9月2日(火)
第93号平成26年度箕面市一般計補正予算 第3号 災害復旧予算への質疑
2014年9月2日 名手宏樹
箕面市は住民の声を聞き丁寧にこたえ住民と共に今後の防災対策を
8月24日、集中豪雨で、如意谷の雨量計では一時間70ミリを記録しました。箕面市では如意谷5丁目と3丁目に避難指示が出され、如意谷住宅団地では、避難指示に対して住民の一部は住宅集会所へのいったん避難がなされましたが、市の指定の避難所が第二中学校であるため、夜10時ころにいったん避難した住民に第2中学校に移動が呼びかけられ、その他、住宅住民にも避難指示が呼びかけられました。
①避難指示で災害対策本部は被害の状況を把握して避難の必要性を伝えたか?
しかし、大雨でどこで土砂崩れを起こして、どんな被害がでているのか多くの住民には伝えられず、避難の必要性が伝わらなかったように聞き及んでいます。市として、災害対策本部として、被害の状況をどう把握して地元住民や自治会などに伝えたのでしょうか?
②豪雨の中、第2中学校への避難移動は危険、困難が伴うのではないか?
これまでも、山手の如意谷地域の避難所が第2中学校であることについて、様々な議論がなされてきましたが、豪雨が激しい中を、いまだ水の勢いが激しい中、急な坂や階段を下りて第2中学校まで夜中に移動することは逆に危険性や困難が伴うのではと思われますが見解を伺うものです。
③市営住宅の指定管理者からの避難誘導はおこなわれたか?
また、市営如意谷住宅の住民の方々も第2中学校に避難されました、先日8月28日におこなわれた、市営住宅評価委員会(適正管理委員会?)に出されていた資料では指定管理者の役割では、「避難の際の指示誘導」が入っていましたが、今回の場合、指定管理者がその役割を行われたのでしょうか?今回の指定管理者の対応をお聞かせ下さい。
今回の豪雨では箕面3丁目から4丁目、5丁目と広範囲にも被害が広がりました。その原因は、先にのべた一時間70ミリにもおよぶ豪雨が、才ケ原川の上流から川や水路を斜面にそって流れ落ちたのが原因だと考えられます。そして、箕面3丁目にはその川が大きく溢れた個所があります。
26日と28日に近所の住民数人から当時の状況をお聞きしました。6時45分ごろ以後から、川の水位が急速に上がり、すぐに市と消防と警察に電話を入れて、川側の水門をあけてほしいと連絡を入れても、なかなか来てもらえず、消防と警察はきてもらえたが「水門は市でないと開けられない」といい、みるみる川が溢れだし、たちまち道路が川のようになった、消防は、濁流に足をとられながら家にいる私たちを助けようとしてくれたが、外に出るのはむしろ危険で、「家の中で退避していてほしいということになった」、溢れた水の流れはどんどん増え付近の家の壁にぶつかり坂道にそって川のように下に流れていった。駐車していた車も水没、水が床上にも上がる勢いで迫り、生臭い泥水が多くの家の周りをおおいつくしていった。家の前の頑丈なブロックや壁で幸い、大きな被害はまぬかれたが、車は水没で廃車、空調機の室外機やふろ用ボイラーが破損するなど地域の家庭で多くの被害がでた。
周辺の方々も口々に急に水があふれ、水かさがみるみる増し、道路が濁流の川のようになって流れ落ちてゆく怖さを語られました。
④箕面3丁目の才ケ原川と才ケ原川バイパスの分岐点の大量の水の溢れが広範囲の被害の原因ではないか?
この、箕面三丁目の才ケ原川と才ケ原川バイパスと呼ばれる分岐点から水が大量に溢れだしたことが箕面3丁目周辺に、ひいては下流の地域の4,5丁目に広範囲に被害を及ばした原因ではないでしょうか?
⑤何が原因でバイパスの水の流れが遮られたのか?
才ケ原川バイパスの流れ口部分に大きく頑丈な鉄格子がついていますが、何が原因で濁流が流れなくなった、濁流が飲み込めなくなったと考えられるのでしょうか?後に、詰まったものが取り除かれ、きれいに清掃されましたが、主に何が水の流れを遮っていたのでしょうか?バイクが落ちていたとの証言もありますが、清掃はどうだったのでしょうか?
⑥上流の才ケ原川の才ケ原池の管理の体制は市にあるのか?
さらに、才ケ原川の上流では、すでに砂防ダムなどが、土砂で埋まってしまっているとの話も地域の方からお聞きしましたが、上流の流水を弱める力なども落ちているのではないでしょうか?
才ケ原池は市が当時、水道部が非常水源として買い取り、才ケ原川も大阪府から箕面市に管理が移管されているのではないでしょうか?その管理のノウハウを箕面市は持ち合わせて、管理の体制があるのでしょうか?
⑦箕面2丁目の墓地建設の造成地の状況をどう把握しているか?
また、現在、山麓線から風の杜までの府道が通行禁止となっています。いまどのような状況なのでしょうか。箕面2丁目の墓地開発は今、造成が終わったと聞いていますが、今回この造成地が崩れたのではないかと聞いています。現在どのような状態なのが説明を求めます。
⑧才ケ原バイパスが流れていれば、雨量を飲み込める容量があったのか?
かりに、大型のごみなどで水がせき止められないで、上手く、才ケ原川バイパスながれていれば、バイパスの容量は今回の雨量を飲み込めるだけの容量あったと考えられるのでしょうか?
⑨才ケ原川への水門の当時の対応と管理の責任はどこにあるのか?
また、この分岐点には、一方の才ケ原川には水門が設置されています。近隣住民が、豪雨になり、水が溢れる前に市に連絡し、「水門をあけてほしい」といっておられたのに、なぜ、動けなかった、なぜ対応出来なかったのでしょうか?水門は、何のためにあるのでしょうか?どこが管理しているのでしょうか?「後日、豪雨が収まり27日の朝早く、少し水門を開けました」がどうして周辺住民説明もなしにおこなうのでしょうか?
⑩直近の貯水池の活用の責任はどこにあるのか?
さらに、この分岐点の直近、上には貯水池があります。今回の豪雨では機能したとは思われません。この貯水池はなんのためにあるのでしょうか?活用の責任はどこにあるのでしょうか?流量調整に活用できるならば、市としても活用すべきではないでしょうか?
⑪地域住民への説明や正確な情報提供で住民、市民とともに防災対策をすすめるという姿勢はあるのか?
地域の、住民の方々は、今回の豪雨で住民がもっと身近な災害対策に関心をもち、災害を減らす方向に自らも働きかけてゆかなければならないと考えておられます。そのためにも、箕面市に対しては地域住民の方々にしっかりと納得のゆく説明をおこない、正確な情報を伝えて頂きたいのです。市がそのたち場に立つことが住民と共に、住民参加での防災対策をすすめることではないでしょうか?
以上、本 災害復旧対策 補正予算への質疑といたします。
第93号平成26年度箕面市一般計補正予算 第3号 災害復旧予算への質疑
2014年9月2日 名手宏樹
箕面市は住民の声を聞き丁寧にこたえ住民と共に今後の防災対策を
8月24日、集中豪雨で、如意谷の雨量計では一時間70ミリを記録しました。箕面市では如意谷5丁目と3丁目に避難指示が出され、如意谷住宅団地では、避難指示に対して住民の一部は住宅集会所へのいったん避難がなされましたが、市の指定の避難所が第二中学校であるため、夜10時ころにいったん避難した住民に第2中学校に移動が呼びかけられ、その他、住宅住民にも避難指示が呼びかけられました。
①避難指示で災害対策本部は被害の状況を把握して避難の必要性を伝えたか?
しかし、大雨でどこで土砂崩れを起こして、どんな被害がでているのか多くの住民には伝えられず、避難の必要性が伝わらなかったように聞き及んでいます。市として、災害対策本部として、被害の状況をどう把握して地元住民や自治会などに伝えたのでしょうか?
②豪雨の中、第2中学校への避難移動は危険、困難が伴うのではないか?
これまでも、山手の如意谷地域の避難所が第2中学校であることについて、様々な議論がなされてきましたが、豪雨が激しい中を、いまだ水の勢いが激しい中、急な坂や階段を下りて第2中学校まで夜中に移動することは逆に危険性や困難が伴うのではと思われますが見解を伺うものです。
③市営住宅の指定管理者からの避難誘導はおこなわれたか?
また、市営如意谷住宅の住民の方々も第2中学校に避難されました、先日8月28日におこなわれた、市営住宅評価委員会(適正管理委員会?)に出されていた資料では指定管理者の役割では、「避難の際の指示誘導」が入っていましたが、今回の場合、指定管理者がその役割を行われたのでしょうか?今回の指定管理者の対応をお聞かせ下さい。
今回の豪雨では箕面3丁目から4丁目、5丁目と広範囲にも被害が広がりました。その原因は、先にのべた一時間70ミリにもおよぶ豪雨が、才ケ原川の上流から川や水路を斜面にそって流れ落ちたのが原因だと考えられます。そして、箕面3丁目にはその川が大きく溢れた個所があります。
26日と28日に近所の住民数人から当時の状況をお聞きしました。6時45分ごろ以後から、川の水位が急速に上がり、すぐに市と消防と警察に電話を入れて、川側の水門をあけてほしいと連絡を入れても、なかなか来てもらえず、消防と警察はきてもらえたが「水門は市でないと開けられない」といい、みるみる川が溢れだし、たちまち道路が川のようになった、消防は、濁流に足をとられながら家にいる私たちを助けようとしてくれたが、外に出るのはむしろ危険で、「家の中で退避していてほしいということになった」、溢れた水の流れはどんどん増え付近の家の壁にぶつかり坂道にそって川のように下に流れていった。駐車していた車も水没、水が床上にも上がる勢いで迫り、生臭い泥水が多くの家の周りをおおいつくしていった。家の前の頑丈なブロックや壁で幸い、大きな被害はまぬかれたが、車は水没で廃車、空調機の室外機やふろ用ボイラーが破損するなど地域の家庭で多くの被害がでた。
周辺の方々も口々に急に水があふれ、水かさがみるみる増し、道路が濁流の川のようになって流れ落ちてゆく怖さを語られました。
④箕面3丁目の才ケ原川と才ケ原川バイパスの分岐点の大量の水の溢れが広範囲の被害の原因ではないか?
この、箕面三丁目の才ケ原川と才ケ原川バイパスと呼ばれる分岐点から水が大量に溢れだしたことが箕面3丁目周辺に、ひいては下流の地域の4,5丁目に広範囲に被害を及ばした原因ではないでしょうか?
⑤何が原因でバイパスの水の流れが遮られたのか?
才ケ原川バイパスの流れ口部分に大きく頑丈な鉄格子がついていますが、何が原因で濁流が流れなくなった、濁流が飲み込めなくなったと考えられるのでしょうか?後に、詰まったものが取り除かれ、きれいに清掃されましたが、主に何が水の流れを遮っていたのでしょうか?バイクが落ちていたとの証言もありますが、清掃はどうだったのでしょうか?
⑥上流の才ケ原川の才ケ原池の管理の体制は市にあるのか?
さらに、才ケ原川の上流では、すでに砂防ダムなどが、土砂で埋まってしまっているとの話も地域の方からお聞きしましたが、上流の流水を弱める力なども落ちているのではないでしょうか?
才ケ原池は市が当時、水道部が非常水源として買い取り、才ケ原川も大阪府から箕面市に管理が移管されているのではないでしょうか?その管理のノウハウを箕面市は持ち合わせて、管理の体制があるのでしょうか?
⑦箕面2丁目の墓地建設の造成地の状況をどう把握しているか?
また、現在、山麓線から風の杜までの府道が通行禁止となっています。いまどのような状況なのでしょうか。箕面2丁目の墓地開発は今、造成が終わったと聞いていますが、今回この造成地が崩れたのではないかと聞いています。現在どのような状態なのが説明を求めます。
⑧才ケ原バイパスが流れていれば、雨量を飲み込める容量があったのか?
かりに、大型のごみなどで水がせき止められないで、上手く、才ケ原川バイパスながれていれば、バイパスの容量は今回の雨量を飲み込めるだけの容量あったと考えられるのでしょうか?
⑨才ケ原川への水門の当時の対応と管理の責任はどこにあるのか?
また、この分岐点には、一方の才ケ原川には水門が設置されています。近隣住民が、豪雨になり、水が溢れる前に市に連絡し、「水門をあけてほしい」といっておられたのに、なぜ、動けなかった、なぜ対応出来なかったのでしょうか?水門は、何のためにあるのでしょうか?どこが管理しているのでしょうか?「後日、豪雨が収まり27日の朝早く、少し水門を開けました」がどうして周辺住民説明もなしにおこなうのでしょうか?
⑩直近の貯水池の活用の責任はどこにあるのか?
さらに、この分岐点の直近、上には貯水池があります。今回の豪雨では機能したとは思われません。この貯水池はなんのためにあるのでしょうか?活用の責任はどこにあるのでしょうか?流量調整に活用できるならば、市としても活用すべきではないでしょうか?
⑪地域住民への説明や正確な情報提供で住民、市民とともに防災対策をすすめるという姿勢はあるのか?
地域の、住民の方々は、今回の豪雨で住民がもっと身近な災害対策に関心をもち、災害を減らす方向に自らも働きかけてゆかなければならないと考えておられます。そのためにも、箕面市に対しては地域住民の方々にしっかりと納得のゆく説明をおこない、正確な情報を伝えて頂きたいのです。市がそのたち場に立つことが住民と共に、住民参加での防災対策をすすめることではないでしょうか?
以上、本 災害復旧対策 補正予算への質疑といたします。