「平野歯科通信 温故知新」 大牟田の歯科医師の日記

ドクター平野が歯科医療を変える!

親知らずがはえてこないことで起こる知られざる事実

2010-02-13 10:55:31 | 日記
かみ合わせを崩す因子
 親知らず
 歯ぎしり
 食いしばり
若い世代には親知らずの問題があります。
親知らずはその名前だけに義務教育を終えた年代
つまり高校生くらいにはえてくるものですが
レントゲン写真でみると中学生から
大きくなっているのがわかります
今の子供たちの問題は
親知らずが綺麗に並ぶほど顎が大きくないことです。
綺麗に並ばなければどうなるのか。
今綺麗に並んでいる歯にぶつかったまま
はえてこれなくなり
どんどん歯並びを押し続けます
いずれ綺麗だった歯並びは
よれてきたり、歯と歯が強く押され続け壊れてきます。
特に負荷のかかるスポーツを若い時から
やっている子供たちの歯は過度な重圧がかかっていると思われます。
親知らずがはえてくる時期に抜いておくことは
無駄に歯並びを悪くしないため
無駄にむし歯を作らないために
極めて重要な処置です。
それに、
親知らずがはえてきて3年もすれば
根が伸びて完成します。
20歳になれば完成しているでしょう。
もしその時親知らずが前の歯にぶつかって
まっすぐはえてなかったとしたら
親知らずの根っこは
顎の中に伸びて成長をつづけ
近づいてはならない下顎神経に接近し
圧迫してしまうこともあります。
そうなると
親知らずを抜くことすら出来なくなることもあります。
さらに将来歯周病にかかると
親知らずの周りが歯周病菌に感染してしまうことがあります。
そうなると歯の定期メインテナンスは短い周期になっていきます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿