
東京駅前御幸通りの銀杏並木
旅の1日目、夕方からはひとり旅。
東京メトロ千代田線・JR京浜東北線と来た道を戻って上野駅へ。駅は広くて・・・どっちへ行くのかしばらく迷って目指した出口はホテルへ近く、正解でした!日暮れが早い時期なので暗くなるまでにはと予定通りにチェックインしたのは小さなビジネスホテル。夜には上野鈴本演芸場に行きたかったので上野で泊ることにしたのです。40年以上も前に子供を連れて東京見物に行った時にも昼はパンダを見て夜は鈴本へ行きました。今回は思い出を懐かしむ気持ちもありました。夜の部は4時半開場、5時開演、全席自由席で私は前から3列目。終わる頃には客席は半分以上は埋まっていたように見えました。私の聴こえが悪くなっているのが心配でしたが、雰囲気だけでも楽しもうと思っていたらマイクもあって、多少分からなくても十分楽しむことが出来ました。入場料は3千円、ネットのチラシをプリントして持って行くと200円引き、ちゃんと持って行きました。
落語に太神楽、講談、粋曲(三味線)、奇術に紙切りと取り混ぜて楽しい2時間半。最後は演者が日替わりの「年の瀬に聴く芝浜と掛け取り」で、この日は金原亭馬玉さんの「芝浜」初日のせいか一生懸命さが伝わってきて…などと生意気なことを思ってしまいました。40年前ここで聞いたのは、まだ林家正蔵だった彦六さんの「首提灯」、止まりそうなほどの間とゆっくりゆっくりの話し方なのに引き込まれて、今も忘れられないでいます。
今回は紙切りも楽しかった。題を注文した人に切った紙をプレゼント、いただいた人はご祝儀の袋を渡して・・・こうしたやり取りも初めて知って新鮮でした。出た題名は「虎」「ロケット」「消灯ラッパ」三味線と太鼓に合わせて出来上がるのはやっぱり楽しいし凄い事。

切符売り場の上でハネ太鼓を打つ前座さん

あっという間に8時を過ぎて、デテケ デテケ テンデンバラバラ のハネ太鼓と「ありがとうござました~」と言う声に送られてホテルに向かう街は居酒屋さんが並び、若い人で大賑わい。コロナなんてすっかり消えたような雰囲気でした。私はお昼の鰻と草団子でちっともお腹が減らないので夕食替わりにコンビニで小さなケーキを1個買いました。
ホテルでは、入浴もエアコンもテレビも問題なく使えたのに隅っこのライトの消し方が分からない。仕方がないので入り口のカードを抜いて全部消灯、これでゆっくり寝られました。
1日目は、ほぼ問題なく過ごせて「まだ私、ひとり旅しても大丈夫」と思えたのも大きな収穫の一日でした。
1日目…歩き過ぎ!
歩行距離 11・3㎞
歩数 17149歩
登った階数 6階

東京駅
つづく・・・何日かかるのかしら・・・