真裕が今日幼稚園のお芋掘りに行って来ました。
これまでに2回も延期になっており、3度目でやっと開催となった訳です。
30年前、僕も幼稚園に通ってる時もお芋掘りがありました。
『30年前の事なんかよく覚えてるじゃん』と思われそうですが、
それにはちゃんとした理由があります。
当時、僕が掘ったさつま芋は細長く痩せていて、
髭みたいな根が長くとっても不格好だったのです。
何もこんな芋を掘り当てなくも・・・って思うぐらい。
今でもちゃんと思い出せて絵で書けるぐらい印象的なお芋。
子供ながらに『皆のと違って嫌だなぁ』と思っていました。
掘った芋は一旦大きな籠に集められ、
帰りに先生が袋に入れて渡してくれるんです。
誰が掘った芋かも分かりませんが、アットランダムに選ばれたお芋が
結果的にお土産として貰える訳です。
帰り際、僕は渡された袋の中を見て愕然としました。
なんとあの不格好な芋が入っていたんです。
確かに僕が掘った芋だけど・・・
相当な確率の巡り合わせなんですけど・・・
どんだけこの芋に縁があるんだ。
『ヒロシ、お前が掘ってくれたんじゃんかよ~!!』って言わんばかり。
こうゆう訳でかなり印象深かったので覚えているんです。
確かこの事は亡き母にだけ話をした記憶があります。
そんな思い出深い?お芋掘りを息子の真裕が今日してくるとあって
ちょっと気になっておりました。
まさか僕と同じような事になってはないだろうか?
といらぬ心配をしておりました。
帰宅後開口一番、
「真裕お芋掘りどうだった?大きいの取れた?
まさかひょろ長い芋じゃないだろうね?」
真裕が袋の中から取り出して見せてくれたお芋は
マンガに出てくるお肉みたいな芋でした。
大きくて立派なさつま芋。
「良かった、良かった」と思うのは僕だけなのですが本当に良かった。
お芋掘り体験も楽しんだようだし、
真裕も千裕もさつま芋が大好きだから皆で良かったね。