愛知県の歯科医院で使ったインプラントを
他の患者さまに入れていると告発されたことを
報道してました。
インプラント治療は
顎の骨の中に自然界で安定した人工物を
埋め込む治療です。
それによりかみ合わせを再建することができます。
しかし、顎の骨の中に埋め込むものであるだけに
感染予防あるいは
人工歯根の製品管理は徹底されています。
それだけに施術者の意思で流用したなら
論外といえます。
私のクリニックでも
現在使用しているインプラント体はロット番号が打たれ
カルテにロット番号シールを
貼ることにしています。
事件を起こした先生は
モラルハザードを防止出来なかったのか?
悔やまれてなりません。
医療業界が混とんとしていくなかで
歯科の保険医療財源はここ何年も削られつづけています。
保険治療によっては原価割れするケースも多々あります。
歯科業界は保険外の収入がなければ
なりたたなくなっているのです。
そんな中での保険外治療での今回の事件は
保険外治療ですら患者さまを欺くところまで
堕ちてしまった倫理観をどう取り戻すのか
歯科界は考えていくことになります。
しかしこれは社会問題と思えてなりません。
日本医療の崩壊の問題として
世に問いたいと思います?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます