突然の思いつきで「海」に出かけたプチ旅行(2/27)。海を見るだけではもったいないので、帰路は寄り道。 「上越にきたら春日山でしょ」(どういう理屈だかw)ということで、春日山城へ足を伸ばしました。
春日山城は越後守護代・長尾氏の居城だったところです。新潟県民でない方には、「上杉謙信の居城」といったほうが、分かりやすいかもしれません。現在の「入り口」とも言える春日山神社横には、「春日山城址」の碑とともに上杉謙信の銅像が立っています。
私の地元で有名なのは上杉謙信のライバル(?)の武田信玄。武田信玄といえば「風林火山」、そして上杉謙信といえば毘沙門天の「毘」の旗だと思っていたのですが、「毘」の旗はひとつもなく「龍」の旗が一本あるのみでした。
【左】「春日山城址」の碑と上杉謙信の銅像 【右】「龍」の字をあしらった謙信軍の旗印
この春日山神社を建立するにあたって、高田市(現上越市)出身の童話作家、小川未明が奔走したとのこと。小学校の教科書だったかな、「赤い蝋燭と人魚」を読んだという記憶がよみがえりました。というか、小川未明が新潟出身だと言うことを初めてしりました^^;
【左】春日山城址にある春日山神社。祀られているのは上杉謙信ではなく菅原道真と岩屋大黒天
【右】境内の片隅にある上杉謙信と小川未明の記念館の看板
上杉謙信像から眼下にみえる上越市が城下町で、現在の春日山神社は城の中腹に位置するとのこと。春日山神社から山を下ると、いわゆる武家屋敷。それとは逆に山を登って行くと本丸になるらしい。文字通り山全体が「城」です。豪華絢爛な天守閣はもちろん櫓もないので、「ここが、お城~??」という感じなのですが、「城フェチ」にはたまらない名城です。長野県内だと国宝に指定されている松本城や、今年のNHK大河ドラマで脚光を浴びている上田城が有名ですが、こちらは「見て楽しむ城」。春日山城は「歩いて楽しむ城」だなと感じさせられました。雪がなくなった頃に、もう一度訪れてみたいところです。
「上杉謙信の像」から山道をつづらおりに登ると「本丸」らしいのだが・・・
積雪を考えて「城攻め」は断念
さて、この春日山城に立つ上杉謙信の銅像。そのまなざしの先は? 顔の向きを考えると、どうやら川中島ではないかと・・・考えすぎかな。
現在の上越市街地は写真右手後方
やはり、この視線の先にあるのは・・・
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