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本と映画の日々  そして、ゆめのつづき

夢と知りせば、醒めざらましを・・。
放送大学のなんと、学生です。
ドラマ、映画感想、環境問題を!

「恋のためらい フランキーとジョニー」 てんかん発作の救急処置

2006年04月24日 | 洋画

先日、電車で帰宅をしていると、
前の席の青年が急にガタガタと震えだした。
車内は、ほぼ満席だ。他の乗客もなかば、パニックにおちいる。

私は、急いで、車掌を呼びに、通路を走る。
電車は、次の駅で止まり、救急車を待つ。
「お医者さん、看護師さん いませんか?」と車掌は大声を出す。
その間、男の乗客が3人がかりで、
痙攣を起こして、のた打ち回っている青年を押さえている。
口にハンドタオルを詰め込む。
目は見開いて真っ赤だ。

これは明らかに
※てんかんの症状だ。

そうこうしていると、やっと救急車が来た。15分近く経っている。

そのころは、青年は、意識を回復し、座席で、横になっている。

TVドラマ「ER」の見すぎかも知れないが、
救急車は、もっと早く来るものだと思っていた。


※てんかんとは・・・。
“最初の発作で、意識を失い倒れ身体が固くなる。
つぎの発作で、体と四肢のけいれんが起こる。
発作時は意識はなく、終わると徐々に意識を回復する。
発作は1分から数分間持続する。
倒れてけがをする場合もある。“


病気のはなし てんかん より 
http://homepage3.nifty.com/mickeym/index.html


翌日、その話を友人にすると、
「恋のためらい フランキーとジョニー」みたいだねという。
ああ、そういえば、この映画で、似たようなシーンがあった。

恋のためらい フランキーとジョニー - goo 映画

コックのジョニー(アル・パチーノ)は、
ウェイトレスのフランキー(ミシェル・ファイファー)に心ひかれているのだが・・・・、
ある日 レストランの客が痙攣を起こして倒れる。
ジョニーは、介抱をしながら、フランキーを口説く・・・。
そのお客さんの胸には「てんかん発作。」のプレートがあり・・・・

仔細は良く覚えていないので、DVDをレンタルし、再確認をしてみよう。
てんかんの人には大発作がおきる前兆が判るという。
大発作がおきると意識はなくなるので、
口の中が苦くなるとかの前兆があってから、プレートを付けるのだろうか・・。
日本では、病状を書いたプレートを付けている人を、あまり見かけない。

しかし、付き添いが居ない場合は、日本でもプレートを付けるよう
「(社)日本てんかん協会」 でも実施してはどうだろうか。
(各自、証明書は、持っている。)

電車での大発作の時、たまたまハンドタオルを
青年の口に差し込む乗客がいたが、
(この処置は慎重さがいる。箸など硬いものを突っ込んだりしてはいけない )
病名が分からなければ、
なかなか、的確な救急処置は難しい。
日本でも、全国に百万人のてんかんのある人たちがいると聞く。
その人たちが、豊かで、幸福な日常生活を送れるよう、政府を含め、
周囲のみんなが、真摯な対応すべきだ。

「(社)日本てんかん協会」ホームページより
http://www5d.biglobe.ne.jp/~jea/index.htm

 発作の救急処置

•冷静に! こわがったり、騒いだりしない。身体をゆすったり、
 □にはしなどを押し込んだりしない。
 発作の起きている間は、薬や水などを飲ませない。
•あわてて救急車を呼ばない。
•意識が戻らないうちに次の発作がおきたり、10分以上続いた場合は病院へ。
•小さい発作の場合、見守るだけで何もしなくてよい。
•大きな発作の場合、安静にし、安全な場所に置いておく。
 頭の下に柔かいものをあて、顔を横に向ける。
 ベルトやネクタイなどをゆるめる。
 発作が終わり意識が回復するまで必ず誰ががそばにつき見守ってあげる。
•大きな発作の場合の顔を横に向ける方法
 下あごに手をあてて、しっかりと上方におしあげる。
 この時、舌が歯の間にはさまっていないかを確認する。
 けいれんが終了したら、下あごをおし上げたまま、顔を片側にむける。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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TBありがとうございました (can)
2006-04-27 00:33:57
私もこの映画を観て、日本のてんかんの患者さんにもプレートをつける習慣があればいいのに・・・と思いました

一度だけ、てんかんの発作が出て倒れてしまった人に遭遇したことがありますが、正直どうして良いかわかりませんでした

救急処置くらい覚えておきたいです
返信する
プレートをつける習慣 (hito2km)
2006-04-28 14:59:47


>プレートをつける習慣



日本も高齢下社会を迎え、

バリアフリーとか、駅でのエレベーターの設置とか、

福祉インフラが整備されつつあります。



誰もが弱者になりうる時代です。

弱者に優しい社会であるために、

「緊急の際の処置を明記したプレート」は、

出来るかぎり付けたいものです。



そして、プレートを「付けやすい社会環境」を

私たちみんなで、作って行かなくてはならない。

救急救命の器械が、公共施設にも

数多く置かれるようになりました。

あとは、その器機を使いこなす人間の救急救命教育が

必要なリます。
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