一歩き、今日も宿泊者は私一人でした。


12月24日 龍光寺

2011年01月21日 | 旅行

地元では「三間のお稲荷さん」と呼ばれている十一面観音さんがご本尊です。
このお寺を参詣してから仏木寺には、お寺の駐車場からお墓を抜けて裏山の林の中に入っていきます。 ここから振り返ってお寺をみたのが、この写真です。

 

パラボアアンテナのある建物の隣が納経所がある建物、その横が本堂、奥の赤いお堂を飛ばして四角なお堂が大師堂です。 本堂と太子堂の間を上ったところにあるのが稲荷神社です。 そうここは神社とお寺を祭ってある神仏習合のお寺です。 昨日下ってきた柏坂の石柱には41番いなり寺と彫ってありましたが、納経場の方に伺ったらそれが間違いとのこと。

本堂はコンパクトに作られており、水場、お灯明と順番に配置されています。 風が強くて火が消えてしまうので、お灯明はあきらめて何とか線香にだけは火をつけて、風にあおられながら写経した紙を読んで納経を済ませました。 

風が強いので大師堂は少し手を抜いてお経を上げて終わりにします。

納経場でご朱印を頂いてから、本堂と大師堂の間の階段を上がって稲荷神社まで寄り道をしてきました。

これからまだ仏木寺に行って更にすこし歩いて民宿とうべまで。 今は14:00 すこしピッチを上げることにしました。