折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

「ごもっとも ごもっとも」

2021年02月02日 | 身のまわりの物


ミニミニ升と豆



ブログ「薫子のスケッチブック」さんの記事に節分の珍しい行事がありました。節分の豆を撒く父親の後を子供たちが窓を閉めては「ごもっともごもっとも」と言いながら家の中を廻るのだそうです。周囲にそんなことをする家は無く理由も分からないのだと。その様子を想像すると楽しいけれど理由も分からず言わされる子供にはちょっと恥ずかしいことかもしれないなとも思います。

聞いたことのない行事なので検索してみるとgoogleにはちゃんとありました。
埼玉県秩父の神社で節分の日に行われる「ごもっともさま」袴姿の年男が豆を撒くと後ろに控えた人たちがすりこぎを突き出して「ごもっともさま~」と叫び本社から末社まで繰り返して歩くのだとか。五穀豊穣、夫婦円満を願い子授けの奇瑞があるのだそうです。
他にも京都の一部地域やご先祖が諏訪地方の出身の方のお宅にも「ごもっともごもっとも」が伝わっているようです。と言う事はまだ日本のあちこちで今夜も大声だったり、ちょっと恥ずかしそうな小声だったりの「ごもっとも ごもっとも」は繰り返されているのかもしれません。

今年は私も「福はー内 鬼はー外」と豆を撒いて戸を閉めて次の部屋まで「ごもっとも ごもっとも」と移動しましょう。
「ごもっとも ごもっとも」がすんだら焼鰯を食べて恵方巻(切ります)も食べてお年越です。

ブログのおかげて楽しくて珍しい行事を知ることが出来ました。
薫子さんありがとうございました。



愛知県豊浜産 マイワシの塩揉み仕立て丸干し


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新鮮! (ふきのとう)
2021-02-02 10:37:26
口の開き具合といいなんとも新鮮な鰯の丸干しのスケッチですね。私も先程豆を炒りあげ鰯の風干しも出来上がり、いつもながらの節分の用意をしました。柊を目籠に挿して竿の先に吊るし軒先に高く掲げる風習も近頃は見かけることもなくなりました。
ふきのとうさんへ (ひろ)
2021-02-02 11:36:16
豆を炒ることもなく豆も干し鰯も買ってくるのですが、形だけは続けています。このほかに椎茸と根菜を入れたのっぺい汁もいただきます。実家では昔から12月31日と節分の「お年越」にはこの汁と鰯を食べていました。今はこれに恵方巻なるものが加わって、宣伝にのせられてシャクなのですが、食べないのも残念なのです。
美味しそう (ポッポちゃん)
2021-02-02 12:17:46
こんにちは!

節分の風習で「ごもっとも、ごもっとも」と
言って豆を撒くのは、珍しいですね!
京都の一部にもあるようですが、知りませんでした!

美味しそうな丸々と太った鰯が美味しそう!
こんがり焼いて、恵方巻とともに
厄除けを・・・
判明!! (ゆり)
2021-02-02 13:55:01
こんにちは。

ごもっともさまってあるんですね!?

私の実家がそうなんです(;^_^A
私は、それは主従関係だと思ってました(;^_^A

殿さまである父が豆をまき、私たち子供が家来の代わりで、
父の鬼は外!」の掛け声に続いて「ごもっとも~ごもっとも~」と大声で言うのはいやでした。
辺りより旧家でしたので、物言いが威張っている感じで、ご近所(離れてますが)に申し訳なく、とても嫌でした。
記事を拝見して何だか、心がスッキリ! 

ちなみに、嫁ぎ先は、「鬼のような人間が家に居なければいけない」そうで、豆まきはしないんですよ。
嫁いで「怖いこと」ばかりあったのは、そのせいだったんです(笑)
伝統行事.. (くーばあちゃん)
2021-02-02 14:30:10
ひろさん、こんにちは。
暖かくなって..部屋は日がいっぱい
差し込んでいます。

ごもっとも>
初めて聴きました。面白い伝統行事
ですね。ブログをしていると..日本を
知らないことがたくさんあって、この歳
になって勉強ですね。今宵もごもっともさんと豆をまくご家庭があるのですね。

丸干しが 口をあけて美味しそう😋
Unknown (薫子)
2021-02-02 16:05:55
こんにちは。
私のブログを見てくださってありがとうございます。
子どものころはこのかけ声は近所の家でも普通にやっているものと思ってました。
地方によって豆のまきかたもいろいろあるようですね。
節分の時には祖父や父の姿を思いだします。
ポッポちゃんさんへ (ひろ)
2021-02-02 17:09:09
こんにちは。
伝統行事は所によっていろいろ違いがあって面白いですね。
私は同じ所にずっと住んでいるので、他の地域の事を知らないままです。
ブログのおかげで思いがけないことを教えていただけます。

今年はコロナの鬼も退治しないといけませんね。
ゆりさんへ (ひろ)
2021-02-02 17:18:32
ゆりさんのご実家も「ごもっとも~・・・」でいらしたんですね(*^_^*)
たしかにお殿様と家来の物言いのようでもありますね。本当のもともとが何だったか知りたくなりました。

豆撒きしないで鬼が居付いたままの家を任されて、ゆりさんには鬼もかなわなかったようですね。山の神さんは鬼より強し!です(^o^)/
くーばあちゃんさんへ (ひろ)
2021-02-02 17:23:34
こんばんは。
ほんとうに知らないことが多くて、だから面白いってこともありますね。
今夜もあちらこちらで「ごもっとも ごもっとも」と言われている所があると思うだけで楽しいです!
日本から世界の方まで繋がって知らない世界を見せてくれるブログ、すごいですね!
薫子さんへ (ひろ)
2021-02-02 17:27:27
こんばんは。
お断りもしないで薫子さんのブログをご紹介してしまったこと、ごめんなさい。
とても楽しい行事に一人で情景を想像して笑ってしまいました。是非皆さんにも知っていただきたくて記事にしました。
薫子さんも長野のご出身とか、長野では「ごもっとも・・・」は今も残っているのかもしれませんね。

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