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巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

丹沢大山道(大山寺)

2013年11月12日 | 日記

 

 

丹沢大山は昔から大山詣として有名な場所でした。 大山道を赤坂御門から二子玉川まで歩いたのですが、今回は伊勢原駅から大山阿夫利神社下社まで歩いてきました。

 

伊勢原駅から大山ケーブル行きに乗ります。 いつもなら終点まで行くのですが、今日は社務所前の次の停留所 あたご滝までで下車です。

 

いままで知らなかったというか、勉強不足だったでしょう。 バス停下には3つの滝があり、あたご滝は江戸時代に大山詣の人が水垢離をした場所です。 今は入る人はいませんが大きな流れが落ちていて、ここで水垢離をして清いからだになって登っていったですね。

 

 

この滝の上には大山寺の開山をした良弁和尚(奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝七年(七五五)に開山した)の名前がついた良弁滝があります。龍の口から流れ落ちる一筋の水の流れ、すぐ横には開山堂もあります。 ここが大山信仰の入り口でした。 バスに揺られて何も考えずにケーブル駅へと流れ込んでいかなくてよかった。

 

 

良弁滝からバス道を離れて左側の細い道に入るとそこは元の宿坊。 今はやっていない宿坊も多いようです。  程なく大山バス停です。 同じバスで来た人が皆さん大山ケーブルに向かって歩き始めたようで、バス停は静かな雰囲気です。 料金は変わりませんが是非あたご滝で降りて、大山信仰のあとを感じるのもいいものです。

 

今回は女坂を通り、大山寺を目指します。 道には七不思議があります。 その一つが全国どこにもある弘法の清水。 ここの清水は山の中腹の岩から流れ出すものでした。

降りていくにはすこし足場が悪いので上から拝観です。

 

 

 

程なく真言宗のお寺 大山寺です。

詳しいお寺の説明は公式Webをご覧下さい。

http://www.oyamadera.jp/index.html

 

丁度紅葉祭特別ご開帳として、奥の厨子にいる不動明王の公開がありました。

これは期待以上の素晴らしい像でした。

昭和3年に国宝に指定された像は重さ130貫もありケーブルもない昔にどうやって担ぎ上げたか不思議です。

お寺の解説ですと、明治初期の廃仏による災難にも奇跡的に破壊を免れたのは、暴徒たちがこのお不動様を破壊しようと 本堂におしかけたところ、お不動様の形相がまさに血も凍るような恐ろしい形相に一変していたため、 余りの恐ろしさにだれひとり手を触れることができなかったため、破壊をまぬがれたとのことである。

今は奥の厨子で明るい照明のなかにおられますが、暗い中であったら怖さを感じる像でした。

 

 

 

天気も次第によくなってきて江ノ島が望めるようになりほどなく大山阿夫利神社下社到着

 

ここのお薦めは下社右手に地下に入る入り口があり、ここで霊水がいただけます。 この水を持ち帰りコーヒーを入れたところ、同じコーヒーメーカなのですが、なにか丸い美味しいコーヒーになりました。 ちなみにこの水はお賽銭以外は受け取りません。

 


身延往還 身延巡礼道(三日目 敬慎院から羽衣 下部温泉)

2013年11月08日 | 日記

三日目

敬慎院は夜9時には消灯、勿論TVも無ければ携帯電話も圏外。寝るだけです。 外は激しい雨音。 明日も雨の中を降りるのかなと夢の中で思っていました。 朝4時に目がいつものように覚めました。 家では毎朝近くの臨済宗のお寺で6時半からの読経会があり、これに参加するので4時ごろ目を覚まして、1時間半ほど仕事をしてから6時に家を出てお寺に行っています。 いつものように目が覚めました。 外を伺うと満点の星空。 しかも月は三日月。 下界は雲海の下。 オリオンの三ツ星がきらきら輝いています。 ご来光は朝6時5分頃。 昨日の夕方のお勤めをした千葉のご上人夫妻と一緒に随身門前でご来光を迎えます。 

 

 

 

 

 

上人さんが法華経のお経を唱えていただいている中で富士山の右側から太陽の光があふれてきました。 その時でした。 流れ星でしょう。 その光の中でピカと輝いて消えていきました。 太陽が上がってから上人の奥さんに「見ました?」と聞いたら「見た」、家内も「見た」、 上人さんは目をつぶってお経を唱えていたので見れなかったけど、きっとそれは吉凶ですとお話された。 

こんな素晴らしいご褒美があるとは予想だりしていませんでした。

 

 

敬慎院に戻り、朝のお勤めに途中から参加しました。 お勤めが終わると朝食が準備されています。 朝食後昨日は雨でお参りできなかった諸堂を順に回って行くと、一の池に下りる入り口があります。 この池には七面山の龍が住むという縁起があり、今でも不可思議な小波が立つことがあるそうです。 しかし今日の一の池は神秘なたたずまいよりは紅葉が始まったきれいな姿を見せてくれました。

 

 

昨日食料はみな食べてしまったので、敬慎院でお腹一杯食べてから、昨日一緒に上がってきた人と一緒に下ることにしました。 

 

 

 

朝までの大雨で参詣道はかなり湿っています。 日頃よりゆっくりしたペースで滑らないよう注意して約3時間半、麓の羽衣に戻ってきました。 増田屋旅館の前にある七面大明神のお社で無事に戻ってきた御礼をして、お風呂を使わせてもらい、お茶菓子を頂き、車で下部温泉まで送ってもらいました。 

お昼は駅の反対側にある下部ホテルのランチを楽しみました。

 

下部温泉って駅前から少し歩くと歓楽街があるのを後で知りました。

http://www.shimobe.org/

 

 


身延往還 身延巡礼道(二日目 羽衣から敬慎院&奥の院)

2013年11月07日 | 日記

二日目

朝窓を開けると空は雲に覆われ、路面は湿っています。 天気予報は台風一過でしばらく晴天という話でしたが、秋の空はなんとかとやら、もう雨がやってきたようです。 これも修行の一つ、雨の中なら暑くないから登りやすいかもしれません。

橋を渡るとそこに鳥居があり登り口です。 10台くらいの車が止まっています。 昨日

敬慎院に登った人たちの車です。 

約4時間から5時間の登りです。 途中に神力坊、肝心坊、中適坊、晴雲坊と1時間間隔で休憩所を兼ねた坊が配置されており、無理をしなければ安全に参詣できる登山道(参詣道)です。 今日は平日という事もあり、最初の神力坊は開いていましたが、それ以降の坊は人が居る気配はありますが、お店を開いていませんでした。 8時半に登りだして、直ぐに敬慎院から下ってきた人がいます。 結構速いです。 聞くと昨日の敬慎院には20人ぐらい泊りがあったそうです。 肝心坊あたりで前を登っている人を見つけましたが何か変。 聞いてみると修理で上がっている業者の方でした。 山登り経験無し、お昼は登ればなんとかなるだろうと何も無し、飴等もなし、水はペットボトルを飲みきったのでさっきの肝心坊のトイレに水が流れていたのでそれを入れてきた。 もう肝心坊から点在するベンチがあるたびに休憩しています。 あとどのくらいでしょうかね?と聞かれました。

これはやばい、やばい。 今日は登っている人も少ないし、敬慎院まで連れていこう。

もう足元がおぼつかない感じでした。 話をしたり、飴を食べながら気を紛らわせながら、ペースを乱さないようでもゆっくりと歩みを進めます。 11時ごろには晴雲坊を過ぎたあたりで、体力が限界にきたようでますます足元がおぼつかなくなってきました。 幸い後から登ってきた信者が追い越していくので、敬慎院に業者の人は面倒みて連れていきますという伝言をお願いして、ここは無理して敬慎院まで強行するより、暖かい昼食にしましょう。 幸い今回は七面山山頂でコーヒーを楽しもうとバーナーを持参しています。 最初に暖かいコーヒー、次にカップめん、そしてインスタント味噌汁にご飯を入れたおじやと温まる食事を1時間かけてゆっくり食べてもらうと、無口に鳴りがちだった口がまたすこし元気を取り戻してきました。 これなら大丈夫でしょう。 

ここから1時間やっと敬慎院入り口に到着。 鐘を鳴らして本来はすこし登って随身門から敬慎院に入るのが正しいルートなのでしょうが、鐘楼から左回りの平坦な道を歩いて敬慎院到着。 お坊さんたちが皆さん到着を待ちかねていたようです。 業者の方は暖かな大やかんのかかった暖炉に直ぐ連れて行かれて休憩。 彼にはこれから3時間あまりの修理作業があります。 ご苦労様

私達は食料を食べきったし、雨も降っているので七面山山頂に行くのは今回はやめにして、奥の院まで片道約20分の散策に行くことにしました。

軽自動車(ここは山の上なのできっとヘリであげたのでしょう。 ナンバーのない軽自動車が敬慎院と奥の院を走っています) が走れるいい道を少し下ると左手に二の池 奥に社とお堂があります。 水溜りを避けてそこまでお参り。

 

 

それから程なく奥の院。 奥の院にはちゃんとしたお堂と宿泊できる施設があります。 お坊さんからどうぞ本堂に上がって下さいと薦められてお参り。 日蓮宗だから般若心経ではないし、観音経でもないかな、結局四弘誓願文を唱えることにしました。

 

その後奥の院前にある大きな岩 影嚮石(ようごうせき)の周りを一回りしました。 次回は敬慎院に泊まるのではなくこの奥の院に泊まるのもいいかもしれない。

 

 

 

雨に濡れた道を再び敬慎院まで戻り、お風呂、食事、夕方のお勤めです。

食事後に業者の方がお坊さんに連れられて部屋までご挨拶に来られ、明日の下りも同行したいとの事、山慣れていないみたいですので快諾。

以前来た時は夕方のお勤めだけだったと記憶していたのですが、夕方のお勤め前にご開帳があり七面大明神のお姿を拝見する事ができました。 夕方のお勤めは私達二人と千葉から来た70代ぐらいのお寺の上人夫妻(日蓮宗では住職のことを上人というみたい)だけでした。

終わった後に敬慎院に寺宝を見せて頂きました。 多分上人夫妻に見せるのが主で私達はいい機会に便乗できたようです。 本堂横にある寺宝のなかで驚いたのは、七面大明神にはこのような縁起が伝わっています。「昔日蓮聖人が身延山で説法をしている時に若い女性に身を変えて説法を聞いていたそうです。 日蓮聖人が一滴の水を与えると「私は七面山の龍で身延山の鬼門を守っている」と話して七面山に飛び去っていったそうです。」 龍の爪があるんです。 本物、偽物、そういう話ではなく、寺宝です。いい体験をしました。

 


一日目 身延山から赤沢宿を経て七面山登山口(羽衣)まで

2013年11月04日 | 日記

一日目

始発の電車に乗り3時間、普通電車を乗り継いで身延駅に到着。 駅前には身延山が経営するスクールバスと暇そうなタクシー運転者が二、三人 待つこと数分で身延山行きのバスがやってきました。 乗客は3人、バスは総門の下を潜って終点に到着。また朝早く、山登り姿の私達はお客にならないとみたのか、お店の人も準備で声もかけてきません。 お店を過ぎると大きな三門の前、向かい側にトイレと観光案内所があります。 ここで観光案内を貰い久遠寺観光のプランを練ります。 

 

久遠寺本堂には三つのルートがあり、男坂、女坂、そして真っ直ぐの階段 菩提梯 287段(高低差104m)があります。 菩提梯の上がり口には日蓮聖人を身延に招いた南部(波木井)実長の石像があります。 

 

104mを一気に上がる階段が登りついた先には五重塔。本堂は外陣まで入って拝むことができます。 ご朱印を貰ってから本堂横の遊歩道を歩くと左手に大きな駐車場。そうかみんなはここまで車で来て参拝していたんだ。 汗だらけになっているのは私達だけの理由がわかりました。  

 

 

 

ロープウェイは全長1,665m、高低差763mを7分で一気に登ります。 今日は赤沢宿に陽のある内に着きたいので文明の利器を使います。 

 

 

頂上には奥之院思親閣があり、さらに思親閣の隣には釈迦如来の像があり、双方にこれからの無事をお願いしてハイキング道に入ります。 ハイキング道に入ると今までの喧騒はどこにいったのか誰一人いません。 結局この日は十万部寺で林道に下る車をみた以外赤沢宿まで誰にも会いませんでした。 道は奥之院思親閣の荷揚げに使っているのか、簡易舗装されており、軽トラックが登れるような道ですので、歩くには何も苦労しません。 程なく感井坊到着。 この日は誰もいない廃坊のような感じでした。 左の道はここから三門に下るのでそこそこいいのですが、赤沢宿は感井坊の横を抜けて林の中の崩れた林道に入ります。 車は通れないけど、山道ではないので歩きやすく山の中腹を巻くようにつけられて道をたどるとそこは十万部寺。

 

ここのお寺は道が建物の真ん中を抜けるようになっており、右と左にそれぞれお堂がある構造をしています。 人が住んでいる様子があるのですが、今日は人の気配はありません。 週末などは里から人があがってくるのかもしれません。 そろそろお昼時。 境内にはいい場所がなかったので、30mほど下ったところに大きな十万部寺の駐車場があります。

ここで荷物を広げて持参したお昼を食べる事にしました。

食事中に普通のセダンが十万部寺の方向から駐車場を通り過ぎて赤沢林道に下っていきました。 あんなセダンでどうやってきたのかな? 不思議なことと家内とはなしておりました。 SUVやジープなら可能だけどセダンでは底擦るぐらいの道でしたから。

道はここから急に悪くなり、沢が大きく崩壊しています。 砂防ダムが基礎からひっくり返って急斜面に転がっています。 巡礼道も新たな斜面につけなおしてあります。 自然の脅威を目の前にした思いです。 

 

 

崩壊現場から程なく赤沢宿に到着。 昔の巡礼宿があり、軒先に講の札が下がっています。 でも殆ど無人でそのうちの一軒が早川町の教育委員会が購入して整備、休憩場にしていました。 ここでコーヒーをいただきながら、窓を開け放した二階の廊下で赤沢宿をながめていると心洗われる思いです。

 

 

今日の宿はここから約1時間上流に歩いた羽衣。 七面山の登山口です。 狭い谷あいの道を歩くと突然羽衣の集落が現れました。 今日の宿泊は増田屋旅館です。 通り過ぎてから振り返ってみたらここでした。 旅館の前には七面山大明神が祭ってあり、丁度お坊さんが来ていて読経をしています。 折角なので座らせて頂きました。 読経終了後、そうぞ白糸の滝、あれは家の滝ですからといわれてびっくり。 そう増田屋旅館の敷地にある滝なのだそうです。 この白糸の滝はお万の方が水垢離をして七面山の女人禁制を解いた謂れある滝だそうです。 滝の入り口には着替えをする場所があり、増田屋旅館にお願いすれば水垢離が出来るそうです。 ここから上流に5分も歩いたところにもう一つの滝があり、こちらが雄滝でこちらは別の家が守っているそうです。 白糸の滝は別名雌滝にもなっており、雌雄二つの滝があります。

 

 

 

 

羽衣には何件かの旅館がありますが、インターネットでみて一番印象がよかった増田屋旅館にして、結果大当たりでした。 金額的には500円高めでしたが、内容を考えるとどうみても一番安かったようです。 お風呂は24時間いつでも入れます。 食事はたっぶりです。 

 

そしてルートの相談をしたところ、当初は羽衣から始まる表参道を登り、帰りはバス停のある角瀬に降りる裏参道を考えていたのですが、表参道は誰かしら歩いているので安全、裏参道は人が少ない。 だから表参道を往復したほうがいいですよ。 お昼のお弁当いりますか。 不要な荷物は預かってあげます。 降りてきたらどうぞお風呂を使ってさっぱりして返って下さい。 下部温泉駅まで車で送ってあげます。 実際降りてきたら風呂も使った後にお茶菓子の接待までありました。 またここの経営しているご夫婦がとても気持ちよく、帰りの電車で増田屋旅館の選択は正解だったと話しました。

早川観光協会のWebページ

http://hayakawakankou.daa.jp/member/masudaya.html


身延往還 身延巡礼道

2013年11月02日 | 旅行

身延巡礼道

 

台風が伊豆沖合いを通り過ぎ、天気予報が台風一過の快晴を伝える10月28日から3日間で、かねてから計画していた日蓮宗の総本山 身延山から赤沢宿を経て、身延山の鬼門を守る七面山の巡礼道を歩いてきました。

 

一日目は身延駅から久遠寺までバスで移動、久遠寺を参拝します。 初秋のこの時期太陽はつるべ落としで沈んでしまうので、ここは文明の利器を使って一気にロープウェイで1153mの奥の院に行き思親閣を参拝、ここから歩き始めます。 感井坊を経て昔の巡礼宿赤沢宿まで約3時間の山道歩き。 赤沢宿は550mですから約600mの下る山道です。

宿は赤沢宿から歩いて1時間の羽衣で宿泊。 久遠寺から歩き始めると羽衣到着まで7時間はかかります。 暗くなると赤沢宿の景観を楽しむ事が出来なくなります。

二日目は七面山の登山口羽衣から七面山の参詣道です。 敬慎院が標高1710m、麓の羽衣が505mですから1200m弱を約4時間かけての登山です。 奥の院に参詣してから敬慎院で宿泊、朝夕のお勤めに参加します。

三日目は敬慎院からの下山です。

三日間の全コース、休日ですと幾つか開いている坊(休憩所)がありますが、平日ですと殆ど閉まっており、また自動販売機などもありませんから充分な食料と水を持参しましょう。

 

足が丈夫な方なら二日、トレイルマラソンなら1日のコースですが、一日目には赤沢宿、二日目には敬慎院と見逃せない場所があり、ゆったりした日程で楽しんできました。

 

身延往還の資料は「富士の国やまなし観光ネット」の身延往還をゆくから詳しい資料がダウンロードできます。

http://www.yamanashi-kankou.jp/y-tabi/learn/syuryou/minobuoukan.html

 

また七面山の参詣は身延山久遠寺のホームページ内の七面山登詣案内TOPから詳しい資料がダウンロードできます。

http://www.kuonji.jp/shichimenzan/index.htm

 

 

事前に調べた身延巡礼道の話

七面山山頂近くの敬慎院の裏には大きな池「一の池」があります。 この他に近くに「二の池」確認はしなかったけど「三の池」もあるそうです。 この池には龍が住んでおり、昔日蓮聖人が身延山で説法をしている時に若い女性に身を変えて説法を聞いていたそうです。 日蓮聖人が一滴の水を与えると「私は七面山の龍で身延山の鬼門を守っている」と話して七面山に飛び去っていったそうです。

敬慎院の夕方のお勤め、ご開帳の後に今回はお宝としてこの龍の爪を拝見する機会がありました。

 

七面山敬慎院での僧侶のお話では、敬慎院から富士山を望むと、その向こうに日蓮聖人が生まれた房総があり、振り返ってみれば日蓮聖人が学んだ比叡山の麓琵琶湖があり、さらにその延長線上に出雲大社、さらに伸ばすとお釈迦様の生誕地インドがあります。 敬慎院はそのパワーラインの上に乗っており、富士山山頂からの御来光があるとその光が本堂まで差し込んでくるパワースポットだそうです。 このようなことから最近パワースポット狙いの山ガールの参詣が多いそうです。

 

昔から日蓮宗信者にとっては、身延山にお参りして山道を赤沢宿まで来て宿泊、翌日敬慎院に登るという古くからの巡礼道で、赤沢宿は重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、乗用車でも狭い道、谷あいの斜面に昔の宿が軒を並べています。 軒先には講の札が下がっており昔は参詣者が1000人も泊まるような巡礼宿でした。 今は歴史の流れか未納往還を歩く人は稀になり静かな山村に変わっていました。

 

今回身延往還を歩いて感じた事は、古来の信仰の道を辿ることにより最後の敬慎院で本当のご褒美がありました。 時間が許すならば是非身延山からこの信仰の道を歩いて下さい。