あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

夕方、子どもが家に帰る姿はいいですね。

2009-06-17 17:11:28 | 日記
深大寺の「なんじゃもんじゃの看板」

来年はきっと探し出そう。
白い小さな短冊
お菓子にありそうな
名前と違って格調高い花

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山崎方代

生まれは甲州鴬宿峠に立っているなんじゃもんじゃの股からですよ

この歌、大好きです。
笑える歌ってめったにない。
人をくったような、そんな印象もありますが
見方いろいろ、読み方いろいろ
私は「そんなことどうだっていいじゃない」という態度が好きですね。
人には他人には話したくない出自だってあるし
自分だけの秘密にしておきたいことだってある。
知りたいあなたはどのような魂胆なの
そんな開き直りもあって嬉しい。
他人のこと
本人が話さないことを聞きたがるのは悪い趣味

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今日の万葉集

命をし 幸(さき)くよけむと 石(いわ)走る 垂水の水を むすびて飲みつ

解説書によれば、わが命が無事であるように祈って、垂水の水を手ですくって飲んだ。という平たい内容のようです。でも岩走る垂水などという表現に出会うと古文の授業で習ったことがあるなどと、鑑賞とは関係ないことを思い出してしまいます。このように清水を飲むことは幸福を願う意味もあったのですね。

今年一年はウインドウショッピング見たいな読み方をしよう。
万葉集は量からみても半端じゃない。
でも、全体を見通すのには、もっと時間がかかりそう。
でも、そんなことかまいはしない。
自分が楽しければそれでいいのだから。
年寄りはゆっくり楽しまなければいけないのです。
そして、万葉集から日本人の故郷の楽しさを
感じていくのです。

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梢よりあだに落ちけり蝉のから  芭蕉

2009-06-17 05:56:56 | 日記

深大寺

深大寺は名刹です。
地元の人も
観光客も来ます。
深大寺そばを食べる人も多いようです。
お出かけ場所としていいところです。
元気があれば植物園の散歩も楽しめます。

思えば神代植物園は私のようなものためにあるようなものです。

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梢よりあだに落ちけり蝉のから  芭蕉

芭蕉は生死観を文芸化した人ですね。
素人オヤジがしっかり読みこまないであれこれ言ったりすれば
しっかり学んだ人に失礼だけれど
そんな気がします。
この句には地面から抜け出し、蝉となって飛び出し
つかぬ間の生を生きている蝉
その蝉を「から」を撮りだして描いている。

蕪村にはないですね。

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朝の風

毎日、ちぎっては捨てて
身軽になることだけを考えています。