濃飛樹脂軌道

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動力車ギアボックスの種類

2017-02-20 21:34:35 | プラレール・鉄道
プラレールの動力車にも種類がいろいろありますが、同様にギアボックスにも形態ごとに種類が複数あるのはプラレーラーやおもちゃドクターなら既に知っていること。
我輩も数種類あるのは以前から認識していましたが、日本おもちゃ病院協会の講座に参加したおもちゃドクターから分解図を見せてもらったので今回それを話題にします。
それによると大きく分けて4種類あるようです。以下箇条書きで説明。


1.現在最も多く出回っていると思われる電車・機関車用。
※自分の手持ちもこの系統が多く、比較的楽勝です。
 外観はやや透明がかった白い樹脂で、後ろが傾斜しているのが見分けのポイント。ただし動力切替機構が複数あり、スピード切替の可否がありますが基本的には大して変わらないです。
 このタイプに限り、電池なし&スイッチオンの状態で動輪を廻すとモーターも回ります。その方法で固着したモーターが再度廻るようになることもあったり。
 画像だと電気機関車EF210桃太郎が該当します。

2.タンク式蒸気機関車や路面電車など小型車両用。
 路面電車(チンチン電車)・きかんしゃトーマスシリーズのトーマス・パーシーがこれに該当します。外観が黒い樹脂で上部がやや小さく、途中で二段になっているのが識別点。
 このタイプは途中にウォームギアがあるため電池なしでスイッチがオンになっていると車輪はロックされ動かなくなります。修理の際は要注意!

3.きかんしゃトーマスシリーズ・炭水車つき用
 これは電線が切れて動かなくなることが多いのでギアボックスを分解することはあまりありません。
 ウォームギアが入っているためスイッチが電動側だと車輪がロックして動きません…モーター固着の場合はDC3Vを引加して廻します。
 手元に現物がなく画像撮影できませんでした。

4.電車・機関車用その2
 ここ10年の間に増えてきました。傾斜や段差はありません。樹脂ケースの色は白と黒の二種類。
 細いピアノ線が導電材として使われているため接触不良に悩まされることもしばしば、分解も比較的難しいです。
 しかし既に分解方法は確立されており、最近はこれを直せるおもちゃドクターも増えてきました。
 注意点はきかんしゃトーマスシリーズと同様、ウオームギア内蔵のため電池なしスイッチオンで動輪ロックが起きるのでモーター固着はDC3V引加対応になります…もし麦球など光を発するモノがあれば外しておかないとダメです。
 画像のディーゼル機関車DD51北斗星色がこのタイプ。

ざっとまとめてみましたが、実は最新型の分解事例が載っていませんでした。
2016年以降に発売された「のせかえ可能型」がありません…すでにおもちゃ病院に来院修理事例がありますが、そのタイプは自分の手元にないため素性が不明です.(T_T)
近いうちに新幹線か快速系近郊電車のいずれかを買って何とかしないと…。


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