「平野歯科通信 温故知新」 大牟田の歯科医師の日記

ドクター平野が歯科医療を変える!

学術講演会その後、(「糖について」の講演発表)

2013-03-21 18:16:08 | 日記

糖反射をご存じでしょうか?

東大で行われた研究です。砂糖を摂取すると胃腸の動きが止まり、塩を摂取すると動き出す。

これを糖反射と名付けました。

こんなすばらしい研究が知られていないのは不思議でならないと思いませんか?

いろんなことが関係してるんでしょうね。

それはともかくその後小児科医の真弓定夫先生によると糖の大量摂取により、

胃腸は1時間以上も動かなくなるそうです。

歯科領域では舌は胃腸と連動する器官なので糖反射によって舌は縮こまり

のどの奥に縮こまることで睡眠時の口呼吸を誘発し睡眠時無呼吸症に陥ることが考えられます。

また口が開くことで口腔内細菌の繁殖を起こし口臭が強くなることが予測されます。

他にも歯並びの縮小などあらゆることが考えられるので、夜の甘いものは避けることが望ましいですね。


 

 

 


明日は歯科医師会で発表です。

2013-03-18 19:34:30 | 日記

気づいたらずいぶんブログを放置していました。

明日は大牟田歯科医師会で会員発表があります。

そこで「糖について」話してきます。

今、食は手作りしなくてもあらゆる物が手に入る時代となりました。

そこに諸悪の根源があると思います。

あらゆる病気の根源に糖がからんでいます。

歯科でもそうです。

難治性の病いには必ず絡んでいるといっていいでしょう。

WHOの摂取目安は一日50gです。

調味料で使う分を半分とすると嗜好品としてとれるのは25gとなります。

25gというと5個入りのミニあんパン1個が40gですから約半分ということになります。

デザートは美味しい物をちょこっとがいいですね。