三池工業高校の歯科健診に行ってきました。
三池工業へは、毎年1回校医の吉田先生の協力医として健診事業のサポートをしています。
毎年健診するたびに校長先生と養護の先生に「今年はどうでした?」と質問されるのですが
毎年答えに詰まります。
よい子、悪い子、普通の子での子達が多かったなんて
健診直後、その比率を分析することは不可能です。
ですがひとつ気づいたのは
去年あたりから生徒の規律を感じるようになったことです。
態度についてきびしく指導する先生が勤務されることになったからでしょうか。
私も生徒たちが歯の大切さを知ってもらえるように導く事の出来る先生になりたいと思いました。
健診して思うことですが
若いうちに歯の治療をせずに1年以上放置してしまったとしたら
歯は残りの人生を50年以上使い続けることに耐えられるものではないということです。
健診して治療勧告を出すことは義務ですから出来ていますが
治療を完了したかどうかは分かりません。
むし歯を放置した子供達が将来歯を失い、
咬むことの大切さをしみじみ感じるようになる時
期待する健康状態は得られないことになります。
脳をフル回転させなければ
食事を摂取する行為は完全に出来ないことが研究で分かっています。
脳を正常に維持するためにも咬めるお口の状態を維持することは極めて重要です。
三池工業は三井の声かけで設立された高校と聞いています。
校長室には孫文先生書筆が数点飾られていました。
当時の中国は社会主義国家で、孫文先生はこのままでは大変なことになると感じ
日中友好の懸け橋になるよう来日されたと聞いています。
そして、この三池工業高校にも訪れられた。
今では世界をリードするのが中国で
日本は隣国韓国にも自慢の産業でも敵わないまでに競争力を失なっています。
(ソニー、東芝、松下、日立の収益を合わせてもサムスン電子の収益に届きません。)
いま日本は海外に向けて立ち上がらなければならない時代になっていると
痛感させられた一日でした。