「平野歯科通信 温故知新」 大牟田の歯科医師の日記

ドクター平野が歯科医療を変える!

人類の退化に抵抗する

2013-06-29 09:26:46 | 日記

口は人類の退化の最前線にある

口呼吸ひとつとっても動物で口呼吸が出来る動物はいません。

みんな鼻呼吸なんです。

口呼吸の害悪は口が乾燥し雑菌が増えて歯を失うばかりか

感染症にかかりやすくなり、免疫抵抗力は低下します。

ゆくゆくは身体全体に影響していく。

歯並びが悪いひとも口呼吸の弊害です。

そもそも歯並びは頬の筋肉とベロの筋肉と噛む力によるもち合いで保たれています。

そこにベロの力がなくなれば、その均衡がやぶれ、頬の筋肉におされるがまま

歯並びは圧縮され並びが悪くなっていきます。

これらはすべて人類が退化の一途にあることの現れです。

江戸時代と比べると人の顔かたちは四角くごつい顔立ちから面長で弱々しい顔立ちに変化しました。

これからもっと進み頭蓋骨だけが目立つ逆三角形の顔立ちになるものと思われます。

それと共にベロの力はさらに弱まり、口の機能は落ち

快活に生きるためにはあらゆる補足が必要になるでしょう。

今を快活に生きるには退化の流れに抵抗することが一番だと思います。

そのためにはまずベロの退化を遅らせることにつきると思います。

 

ベロを鍛えて口呼吸を鼻呼吸に変える手軽な体操「あいうべ」


映画「奇跡のりんご」見ました!

2013-06-28 19:12:57 | 日記

一週間も前に見たけどコメント書きます。

 

青森の無農薬りんご農園木村秋則さんの自伝

夢、希望、諦めない、喜び、絆、愛等々

大切なことがいっぱい詰まってました。

みんなが力を合わせれば何かが起こる。

みんなが思いをもっていれば奇跡が起こる。

絶対無理なんてなにもないことを教えてくれた。

木村さんが自殺しようと山に入るシーンが一番印象深い。

奥さんは夜通し木村さんを思い、探し続ける。

木村さんは追い詰められるが土壇場で奇跡のひらめきを授かる。

ここでぼくが想像じたのは、

気づく気づかないは別にして

こういうことってだれもが経験してるってこと

だれもが、ひとりじゃなくて

すべての生命は常に関わり合っていて、そいて常に何かが生まれている。

それが私たちが住む地球。

 

いい映画です。

是非!みなさん見て下さい!

 

 


「心」と「噛む」ことの関連性

2013-06-22 16:26:07 | 日記
「心」と「噛む」ことの関係は興味深いものです。
 
噛めば唾液がでますし、
スタインマンの歯の体液研究で、心にゆとり、安心感が生まれると歯から口の中に向かって体液は流れ、不安、恐れがあると逆に口中から歯に体液が流れることがわかっています。
 
噛めば噛むほど口の中においしいと感じることができれば、それがリズミカルにつづくことになり
快の情報が脳の大脳辺縁系の帯状回に持続的刺激となり
血液が持続して流れ込んでいくことになります。
 
これが心を落ち着かせることになるでしょう。
 
また帯状回に流れ込んだ血液が身体と大脳皮質の架け橋となり
学力向上に多大な影響を与えると考えられます。
 
つまり、「噛めば噛むほど味が出る」に注目すべきと考えます。
 
そのような食べ物の代表といえばするめ?と思われるかもしれませんが
先日、もっといいものを発見しました。
 
それは玄米バスタです。
 
これは甲田療法で有名な内科医甲田光雄先生の生菜食レシピの一つです。
 
生菜食ハンドブック(春秋社)にのっています。
 
甲田先生は玄米をすりつぶしたものを一食50g食べるよう指示されてます。
 
実際玄米をミルサーで粉砕してすりこぎですりつぶして食べてみるとよく噛まなきゃ食べれません。
 
しかし粒がそろっているので大変噛みやすいし、味も噛めば噛むほどおいしいくなります。
 
50gはなかなか食べつくすのに時間がかかりますので
これはいい食材です。
 
学校給食のレシピにも加えられれば、子供たちに素晴らしい効果があると思います。
 
 

ひとはなぜ横向きに寝るのか?

2013-06-20 18:57:28 | 日記

横を向いて寝る人がいます。

だいたい横向きで寝た場合、下になる方の歯を痛めて来院されます。

じゃあなぜ横向きに寝るのでしょう?

その前に本来鼻は左右1時間おきに交互に呼吸するネイザルサイクルがあります。

これは左で吸うと左脳がクールダウンされ、右で吸うと右脳がクールダウンされるシステムです。

これを1時間おきに繰り返す分にはなにも問題ありませんが

偏った脳の使い方をしていると問題が生じます。

たとえば右を下にして寝る人はいつも右を下にして寝る傾向があります。

右を下にして寝る人は左の鼻が通り上鼻甲介から左脳をクールダウンしています。

左脳は記憶、規制、ルールに関係し、右脳は芸術、感覚、愛に関係します。

つまり日常の生活で左脳を使いすぎた人は左脳を1時間交互にクールダウンする以上に

冷やすことが必要となり結果として右を下にして寝る癖がついたのです。

人間は自分を小さな枠にはめ込もうとする自分ルールを作る人がよくいます。

これは左脳が働いて起こる行動です。

自分ルールはできる限り解いてあげましょう。