12月30日(金)
③コミュニティワーカーとCSWとの役割と財源について
箕面市でのささえあいステーションは、「市の委託を受けた箕面市社会福祉協議会の職員が、身近な総合相談窓口として住民のあらゆるお困りごとを受け止め、適切な支援機関につなぐ役割を担い。住民のお困りごとの背景となる地域課題などを見つけ、その解決をめざして地域関係者との情報共有や取組を検討するなど、地域づくりを推進する役割も担い、平成31年2019年4月から8つのモデル校区にあった拠点を、令和4年2022年4月からは、市内全域の14小学校区に拡大し。市社協職員が住民とともに地域の課題に取り組む」と全小学校区に拡大されたことは大きな前進です。
しかし、この社会福祉協議会の職員は、市町村社会福祉協議会のコミュニティ・ワーカーとしての位置づけになるのではないでしようか?
支えあいステーションの財源はすべて介護保険会計からでているのでしょうか?
社会福祉協議会のコミュニティ・ワーカーとCSWとの財源と役割の違いは何でしょうか? 府のCSW交付金活用で財源と運用がかわるのでしょうか?
答弁;「コミュニティワーカーとCSWとの役割と財源」について、ご答弁いたします。
まず、「ささえあいステーション職員の位置づけ」についてですが、ささえあいステーション職員は、支え合い体制の構築などの地域福祉推進機能を担っていることから、市社協のコミュ
ニティワーカーに位置づけられます。
次に、「ささえあいステーションの財源」についてですが、同事業は介護保険の地域支援事業における「生活支援体制整備事業」に位置づけられ、その事業費は、すべて特別会計介護保険事業費の地域支援事業費により賄っています。
次に、「社協のコミュニティワーカーとCSWの財源と役割の違い」についてですが、社協のコミュニティワーカーを含むささえあいステーションに係る事業費は地域支援事業費の対象です。なお、先ほ
どご答弁したとおりCSWは、「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」の対象となりますが、本市では活用しておりません。
役割としては、CSWは、地域でお困りのかたの個別的ニーズの支援と個別支援を通じた資源の開発、地域づくりを行う役割を担っているのに対し、社協のコミュニティワーカーは、一般的に、地域共通の課題の解決を図るために、地域組織や住民の活動などの支援をおもに担うものであると認識しています。
次に、「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金におけるCSW配置促進事業の活用で財源と運用が
変わるのか」についてですが、制度の運用方法については大きな違いは生じないものと考えていますが、ささえあいステーションの財源である地域支援事業費は国・府等の特定財源割合が一定ですが、府交付金は毎年度府内市町村の申請状況や実績額により交付割合に変動があります。
本市としては、より安定した財源を確保するため、地域支援事業交付金と府交付金の交付枠を最大限活用しているものです。以上でございます。
名手;答弁でも「CSWは地域資源の開発と地域づくりを行う」と「コミニテイーワーカーは地域組織や住民活動などの支援」と役割の違いを認められています。
CSWのほうが、「資源の開発と地域づくり」と役割がより重いのです。
「ささえあいステーションの財源は、介護保険事業の地域支援事業費で国・府等の特定財源割合が一定」であるのに対して「CSWの府交付金は実績額により交付割合に変動がある」として財源的に確保しやすい介護保険の特定財源で賄おうとしているように思えます。
しかし、CSWとCOWは役割が違います。