皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

真名板高山古墳と薬師堂①

2018-11-03 16:51:32 | 史跡をめぐり
行田市真名板にある高山古墳。高校生の時にはこの前の道を毎日のように自転車をこいでいた。小針のクリーンセンターから太田西小学校まで、延々と続く田んぼ道だ。加須市との境の手前に立派な山門が建っている。郷土史に興味のなかった高校時代、その姿を毎日目にしても何も感じず通り過ぎていた。前長100メートルを超える前方後円墳の脇にはこれも立派な板碑が建っている。鎌倉時代のもので市の文化財に指定されている。
真名板高山古墳の被葬者は利根川の水運を掌握していたと考えられていて、その古墳の規模からもかなりの有力な氏族であったと思われている。現在古墳は一基だけしか残っておらず、関東造盆地運動という地盤変動や古利根川などの河川の氾濫の影響を受けたと考えられている。
真名板という変わった地名の由来についても、『マナ』は小石や砂利の意味から来ているようで川の流れが連想される。
古墳に寄り添って建つ薬師堂には不思議な逸話が残っている。
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