広島の運命が決定した瞬間です。原爆投下という任務遂行のためにつくられた、第509混成部隊に所属するB-29が、広島市上空を偵察飛行し、翌6日の広島上空は晴天と、テニアン島に報告したのが現地時間の21時20分。日本時間5日20時20分のことでした。この瞬間、人類初の核兵器が広島に投下されることが、ほぼ決定的となりました。
それから3時間後、観測用の3機のB-29が、それぞれ広島、小倉、長崎へ向け、テニアン島を離陸。原爆搭載機「エノラ・ゲイ」は、さらに1時間後にテニアン島を離陸、広島へと向かいました。
広島の街、そして、そこに暮らす人たちは、明朝に何が起こるのか知る由もありません。空襲に怯えながらも、いつものどおりの夜を過ごしていたのではないでしょうか。
そして、運命の日、1945年8月6日午前8時15分。一発の原子爆弾が、14万人の命を奪いました。広島は明日、65回目の慰霊の日をむかえます。
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