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第82回アカデミー賞 授賞式  キャサリン・ビグロー・ディ 「ハート・ロッカー」!

2010年03月08日 | 洋画
第82回アカデミー賞 授賞式  作品賞に「ハート・ロッカー」!



さあ!アカデミー賞授賞式、朝9時半からのWOWOW生中継、
52型液晶モニターの前に噛り付き。
しかし、いきなり放送事故!!
BBCとの提携の放送部分で3分近く音声が出ず、唖然としてしまった。
“先ほど音声が乱れ申し訳ありませんでした。”

さあ ダンス・ミュージカルから、授賞式の幕開きだ。これぞハリウッド!

スティーヴ・マーティンの司会も調子よく始まる。
アレック・ボールドウィンが「恋するベーカリー」よろしく、
うまく受けの司会をする。かけあい漫才を見ているようだ。

追悼 ジョン:ヒューズ監督 (1950―2009)のとき、
「ホーム・アローン」の子役マコーレ・カルキンも登壇した。
まだ童顔が残っていて、少し安心したような、ちょっと不安になったような・・・。 

脚本賞、音響編集(効果)賞と録音賞、そして編集賞、は、「ハート・ロッカー」
撮影賞と美術賞そして視覚効果賞は「アバター」!
このままで行くと、「ハート・ロッカー」が、作品賞!?と思っていると
監督賞キャサリン・ビグローとなったので、これは間違いなく
「ハート・ロッカー」が作品賞と確信が持てた。

“作品賞は・・「ハート・ロッカー」!”

プレゼンターのトム・ハンクス、発表のタメが少ない。
もっとじらして発表を・・・でもいいか、おめでとう、ビグロー。
時間が押しているからね。
「アバター」、「イングロリアス・バスターズ」、残念でした。




第82回アカデミー賞 受賞結果!
The 82nd Annual Academy Awards

本命◎  対抗○   もしかしたら△   ないと思うが□
受賞作には、☆印をつけました。

第82回アカデミー賞が決定!『ハート・ロッカー』6冠、『アバター』3冠、『プレシャス』2冠


◆作品賞

○ アバター
□ しあわせの隠れ場所
□ 第9地区
□ 17歳の肖像
ハート・ロッカー
△ イングロリアス・バスターズ
□ プレシャス
□ A Serious Man
□ カールじいさんの空飛ぶ家
□ マイレージ、マイライフ


◆監督賞

プレゼンターのバーブラ・ストライサンドいわく
“ようやくその時代が来たようです!キャサリン・ビグロー”
初の女性監督の受賞だ。

キャサリン・ビグローのスピーチ
“すばらしい仲間がいました。”
脚本のマーク・ホールも、ジェレミー・レナーもスッタフみんなが涙ぐんでいた。

キャサリン・ビグロー(ハート・ロッカー)
○ ジェームズ・キャメロン(アバター)
□ リー・ダニエルス(プレシャス)
□ ジェイソン・ライトマン(マイレージ、マイライフ)
△ クエンティン・タランティーノ(イングロリアス・バスターズ)


◆主演男優賞

ケイト・ウィンスレットがプレゼンター。

5回目のノミネートで初の受賞!
ジェフ・ブリッジスのスピーチ。
“おとうさん、おかあさん、ありがとう。このオスカーは両親に与えたいと思います。”
スタッフへのサンクスは短めに・・!サンキュ ソォ マッチ でもサイコーだ!

ジェフ・ブリッジス(クレージー・ハートCrazy Heart)
○ ジョージ・クルーニー(マイレージ、マイライフ)
□ コリン・ファース(A Single Man)
□ モーガン・フリーマン(インビクタス 負けざる者たち)
△ ジェレミー・レナー(ハート・ロッカー)


◆ 主演女優賞

ショーン・ペンがプレゼンター。

ラジー賞のサンドラ・ブロックは最初で最後のチャンスをゲット!
“ほんとうに わたしが貰っていいのでしょうか・・・?”

ラジー賞、最悪主演女優の授賞式にも出席をしたとのことで、
ジョークわかる人だ。(「オール・アバウト・スティーブ」で、)

キャリー・マリガンを称えるために登壇した年上の彼氏役
ピーター・サースガードは、カツラをかぶっていたのか・・!
さすが、ガードが固い。

サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)
□ ヘレン・ミレン(The Last Station)
△ キャリー・マリガン(17歳の肖像)
□ ガボーレイ・シディベ(プレシャス)
○ メリル・ストリープ(ジュリー&ジュリア)


◆助演男優賞

プレゼンターでは、ペネロペ・クルスが登場。

この人は見かけよりも、けなげな人だ。
姫路城(「ラスト・サムライ」ロケ地、)まで、
トム・クルーズに、会いに来ていたことを思い出す。

予想通り、クリストフ・ヴァルツ
四ヶ国語でスピーチをして欲しかった・・。

スタンリー・トゥッチはカツラをかぶると不気味さが増す・・。

□   マット・デイモン(インビクタス 負けざる者たち)
□ ウッディ・ハレルソン(The Messenger)
○ クリストファー・プラマー(The Last Station)
△ スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)
クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)



◆助演女優賞

ロバート・ウィリアムズがプレゼンター。
ちょっと大人しかったな・・。

モニークが登壇すると、スタンディング・オベーションが起こった。
“BABY YOU ARE SO RIGHT” 正しいと思うことを!

主演女優賞ノミネートのガボーレイ・シディベは、
モニークの演技があってこそのノミネートだろう。

□   ペネロペ・クルス(NINE)
□ ヴェラ・ファーミガ(マイレージ、マイライフ)
○ マギー・ギレンホール(Crazy Heart)
△ アンナ・ケンドリック(マイレージ、マイライフ)
モニーク(プレシャス)


◆脚本賞

ハート・ロッカー  (マーク・ボール)
◎ イングロリアス・バスターズ
□ The Messenger
○ A Serious Man
□ カールじいさんの空飛ぶ家


◆ 脚色賞

ジェフリー・フレッチャーが、
思わぬ受賞だったのか、感動のあまり涙でぐしょぐしょだった。
主催者側から、マニュアルが出ていて、
授賞式では、オーバーに、泣かずに抑えて!ということだったらしいが、
これは仕方がない。泣いた者勝ちだ。

司会者、スティーヴ・マーティンの落としどころが面白かった。
“私が、彼(ジェフリー・フレッチャー)のスピーチの原稿を書いた。”


□   第9地区
□ 17歳の肖像
△ In the Loop
プレシャス  ジェフリー・フレッチャー
◎ マイレージ、マイライフ


◆撮影賞

「ハート・ロッカー」はここでは「アバター」に譲った。

マウロ・フィオーレの受賞スピーチ
“イタリアから4つのスーツケースを持ってアメリカに来ました。”

アバター   マウロ・フィオーレ
□ ハリー・ポッターと謎のプリンス
◎ ハート・ロッカー
△ イングロリアス・バスターズ
□ 白いリボン


◆編集賞

○ アバター
△ 第9地区
ハート・ロッカー
□ イングロリアス・バスターズ
□ プレシャス


◆美術賞

シガニー・ウィーバーがプレゼンター。

アバター
□Dr.パルナサスの鏡
○ NINE
△ シャーロック・ホームズ
□ ヴィクトリア女王 世紀の愛


◆衣装デザイン賞

サンディ・アウエル 「アヴィエーター」でも受賞をしている。

□   Bright Star  ブライト・スター
△ ココ・アヴァン・シャネル
○ Dr.パルナサスの鏡
□ NINE
 ヴィクトリア女王 世紀の愛 (サンディ・アウエル)



◆メイクアップ賞

ベン・スティラーがアバターのメイクアップで登場
ああれ、「アバター」は、ノミネートされてたっけ・・!?

△ イル・ディーヴォ
スター・トレック
○ ヴィクトリア女王 世紀の愛


◆視覚効果賞

アバター
△ 第9地区
○ スター・トレック


◆ 録音賞

◎ アバター
ハート・ロッカー   ポール・N・J・オットソン
△ イングロリアス・バスターズ
□ スター・トレック
□ トランスフォーマー リベンジ


◆音響編集(効果)賞

◎ アバター
ハート・ロッカー  ポール・N・J・オットマン
□ イングロリアス・バスターズ
スター・トレック
□ カールじいさんの空飛ぶ家


◆作曲賞

□ アバター
□ Fantastic Mr. Fox
○ ハート・ロッカー
△ シャーロック・ホームズ
カールじいさんの空飛ぶ家  マイケル・ジアッキー



◆主題歌賞 (歌曲賞)

「The Weary Kind」ザ・ウェアリー・カインド
歌は、 コリン・ファレルが実際に歌っている。

○ 「Almost There」夢まであと少し(プリンセスと魔法のキス)
□ 「Down in New Orleans」それがニューオリンズで(プリンセスと魔法のキス)
△ 「Loin de Paname」パリ、愛している(幸せはシャンソニア劇場から)
□ 「Take It All」テイク・イット・オール(NINE)  
「The Weary Kind」ザ・ウェアリー・カインド(Crazy Heart)



◆アニメーション映画賞

The Secret of Kellsは、「島のケルト」アイルランドが舞台

○ コララインとボタンの魔女 3D
△ Fantastic Mr. Fox
□ プリンセスと魔法のキス
□ The Secret of Kells
カールじいさんの空飛ぶ家


◆外国語映画賞

瞳の奥の秘密(アルゼンチン)フアン・ホセ・カンパネラ監督
スペインのアカデミー賞ともいわれるゴヤ賞にて、10部門にノミネートされた作品。

カンヌ映画祭:グランプリ受賞のUN PROPHETE(予言者)(フランス).
白いリボン(ドイツ)は,カンヌ映画祭:パルムドール受賞。
日本の「誰も守ってくれない」(Nobody to Watch Over Me、
モントリオール映画祭:脚本賞受賞)は、ノミネートをされると思ったのだが残念だ。

The Milk of Sorrow(ペルー)は、ベルリン映画祭:金熊賞、
国際映画批評家連盟賞受賞!!



□   Ajami アジャミ(イスラエル)
瞳の奥の秘密(EL SECRETO DE SUS OJOS)(アルゼンチン)
△ The Milk of Sorrow 悲しみのミルク (ペルー)
◎ UN PROPHETE(予言者)アン・プロフェット(フランス)
○ 白いリボン(ドイツ)


◆ドキュメンタリー映画賞(長編)

環境問題はいまやドキュメンタリー映画賞にはなくてはならないテーマとなっている。


日本のイルカ漁を告発した米映画「ザ・コーヴ」
が受賞。
環境保護団体が和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした映像を使用した。
「高濃度の水銀を含むイルカ肉をクジラ肉として販売している」などと、
日本の捕鯨を批判。環境先進国?日本としては辛い。


△ ビルマVJ 消された革命
ザ・コーヴ
□ Food, Inc. フード・インク
□ The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers
○ Which Way Home フィッチ ウェイ・ホーム


◆ドキュメンタリー映画賞(短編)

△ China's Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province
□ The Last Campaign of Governor Booth Gardner
□ The Last Truck: Closing of a GM Plant
Music by Prudence  ミュージック・バイ・ プルーデンス 
◎ Rabbit à la Berlin  ベルリンの野うさぎ


◆短編賞(実写)

□ The Door
◎ Instead of Abracadabra
△ Kavi  カヴィ
○ Miracle Fish
The New Tenants  ザ・ニュー・テナンツ


◆短編賞(アニメーション)

□ French Roast
△ Granny O'Grimm's Sleeping Beauty
○ The Lady and the Reaper (La Dama y la Muerte)
Logorama ロゴラマ  (ニコラス・シュメルキン)
◎ ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢







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