この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

パンダカレーとパンダラテ。

2011-05-27 12:29:24 | おでかけ。

お昼は、新聞でみて一目ぼれしたパンダカレーをいただきました。


上野公園内の上野グリーンサロンという、
昭和の香りのするセルフサービスのレストランです。


パンダ好きだけれど、パンダだったらどれでもいいというわけではなくて、
オーケーなパンダとオーケーではないパンダがいるわけですが、
パンダカレーのパンダはオーケーなパンダです。

目と鼻は黒豆、耳はオリーブです。

小さな子どもが食べれるくらいの甘めのホワイトカレーです。



お得なパンダカレーセットがありましたが、せっかくだからとパンダラテをいただきました。
かわいいですね。

写楽展。

2011-05-27 12:09:54 | おでかけ。
@東京国立博物館。



国立博物館の特別展『写楽展』にも足をのばしました。


東州斎写楽。


江戸時代に彗星のごとく現れ一世を風靡し、
そしてわずか10ヶ月ほどでこつ然と姿をけした謎の浮世絵師。


その現在確認されている写楽の作品およそ140点が、ほぼぜんぶ揃っているそう。
(4点が未出品、うち2点が写真のみで現在は所在不明だそう)


写楽の作品は、そのほとんどが役者絵です。


大首絵とゆう人物の胸から上の部分を大きく描き、
バックの部分が黒雲母刷りとゆう黒に少しキラキラがまじった技法をつかった写楽のデビュー作28図。


これは同時、そうとうアバンギャルドでかっこよかったのではないかな、と感じました。


はじめてロックンロールをきいた昔の男の子みたいに、江戸っ子はしびれたのではないかしらん。



しかし役者絵が140点。


遊女を描いた美人絵が好きなわたしは最後ちょっと飽きてしまいました…。



絵師のほか、彫り師、刷り師の技量ももっと評価されてもよいのではないかな、とおもいました。



本館の平常展示も好きだし、手塚治虫のブッダ展もやっていたのでそれも見たかったのですが、
この時点で3時半、まだお昼を食べていません。


お昼はアレを食べようと決めていたので、国立博物館をあとにしました。

旧東京音楽学校 奏楽堂。

2011-05-27 01:52:42 | おでかけ。
そうがくどう、と読むそう。


この場所はぎりぎり上野公園内でいいのかな。


東京芸大のすぐ近くに古い木造の洋風建築の建物があります。


この建物は、明治23年に東京音楽学校(現東京芸大音楽部)の校舎として建てられたものだそう。


二階にはパイプオルガンのある音楽ホールがあり、
日本最古の洋式音楽ホールとして重要文化財に指定されています。


今日はその奏楽堂が公開されていたので見学させてもらいました。



学校だったためかそんなに華美ではありませんが、
それでもところどころに美しい細工が施されています。


通風口なのかしら、天井にある四角い網の蔦のからまるような美しい模様ったら!

シャンデリアも素敵です。



昭和62年に現在地に移築されたそうで、
建築同時の半分ほどの大きさになってしまっているのが残念です。


展示品も、同時の音楽学校の生徒の写真や、授業や学校生活で使われていたものなどがあったらよかったのにな、とおもいました。


古い建物が好きなのは、その細工はもちろんなのですが、
そこにいた人のふつうを感じたりするのも好きなのですもの。

香り かぐわしき名宝展。

2011-05-27 01:30:26 | おでかけ。
@東京藝術大学美術館。


藝術大学の「藝」が「芸」じゃなくて「藝」なところにグッときますね。




お香、とゆうものが好きです。

お気に入りは3つぐらいだけで、ちっとも詳しくはないのですが、

お香、とゆう色気が好きです。


そのお香の色気を感じようと見に行ってまいりました。



香道でつかうお道具、源氏香、香炉、なにに使うのかよくわからないけど美しい細工のお道具、
髪にお香を焚きしめるために中にお香を入れられる箱枕、お着物にお香を焚きしめるための伏せ籠、
かたすみにお香が描かれている絵。


時間のめぐりをゆるりとさせてくれるような美しい佇まいのものたち。




大きくて立派な古い香木がいくつか展示されていたのですが、
残念ながらガラスケースのなかです。


ぼけーっとその香木をながめながら、その香木の香りを嗅がせろ!と心のなかでさけんでみたりもして。



ひとつだけさわってもよい伽羅の香木がおいてあり、近づいて香りを楽しむことができました。

脳の芯から優雅な気持ちになれる、清々しくて華やかで、それなのに安心させてくれる香りです。


「香り かぐわしき名宝展」と同時開催の「芸大コレクション 春の名宝選」も見ごたえがありました。