サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 キイロスズメバチの女王蜂

2024-06-06 07:30:00 | 山小屋
それは、神さんが見つけ発したひとことから物語は始まった!

神さん「箱の中に大きな蜂が入っていって出てこないけど、巣を作ったりしてないよね。」箱とは、暖炉に火を着ける時に燃やす小さな板の切れ端をまとめて入れている箱の事で雨に濡れないようにとテラスに置いていました。大きな蜂とは黄色スズメバチ。山の上には蜂の種類も盛りだくさんでそれこそオオスズメバチから蜜蜂まで色んな蜂たちがぶんぶん飛んでくるので慣れてはいるが、流石に家に巣を作ってもらっては困る。私も黄色スズメバチが1匹よく飛んでいるのは知っていたが、まさか30㎝×50㎝×40㎝hくらいの箱に板の切れ端を詰め込んでいるので隙間もほとんどないのに巣を作る訳が無いと思っていました。

次の日も神さんは、「見たと思うけど見間違いかな?違うところに入ったのかな?」と言っています。そんなに言うならと箱を棒でたたきますが、勿論蜂は出てきません。でも怖がりの神さんも譲りません。「箱をひっくり返して中を見てみたい」それならばと、箱を抱えて庭に運びひっくり返しました。

すると、そこには小さな正にスズメバチの巣と1匹の女王バチが飛び出しました。彼女もびっくりしたでしょうが、私もびっくり仰天!蜂の巣を恐る恐る確認すると既に幼虫が7~8匹大きく育っていました。その後、女王バチはその箱があった場所に戻ってきて自分の巣を探しています。私も蜂は一度巣作りした同じ場所に例え巣を壊されても何度でも作り直す事は経験上知ってましたから、同じ場所に巣を作らせない様に殺虫剤を周りに撒いて近づけない様にしておきました。これで、この場所を諦めて森のどこかに新たな巣を作ってくれたら良いのですが。

私達がそう思っていても、彼女はそうは思わないようで元作っていた巣の近くの家にある隙間の中をあちこち覗いていて、どうしても我が家に巣を作りたそうにしています。何度か殺虫剤を軽くかけて追い払いますが、その時は大急ぎで逃げていきますが、数時間するとまた戻ってきて同じことの凝り返し。流石に黄色スズメバチの大きな巣を作られスズメバチが飛び交う状況が出来てしまうと我が家も大変ですが、ご近所さんにも大変な迷惑になってしまいます。「もし、次に来たら死んでもらうから」と説明しても来てしまった女王蜂、已む無くお陀仏してもらいました。

山奥に人が入りこんでいる訳で、蜂も我が家を安全な場所として選んでくれたんでしょうが、こればかりは譲れません。「成仏してくれよ」と言うお話でした。










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