令和四年もコロナウィルス感染拡大と終息の狭間で社会が大きく揺れている。連日の新規感染者数と病床使用率、ワクチン接種の進行具合と数値化することで現状が分かりやすく伝えられている。
でも果たしてそうか。蔓延防止等重点措置と緊急事態宣言。こうした人の行動を制限することによって、終息に向かうかというとどうもそうではないらしい。もちろん感染は人から人へとするものであるから、人との接触をなくせば感染者数は下がるだろうが、それを現状維持できるかどうかは見通せない。報道のあり方、法律上の取り扱い基準、行動制限に対する強制力と保証の問題。多くの要因が絡み合って、進むべき方向性が定まっていないとみるべきだろう。
コロナ禍において規制を受けているのが飲食店。飛沫感染の温床と見なされ、規制の対象となりアルコール類の提供中心に営業時間も直接的に規制対象となっている。
昨今長引くコロナの状況下で、結婚式を迎える人たちの苦労が伝えられてもいる。前もってゲストを招待する難しさがコロナ禍でひときは
目立つ。学校や共同体の取り組みであればまた来年以降と仕切り直せるが、一生に一度(二度三度のひともいなくはないが)の祝いの席を設けるのか、やめるのか。やる直前で状況が悪化し、先に伸ばすのか。先に伸ばした結果、規模はどうするのか。キャンセルに対する請求はされるのか。悩みは尽きないだろう。
勤務先の人のお嬢さんが今年五月に結婚式をあげるときいた。よくよく聞けば昨年来二度の延期を乗り越えて、今回日程調整しているそうだ。これまでのキャンセル延期料を考えると、実質2度結婚式をあげる費用がかかるらしい。それでも二人今回はなんとかゲストを招待し、これまでの感謝の気持ちを伝えたいという。
こんなときに結婚式をあげるのかという人もいる。
こんなときこそ感謝を伝えたい、お互いの気持ちを知ってほしいと願う人もいる。
人それぞれ。私は応援したい。もちろん招待されているわけではないけれど。
五月に祝電を打つと約束して、今日もお疲れさまと言葉を交わた一月の最終日だった。