
先日、兄嫁とお茶を飲みながらおしゃべりしていると「この間の土筆ねぇ、懐かしてねぇ昔の事を思い出したわ」と。この間の土筆と言うのはもう10日以上も前にお裾分けした土筆の事。以前、一年に1度は食べたいと私の姉に話した事があり、春になると届けてくれます。姉の家の近くにはまだ少しは空き地や畑があり土筆も生えるようですが「土筆摘みに来てと言えるほどには生えなくてね」と、私一人分ほどの土筆を「絵にも描けるように」とハカマを付けたまま、スギナも数本は加えて届けてくれます。今年のその日はちょうど私が出かけていて帰ると玄関に土筆の袋と一抱えのネギが置かれていました。「電話してくれたら家に居たのに」と私。「ついでがあったから行っちゃったの」と。

姉の友人の畑でとれた葱

根元を残して植木鉢に植えたら育ってきた葱
早速スケッチ用に形の良いのは取り分けて、夕食用に1皿分ほどハカマを取って今年初物の土筆の卵とじが出来ました。残りは夕食後にハガキに数枚スケッチして、翌朝ハカマを取ってサッと茹でました。と、そこへ兄嫁さんがピンポーン。「今ね土筆を茹でてたの」と言うと「へ〜っ土筆ってもう2、3年も食べたことが無いわ。春の味ねぇ~いいねぇ」と言われてしまい「私は昨日も食べたから、少ないけどどうぞ」とそっくり袋に入れて、葱も一緒にお裾分け。それから10日も立ってから「懐かしかった・・・」と言う話になりました。2、3年食べたことが無いって言っていたけれど本当は10年以上前だったらしい。月日や時間が時々あやふやになる兄嫁さんなのに10日も前の事を「美味しくて懐かしかった」と言われ、よほど印象深かったのだろうと思います。いくつになっても子供の頃の食べ物の記憶は残っていてそれが切っ掛けになって次々と懐かしい情景を思い出す。兄嫁さんより10歳若い私でもやっぱりそうだよなぁ・・・と。小学生の頃の春休みに母と土筆摘みに出かけた日のことを思い出していました。

懐かしい土筆の贈り物がいいですね!
スケッチして良し、食べて良しの土筆・・・
花を見て土筆の卵とじをいただいて、春が来たことを実感します。本当は一面に生えた土筆を自分で摘みたいのですけれど、気軽に行ける場所が無くなりました。
ワラビやコゴミ等も摘みに行けるといいのですけどね、なかなか・・・。
玉子とじとか炊き込みご飯が美味しいですね。
今年は久しぶりに食べようかな?
ワラビ、コゴミ、タラの芽・・・いいですねぇ~
名古屋近くで採れるのはツクシくらいです。
それでも春を感じられて嬉しいです。
ひろさんのブログは魅力的です!!季節感があるし、それに絵も入るし…今日も心癒されました。ありがとうございました。
ふきのとうさんのお宅が近ければ・・・でもかなり遠くて、残念。で、「薬草観察と山菜取り」と言うツアーを申し込みました。山の雪が消えた頃の催行です。山菜に詳しくないので先ずお話もあるのが有難いです。行くことが出来たらまたブログにアップしますね。