駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識した駄菓子屋24年の軌跡とだが活!新「だがるだじゃれ」駄菓子紹介R4/8開始~

2018年08月12日 | 駄菓子屋
この不景気で不況の時代、今時の子供は夢がないなんて、言われますが、そんなことはありません。
 よく来る中学1年の子は、海外経験もあり、物理が得意です。児童館で怪しげなもの(反動で石が飛ぶ?)を作ったり、エアガンの構造について語ったり、デジカメを分解したり、小学校4年の時から隣の家の外人と線?をつないで交信したり、時々ついていけない話をよくしてくれます。いずれは、海外の大学に行って、何かを研究するようです。心は、文字通り「世界」のように広く、とてもおおらかです。せこせこしたことがきらいで、ど~んとこいという感じで、たまにいたずらをして、叱っても、平然としています。けど、程度を心得ているので、そんなに困らせることはありませんが・・「まあまあ、それくらいのこと、気にするな」といった感じです。この子と関わっていると、ほんと、日本は、狭い、小さいなと、考えさせられます。
 以前は、小学生を相手に風船の楽しい遊び方を伝授していました。将来はこの店を買い取って大きくしてくれるそうです。
 この子と同じようにこの店を狙っている、中学2年の子もいます。夢は甲子園出場と大リーガーです。実際、毎日練習、トレーニングをしています。代表にも選ばれたり、試合に勝ったりすると、必ず報告にきてくれます。お金が入ったら、この店を買い取るそうです。
 他にも、高校生になったら、海外に留学するとか、保母さんになるとか、読者モデルになるとか、それぞれの夢をかなえるため、その道を進んで、日々努力しています。
 じっくりと、子供達の目を見て、話を聞いていると、まるで、自分の夢のように思えてきて、とても楽しくなります。そして、この駄菓子屋で働きたいとか、こういう店を持ちたいとか、この店をのっとるとか、言ってもらえるほど、子供達の心には、この居場所が印象に残っているんだなと思います。
(当時の学年で記載)



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