サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

諺「人のフリ見て、我がフリ直せ」が死語になるとき、人材開発担当者のポイント

2016年11月28日 20時42分40秒 | 人材開発部門
ふとした動作から、その人となりがわかりますよね。これは人材開発にも活かさねばならないと思っています。例えば、会社ですれ違う時の軽い会釈、歩いている姿、パソコンを見ているときの視線。どれもが人材開発の対象だと思っています。それを見ているか見逃すか。そこが、人材開発担当者の姿勢が問われるところです。
 「なんでそんなことが必要なのか?」と思われるかもしれませんが、研修に臨んでいるときの受講者の姿は普段の姿ではないですよね。所詮、講義を聞いている姿でしかない。その姿から何がわかるのだろうかって思います。もちろん、講義に関心がある・無いくらいはわかります。そういうことではなく、人を見るということです。私は「普段の姿を見ずして、人材開発を語るべからず」と思っています。
 「人材開発部門で仕事をしていたら、なかなか社員の普段の姿に接することなどできないのではないか。」とお思いになるかもしれませんが、それは関心の有無で変わってきます。社員の姿、言いかえれば現象から、この社員は何を強化したらよいのかわかってきます。

 「人のフリ見て、我がフリ直せ」という諺がございます。私が最近恐れているのは、社員の多くが同じ言動をしていると、この諺が死語になるということ。皆「これでいいや」が、「これではまずいんだ」も気がつかない。実は、ここが人材開発担当者の悩まなければならないポイントだと思っています。


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