あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ブログ更新は、食事と同じくらい欠かせないのです。

2009-06-21 16:11:10 | 日記
沢井駅近くの食堂の玄関先

何という酒の名の醸造元か分かりませんが
沢井酒造と言う酒屋があります。
その醸造元が商っている食堂
その玄関先です。
緑がきれいな季節ですね。

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今日の万葉集

思はじと 言ひてしものを はねず色の うつろひやすき 我が心かも

あんな人のことなどもう思うまいと口に出して言ったのに、また恋しくなるとは、何と移り気な私の心なんだろう。

「はねず色」とは「うつろいやすき」の枕詞とか
色としては橙赤ということです。分かる気がしますね。
「うつろひはやすき」は万葉集の場合恋心からさめる。そんな用法が多いのだそうです。といことはこの場合は逆だということですね。
再燃する恋心ですね。
いいですね。恋の歌は年をとると、かえって懐かしく思われますね。
このようなおおらかな表現は万葉時代には大いに用いられたのですね。
当時の恋愛感情は今と変わらず率直だったのですね。

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今日の映画

といっても「山で死期を迎えたい。ある夫婦の桃源郷」を見て
「ターシャ・チューダー喜びは創り出すもの」を見て
「阿弥陀堂だより」を締めくくりにしましたので
けっこう暇なく見ていたことになります。
でも、感想等はすでに書いたものばかりですね
夕方から「剣客商売」を見て一日が終わります。

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夕べの祈り

ブログの更新は朝食、夕食についてくるデザートのようなもの
写真を撮るに出かけると楽しいし
万葉集や山家集を開くのも楽しい
そして、若干乱暴ですが文章を書くのも楽しい。
でも、どれもこれも流れてしまうもの
忘れてしまうものです。
だから楽しめるのですね。

このブログ更新を続けるのが私の健康法ですね。
あれこれコメントを書きこんでいただければ
それぞれにご返事を書くのも楽しみになりそうですが
年寄り相手じゃ書く方が大変ですね。
まあ、それはそれなりに。








六月や峯に雲置くあらし山  芭蕉

2009-06-21 06:05:58 | 日記

御嶽の多摩川にも六月の日差し
そして冷たい水を楽しむ若者
気合で、あの青年たちに圧倒されている。
でも、それでいい。
年寄りには年寄りでなければできない楽しみ方があるのだ。

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今日の芭蕉

六(ロク)月や峯に雲置くあらし山  

解説書によれば去来の嵯峨野落柿舎滞在中の作。春秋の柔らかな姿とは違った盛夏六月炎天下の嵐山を詠んだ。六月に自らふりがなして、音読させているのは、「みなずき」では語勢炎天の景にふさわしくないからである。

そんな仰々しい解説がなかったならば「あ、そうなのですか」で終えてしまうような句です。素人が同じような状況で句を作っても似たようなものが生まれるのではないでしょうか。でも、そんなことを言ったら大人げないですね。芭蕉全体の中の一句として鑑賞しなければいけないのですね。

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朝の風

ちょっと動き過ぎてしまいました。
渇望感がないと感動も一緒に消えてしまうのですね。
ちょっと大人げない一週間でした。
待つこと、大げさな言い方をすれば
「欲しがる」状態までじっとしている。
それがいいのですね。

自分で俳句を作ってみようかな
どこかの教室に入ろうかな
いやいや水泳も再開しなくちゃ
そんな状態です。
でも、いまやっていることを
「当たり前にしておかなくちゃ」
あれこれ考えて得られるのは
面倒なことは後回し
それが私の日々です。

まあ、いいか。
いや、それでいいのだ。