5月 3日(月)
今日は憲法記念日、日本国憲法が施行され、75年目の憲法記念日です。5月3日と11月3日に毎年集会をされている「ピースウォーク」の市民集会、箕面市 芦原公園 に参加させていただきました。発言の機会をいただきましたので、連帯のご挨拶をを述べさせていただきしました。ご紹介します。
「ピースウオーク」ご参加のみなさん。コロナ感染症がひろがる、「緊急事態宣言」の大変な中、感染対策、ソーシャル・デイスタンスを取りながらの開催運営のご苦労に感謝と連帯のメッセージをおくります。 2021年5月3日憲法記念日
憲法審査会で改憲策動
国会では、このコロナ禍のもとで憲法改定・改悪の原案を発議する憲法審査会が憲法を変える国民投票法改定案をめぐり緊迫しています。自民党と公明党に維新も加わって、連休明けの6日にも、衆院憲法審査会で「国民投票法案」の採決を狙っています。
憲法審査会は07年、第1次の安倍政権が設置し、国会法で改憲原案を発議する権限をもたせました。多数の国民世論は、改憲を求めていません、憲法審査会を動かす必要ありません。
改憲・国民投票法案を8度も阻止してきた
自民・公明党などは、憲法審査会を舞台に憲法をかえる策動をおこない、第2次安倍政権以降、「9条に自衛隊を明記する改憲案」を審査会もちこもうとしました。また、国民投票法 改定案 を提出し憲法を変える呼び水にしようとしています。
しかし、海外でアメリカといっしょに戦争をすることになる安保法制を強行し、立憲主義・憲法にもとづく政治を壊してきた安倍政権に憲法を語る資格はありません。「安倍政権のもとでの改憲は許さない」と改憲案や国民投票法改定案の採決を、これまで8回も国会で連続で阻止してきました。
コロナ禍に乗じた改憲策動を許すな!
ところが、菅政権に代わって、焦りを強めた自民党が強引に憲法審査会を開くことを画策し、コロナ危機でまともな対策をしないばかりか、3度目の「緊急事態宣言」で国民が未曽有の苦しみの中にある中で、コロナ危機に乗じて、火事場泥棒のように改憲策動をすすめることは許されません。
平和に生きる権利を守ろう!
菅政権のもと、4月の日米共同宣言に、52年ぶりに「台湾海峡の平和と安定」が書かれ、「台湾有事」の際に安保法制が発動される危険が高まっています。「有事の時の法制度」という言葉をキーワードに進められる改憲策動を押しとどめることはいよいよ重要です。戦争に巻き込まれない、戦争に加担しない、平和の憲法、平和に生きる権利を守りましょう。
大阪の医療は「極限状態」
さて、箕面市内のコロナ感染者は1月の145の倍を超え、4月は334、5月も1日6人、2日12人と増え続けています。重傷者や死者もふえ、大阪では29日は過去最悪44人、1日も41人のこれまで1500人の死者がでています。医療削減をすすめてきた維新や吉村知事でさえ大阪の医療は「極限状態」といいます。
箕面市もコロナに乗じた行革
こんなコロナ禍の下で、箕面市では、維新市政のもとで、「コロナで税収が減った」からと、税収が減ったこと自体、市民の暮らしが大変になっている証なのに「新改革プラン」を策定し、公立の幼稚園・保育所の全廃、民営化、市立病院まで移転にともない、このコロナ禍のもと民営化など運営のみなおし、国際交流協会とメイプル文化財団の統一など効率化一辺倒の、市民の命や暮らしをまもる予算、保育や教育への予算をさらに削ろうとしています。コロナに乗じた行革です。
北急延伸事業費増額、一方、市民への責任は放棄
一方、北大阪急行延伸事業では、資材や工賃、設計変更などを理由に224億円も増額し、650億円から874億円に増やしました。工事をすすめる大林組、大成建設などゼネコン言いなりです。競艇事業であがった収益をさらにつぎ込むとしていますが、競艇事業には反対ですが、北急延伸事業に多額の税金をつぎ込む一方での市民の暮らし福祉への市民サービスの切り捨て、市の責任の放棄はゆるせません。
オリンピックは政治の責任で中止を決断を!
最後に、こんな時期に、オリンピックなど、とんでもありません。ワクチン接種もワクチン確保すら見通しはありません。医療が緊急事態なのに、オリンピックを開催に1万人の医療従事者が必要といわれる医療の体制は確保できません。日本で世界で死者が日々が出ているのにアスリートだけは、隔離と検査で守られた大会などオリンピック憲章に反するのではないでしょうか?東京都、国と責任を押し付けあうのではなく、政治の責任で中止の決断をすべきです。
今、必要なのは国民の命を守る政治
いま、必要なのは、コロナで頑張る医療機関への物心の支援、PCR検査などの検査の大幅拡充、早期発見、治療への支援、ワクチンの確保と接種の体制、休業、失業への補償などコロナ対策に集中し、コロナ抑え込みをはたし、憲法にもとづく国民と府民の命を守る政治を実現させましょう。