今の日本の政治、ほっとけない

　「政権交代」から8ヶ月あまり、「公約違反」ともとれるような政権運営に、「民主党にもがっかり」です。表題の通り、「今の日本の政治、ほっとけない」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

　実はこれ、私の自宅の近所に貼られている自民党のポスターのスローガン。鳩山政権に対する支持率の低下、民主党に対する批判の声・・・。その大本には「これじゃぁ自民党と変わらないじゃないか」という気持ちがあるのも事実だと思います。「政権交代」で「政治がよくなると思ったのに裏切られた」という気持ちです。

　「今の日本の政治、ほっとけない」という自民党からは、沈没船から鼠が逃げ出すかのごとく離党者が相次ぐ始末。自民党でも「今の政治は変えられない」と、現職国会議員が身をもって示している感じです。まさに「天に唾する」と言ってもよいようなスローガン。

　もっとも、「新党」をつくっている人たちは、小泉・安倍・福田・麻生政権で、閣僚を務めていた人たちですから、「新党」で政治がよくなるとも思えないのですが・・・。

　一方の民主党のポスターはどうか。「国民の生活が第一」と、昨年の衆院選と同じスローガンが踊っています。後期高齢者医療制度、米軍普天間基地・・・「選挙のときに言ったこととやってることが違うじゃないか」と怒っていらっしゃる方も多いでしょう。参院選のマニュフェストには「消費税増税」まで盛り込まれる様子。「国民の生活が第一」というなら、大企業減税にメスを入れる、防衛費は削減する・・・そういう努力を最初にやっていただきたいものです。

 

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