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京都 銀月アパートメント。

2011-04-13 12:15:49 | 京都遊学。
この日は朝から雨。

やはりわたしの京都はなぜだか雨がふるのです。


ヴォーリズ建築の駒井家住宅は、春と秋の金曜日と土曜日のみの公開。

なので見にいきたくてもなかなか日程があいませんでした。

今回は日程があい、念願かなっての駒井家住宅の見学です。


204のバスに乗り北白川の「伊織町」でバスを降ります。

と下調べはここまで。


伊織町へ行けばなんか地図があるかなぁっておもったら、なにもない!

ケータイで地図を調べるも、ちっちゃくてよくわからない。


うーん、こうなったら直感ナビで歩くしかありません。


足が向かう方向に、なんとなく歩けば8割くらいの確率でたどり着きます。
(のこりの2割はどこかで直感に従わなかったとき。ってほんとうか?)


バスできた道をちょっと戻り、疎水の東側を南に向かって歩きます。

いずれ哲学の道へと続く疎水は、染井吉野が満開です。


雨にうたれてもまだ花びらを散らすことなくしっかりと咲く桜を見ながらしばらく歩いていると、
ひときわ濃いピンクのしだれ桜が左側から目に飛びこんできました。


しだれ桜を見てから建物を見ると、洋風の古い建物。


あ、銀月アパートメント。


京都の洋館というとその名を連ねることもある、
共同風呂共同トイレの現在も住んでいる人のいる古い古いアパートメントです。



いったいいつ建てられたのか誰も知らないとか、
戦前にはすでに建てられていたとか、
何十年も前から取り壊しの噂があるとか、

そのしだれ桜の魔力に取り憑かれ離れられなくなった住人もいるとか、

そんな噂の絶えないアパートメントだそうです。


そして銀月アパートメントとゆう名前がとっても素敵。

なんてセンスのある名前なんでしょう!



銀月アパートメントのしだれ桜、その控えめな牡丹灯籠のような佇まいといい、それゆえの存在感といい、
わたしのなかではかなり上位にくいこみます。


銀月アパートメントとセットで、その魅力を最大限に発揮する桜です。








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