今日は憲法記念日。ご承知のように、1946年に公布された日本国憲法が施行(1947年)された日です。いま「60年以上も前に作られた憲法は古くなったから新しい憲法をつくろう」という動きが国会議員のなかで議論になっています。
私は、「古くなった」どころか、いまこそ憲法の精神を守り、政治に生かすべきだと考えています。「恒久平和」を宣言した「前文」「9条」をはじめ、日本国憲法には優れた面がたくさんあると思うからです。
私が一番好きなのは、「前文」。高校の授業で暗記させられたこともあり、いまでも空んじることができます。「戦争の放棄」「国民主権」、そして国民が享受すべき権利までもが、短い文章のなかに収められています。
そして、「戦争放棄」をうたった9条はもちろん、いわゆる「生存権」(25条)も世界に例をみないすばらしい内容をもっています。
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
ところが、いまの日本の現状はどうでしょうか。「健康で文化的」どころか人間として生活する「最低限」の保障さえ奪われている人がたくさんいます。いまこそ憲法の精神を政治に生かす・・・このことが強く求められているのではないでしょうか。
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