皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

卯月の散歩道

2023-04-17 12:14:47 | 日記

統一地方選挙後半戦を迎え、市長、市議会とも激戦となりそうな一週間が始まりました。地区内の選挙候補者掲示板前を歩きながら、隣地区の城西公園まで歩きます。

月曜日の昼前ということで風も強いせいか誰もいない公園の残りの桜を堪能しました。

遊ぶ子供のいない遊具は少し寂しそうですが、つい五年前くらいまでは自分の子供と一緒に遊んでいました。

途中道端にはクローバーの茂みがあり、よく探すと四つ葉も見つけられます。人の生活リズムは様々で、自分たちのペースでこれからも歩いていければよいと考えています。

地区内のお宅の藤の花もきれいでした。年々樹勢を拡大しているようで屋根の高さまで紫の可憐な花が広がります。

以前と比べると選挙の街宣カーが減っているでしょうか。途中2台ほどすれ違いましたが、さほどにぎやかさはありません。それとも戦略の変化でしょうか。どうしても名前の連呼となってしまう街宣カーを回すより特定の場所で街頭演説等に注力しているように感じます。

自宅のつつじも所々色づき始めています。選挙が過ぎれば立夏を迎えます。四季の巡りは早いものです。立ち止まっている間はなかなかありませんね。

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合掌の気持ち

2023-01-26 20:41:34 | 日記

強烈な寒波に見舞われて、ここ関東も氷点下の真冬日となりました。昨晩の暴風でお社の木々も吹き飛ばされそうで心配しておりましたが、大きな被害もなく済みました。一夜明け、境内地を見回りながら自然の力に改めて思いを馳せ、人の営みの小さきを知る思いでした。

皿尾城土塁跡に繁る杉の木々は樹齢何年ほどになるのか定かではありませんが、長きに渡り風雨からこの社殿を守ってきてくれたことに変わりはありません。改めて早朝に手を合わせていました。

手水舎の竜神から流れ落ちる水が太い氷柱となって姿を変えています。ここ数年で見たことのない姿です。

手口をすすぎ、清らかな心身でお参りすることが神社参拝の作法とされておりますが、どうしてご神前にお参りすることで、より清らかな心持ちとなるのでしょうか。願いを神様に叶えていただくため、あるいは願いが叶ったお礼参り。

本来は良いときもそうでないときも、「今を生きていることへの感謝する」こととしてお参りすることが本来のあり方なのではないでしょうか。特に私のような鳥居の中に育った者はそうすることが自然な生き方なのでしょう。

そうした気持ちをご神前にお参りしたときだけではなく、日々の暮らしの中で常に持つことができればよいのですが、仕事や生活の流れの中で忘れてしまうことが多いのでしょう。

「生かされていることに感謝する 」気持ちを常にもちつづけることが叶わなくとも、何かの機会に「合掌」することで心が清らかになり、前向きで豊かな心持ちを取り戻すことができるのではないかと思います。

神社の参拝作法は二礼二拍手一礼とされることが多いのですが、穏やかに手を会わせ生かされていることに感謝することは作法以上に大切なことだと思います。

合掌

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新人戦 県大会予選~我ら忍中庭球部

2022-09-27 21:25:33 | 日記

令和四年中学校部活新人戦が始まりました。埼玉県大会の予選である北埼大会の団体戦が行われました。会場は加須市民公園です。

早朝4時からお弁当作りが始まっていました。忙しい大会の合間においしく食べられるようにと「肉巻きおにぎり」を作っていました。さすがにこういった調理は私にはできませんので作ってくれる奥さんに感謝するばかりです。

夏以降の練習試合での成績を見るとおそらく県大会に出場する実力はありそうですので期待は高まる一方でした。戦う本人以上に親のほうが力が入ります。初日の今日は団体戦。明日が個人戦です。大会運営の都合で今日の団体戦は保護者の観戦ができませんでしたので、一日ただ祈るだけでした。

一校から3ペアが出場し、リーグ戦で戦います。決勝もリーグ戦のようで成績上位の2チームが埼玉県大会に出場できます。私自身も同じ中学2年の新人戦で野球の県大会に出場し、準優勝したことがあります。

一日期待しながら神社内の草とりや畑の耕運などしていました。

夕方遅くに帰ってきましたのでてっきり決勝まで残ったものと思い、県大会出場ではないかと思い込んでいましたが、意外な結末でした。
サスペンデッド
日没による順延です。
また本人のペアは相方の怪我による棄権があり明日の決勝リーグには出場できないこととなりました。
ただし交代して出場したペアの頑張りで決勝リーグまで残れたこと、明日は審判として参加すること。
すべての結果を受け入れて、胸を張って帰ってきました。
自分の勝ち負けよりもチーム結果を優先する。ともに戦う仲間を大事にする。
負けても自分の役割を果たす。
団体戦の結果を個人戦で生かす。
すべて自分で答えを出していました。

中学校での部活が社会問題化しています。先生の引率や指導時間の拘束。また勝利至上主義や外部委託化など様々な問題に直面しています。
ただこうして部活を通して子供が人として大きく成長する機会にあふれている。
様々な側面から議論があっていいと思いますが、こうした貴重な経験ができるということだけは忘れないでほしいと願います。
指導してくださる先生はじめ、大会運営に携わる多くの方に感謝するばかりです。
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皿尾八幡宮の曼珠沙華

2022-09-23 21:35:52 | 日記

秋分の日も雨模様の一日でした。ここのところ台風の発生が多く、お彼岸商戦もどことなく寂しい日が続きます。

昨日の皿尾八幡宮の彼岸花の様子です。八幡宮は昔から氏子持ちのお宮て現在も神社庁下の登記神社ではありません。
こうした神社も各地に点在し代々その家々で守っています。神社という形よりも祖先から継いできた信仰が途切れていないのでしょう。

彼岸花は江戸期にはその様相から人々に恐れられる花だったようです。「幽霊花」「死人花」.とも呼ばれていました。
「曼珠沙華」という名は赤い花のことで、仏教では天界の花の意味します。
昼夜の長さが同じになる中日。真西に沈む太陽の先にご先祖様がいると信じられてきました。秋には感謝を捧げる自然信仰意味合いもあるそうです。

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花日記~水無月

2022-06-26 22:53:10 | 日記

今月六日の梅雨入りから三週間。はじめの十日ほど連日の梅雨もうようだったのが一転、ここ四五日厳しい暑さが続いています。水無月の四十度越えは観測史上初めて(伊勢崎)ということで昨日ニュースの話題も持ちきりでした。

紫陽花、朝顔が暑さで元気がないのをよそに、城跡脇の向日葵が一輪たくましくも花を咲かせています。夏を前にと驚きつつ、すでに夏至を過ぎましたので梅雨前線が北上すれば夏本番です。ややあまりの暑さに身体がついていかない気がしてなりません。

「夏を待ちきれなくて」
そんな思いを一輪の向日葵に感じています。
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