日本共産党箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面コミュニティバス「オレンジゆずるバス」運行開始記念式典

2010年08月29日 23時25分00秒 | 地方政治
8月29日(日)
 暑い、暑い8月も残り2日、今日も豊中市では37度から8度と最高に暑い日が続いています。
 午後1時から、箕面コミュニティバス「オレンジゆずるバス」運行開始に先立ち行われた記念式典に参加しました。すでに市内各地にバス停が作られ、試行運転でバスが走っていますが、運行は9月1日からです。
 式典参加後、車椅子に乗った羽藤議員とバスの車内を見て周り、かやの中央一周試乗させていただきました。


 29人乗りのマイクロバスでこれまでのMバスでは入れなかった東部の東山住宅や小野原、西宿今宮地域にも運行されるようになりました。これは私たちも要望していたことが実りました。
 しかし、料金がMバスでは無料だったのが基本で200円(子ども、70歳以上、障害者100円)と実質有料化になっています。
 老人福祉センター・松寿荘の前まで入らず、中央線上で降ります。センターまで50メートルほど歩きます。センターの利用に影響するでしょう。
 各地を巡回して走るため、基本料金210円の阪急の路線バスより時間がかかることがあります。目的地へ直行できる路線バスが減らされれば逆に不便になります。
 かやの中央が運行の中心のひとつとなり、北行きで萱野2丁目-坊島4丁目付近をすべてのバスが通行するため10分に1本の運行となります。狭い地域の交通で支障がでないでしょうか?
 「利用が多い路線のサービスは増便などもっとよくなるが、利用が少ない路線は減らされる」なら市民の足としての公共交通の意義があるのでしょうか?
 

 午後2時すぎから、中央生涯学習センターに移動して「生涯学習センター公民館について学びあう集い」に参加しました。「公民館・生涯学習センターの役割と現在の課題」とした公民館運営審議会委員の福島氏の講演をお聞きしました。地方行革の中で箕面市でも公民館・学習センターへのあり方の見直しが迫られています。「権利として保障される学習・活動とは、多くの市民が納得できる公民館・学習センターのあり方をどう定めてゆくかが課題」ということでしょうか?



市立病院・ライフプラザの駐車場有料化」委員会で否決

2010年08月05日 00時08分00秒 | ノンジャンル
8月5日(木)
「市立病院・ライフプラザの駐車場有料化」委員会で否決
 4日、市議会民生常任委員会が開催され、市立病院とライフプラザの駐車場を民間の駐車場事業者に貸して有料化する条例改正が6月に続いて再び審議され、賛成少数で否決されました。
 今回の市立病院の有料化はこれまで「3時間まで無料でこれを越えれば30分ごと200円ずつ増加する、患者は無料」を「30分まで無料でこれをこえると、3時間まで100円、その後30分ごとに100円ずつ増加」「患者・付き添いは何時間でも100円、障害者・時間外急患等は無料」へと変えようとするものです。
 
 委員会採決の結果は、
 反対3(共産、市民派ネット、民主)、
 賛成2(自民)
 倉田市長提出の条例改正が委員会で否決されたのは初めてのことです。
 しかし、9月議会初日(9月2日)の本会議採決では、否決されるかどうか、微妙です。(別項参照)

条例改正の内容
  「総合保健福祉センター条例」と「病院事業設置条例」から駐車場使用料金表を削除することの1点だけで、その改正が持つ意味は次の通りです。
 ①市立病院およびライフプラザの駐車場(3ケ所)を民間の駐車場事業者に賃す(要するに民間駐車場になる)。
 ②利用者は駐車料金を駐車場事業者に払うことになり、これまでのように病院または市(ライフプラザ)に支払うのではないので条例に料金の規定が不要になるので削除する。
 ③これまで事実上無料だった駐車料金を有料化することによって得た売上金の中から、駐車場事業者は病院または市(ライフプラザ)に賃料を納める。(市がもうかる)
 ④事業者は売り上げの5%(例えば)をもらう。(駐車事業者ももうかる)
 つまり、市民の財産である市の土地を民間の駐車場事業者の儲けの対象として提供し、あわせて病 とライフプラザの収入をふやすことなのです。

 3年前の3月に地方自治法が改正施行され、「行政財産に余裕があれば貸付できる」ようになった(規制緩和)ので、倉田市長はここに目をつけて、収益を増やすため条例改正を提出したのです。
 4年前、国会で地方自治法改正の審議をしたとき、衆議院では吉井英勝議員(共産)が、参議院では吉川春子議員(共産)が、「行政財産の貸付は、住民の財産である土地や建物を民間事業者の営利活動に利用させることになる。これは、自治体の本来業務の縮小や住民サービスの後退をもたらす」と反対していました。

 市当局はもっぱら「市の土地の有効活用」「市民サービスの向上につながる」と言っていますが、私なりに市の言っていることを解説すれば、
・「市の土地の有効活用」=駐車場有料化で病院と市の収益を上げること。
・「市民サービスの向上」=市立病院やライフプラザに用事がなくても利用できる。近隣の人には病院やライプラの目的に関係なく定期貸しもできる。
 また、駐車料金は「要綱」で定め、駐車場事業者とは要綱のとおりに契約するから、事業者が勝手に値上げできないので条例から削除しても「安心」と言っています。

9月2日の本会議での採決が微妙
①民主党の3人が反対で1枚岩になっていると仮定すれば、私の推測では
 賛成=自民(7)、公明(3)、無所属(2)
 反対=共産(4)、市民派ネット(4)、民主党(議長を除いて3)、無所属(1)
 12 : 12 で「可否同数」になり、議長(民主党)が市長の肩を持って「賛成」するか、民主党の民生常任委員と同じように「反対」するかは微妙。
②そもそも民主党の3人が「反対」で1枚岩になっているかどうかが微妙。
 (民主党は4人とも倉田市長を応援して市長選と市議選をたたかった)

 各委員の賛否の理由(敬称略)
 羽藤(共産):市の土地を駐車場事業者の営利に提供することに反対。
 川上(民主):市民負担を増やす。条例から料金表を削除することに反対。
 尾上(市民派ネット):川上委員と同じ理由。
 印藤・永田(自民):市立病院存続のため、収入を増やす有料化は必要。


今年も国保料の大幅値上げ 10日から12日の通知 年間 5万5千円の値上げの世帯も

2010年08月01日 22時16分00秒 | 地方政治
8月1日(日) 
 今日から8月、箕面まつりも今日のパレードなどですべての日程が終了しました。子どもたちは夏休み、8月は地域の盆踊りや納涼祭も計画されています。地域住民のみなさまの共同の取り組みに敬意を表します。

 今年も国保料の大幅値上げ 10日から12日の通知 さて、この8月、箕面市では、また国民健康保険料の値上げが9日発送、10日から12日着で通知されます。これは、箕面市が09年の国保運営協議会答申に基づき、①09年は2億円の値上げ、10年はさらに1億円の値上げの3億円の値上げをすすめてきたことに加えて、②10年度には保険料率の2段階から1段階へ、③障害者減免の減免率の改悪、④さらには民主党政権のもとでの賦課限度額(保険料の上限額)の4万円の引き上げの施行令改定で3千万円の値上げなどがしめされ、
箕面市・倉田市長が連続的な値上げを提案し、自民、公明、民主などが賛成して進められてきたものです。

 年間1人当たり3,475円、5万5千円の値上げの世帯も
 今回の値上げは、加入者一人当たりで09年9万4千413円から9万7千888円へ3、475円の値上げとなり、4人世帯(大人2人、子ども2人)、総所得400万円の世帯で年間、5万5417円の値上げなどとなります。この層は昨年の2億円の値上げで7万2千円の値上げとなっていて2年間の値上げは12万円を超えるものとなります。

 「国保は社会保障制度、値上げの中止を」と日本共産党は一貫して反対 
日本共産党は、「国保赤字の原因の一つは1983年以来、国庫補助金の減額があり、国や府へ引き上げを主張すべきで、その赤字負担を国保加入者へ転化すべきではない。
国民健康保険が社会保障であり、国保法第一条には『社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする』と明記されており、この見地から一般会計からの補てんは当然のことであります。これ以上の保険料値上げを止め、低所得者には更なる減免を行うべき」(10年3月代表質問)と主張して値上げの動きに一貫して反対し、市会報告などで知らせるとともに、市民団体と共に「値上げ中止の署名」を届けてきました。