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作って遊ぼう&学校の応援

 最近JavaScriptを独学で取得、学校支援の〈動く教材〉を作っています。

繰り返し読む本の[しおり]づくり2種(輪ゴムと空き箱を使って)

2022-06-27 11:11:03 | 作って遊ぼう教室
 最近、妻や息子のアッシーの手伝いで“待ち時間”が多くなりました。その時間を利用して本を読むようになりました。お相手が帰ってきたところで本読みは終了、しおりを挟んで次の機会までしまってしまいます。でもしおりが大きいので外れてしまうことも多く困っていました。皆さんはいかがですか。持ち歩いていると外れてなくしてしまったりしたことはありませんか。

 そこで、もっと使いやすいものはないかと考えていました。直ぐ挟めて外れないもの、外れてもなくならないもの、本に固定されていても邪魔にならないものなどです。

 そういうことで考えたのが次の2種(A、B)です。


 Aは長いしおりと短いしおりを輪ゴムでつないだものです。長いしおりは目次のページなどの奥に挟んでに本に固定するためのものです。短いしおりは読んでいるページに挟むためのものです。これは読んでいるときは外しておきます。外しても輪ゴムでつながっていますからなくなることはありません。輪ゴムは数か所縛(しば)って線状にします。(輪状だったらひっかることが考えられます。)

 Bは本に固定するところを、Aの長いしおりを大きめの輪ゴムで置き換えました。私の場合、使い古したチョッと伸びた輪ゴムにしました。これを表紙と目次のページの奥まではめ込んで外れないようにします。あとはAと同じです。

 実際に使っているところです。


 上の本がAです。下の本がBです。こんな感じです。大変良好に使っています。一度に50Pから100Pほど読んもわからないところが多いですが、繰り返し読んでいくとわかってくるのが不思議です。どうしてもわからないところもありますが、同じような内容の本を読んでいくと視点が代わって理解できるようにもなります。不思議ですね。

 しおりAをつくります。

 材料と工具です。


 空箱と輪ゴム1つが材料です。
 画びょう・つまようじ・ハサミが工具になります。

 材料です。


 空き箱をハサミで切って、長いしおりと短いしおりをつくります。記入してある寸法は“めやす”です。自分で適当に決めてください。

 輪ゴムを数か所結びます。写真の場合は3か所結びました。


 短いしおりに穴を空けます。
 まず、画びょうを刺して小さな穴を空けます。(左:画びょうを刺す。 右:小さな穴)
 穴を空ける場所は端(はし)から5~7mmのところがいいと思います。


 空いた小さな穴につまようじを差し込んで、穴を大きくします。(左:つまようじを刺す。 右:大きな穴)


 長いしおりも同じようにして大きな穴を空けます。

 画びょうで小さな穴を空け、そこにつまようじを刺して、大きな穴が空きました。

 短いしおりに輪ゴムをつなぎます。
 輪ゴムの一方を穴に通します。そのままでは入らないので、つまようじで押し込みます。
 通った向こう側は“輪”になっているので、その輪に輪ゴムのもう一方の端を通します。
 通した後引っ張ると“つながり”ます。


 長いしおりも同じように輪ゴムとつなぐと完成です。


 このようなものが出来上がります。

 使い方を写真で紹介します。






 Bをつくります。

 材料です。工具はAと同じで画びょう・つまようじ・ハサミです。

 しおりはAの短いしおりと同じ寸法です。Aのしおりの本に固定する部分を大きな輪ゴムで置き換えました。

 まず、輪ゴムを結びます。


 しおりの厚紙に穴を空けます。


 その穴と輪ゴムをつなぎます。


 輪ゴムを本固定用の大きい輪ゴムをつなぎます。



 つながったら完成です。


 使い方を紹介します。



 使っているところ2種です。



 これをつくって重宝しています。いつもしおりが本についていて便利です。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。













新聞紙スリッパ(熊日新聞綴じ込み紙「あれんじ」に紹介)

2022-06-18 00:24:34 | 作って遊ぼう教室
 熊本日日新聞6/4の綴じ込み紙「あれんじ」に、防災情報の中に[新聞紙スリッパ]が掲載されていましたので、このブログに紹介します。後半の方で私も作ってみたところもありますので作り方がより分かりやすいと思います。

 これが紹介された紙面です。

 これを一つ一つ拡大していきます。













 いかがでしたか。私も初めて知りましたので「これは良い!」と関心を持って読んだところです。

 防災として、危険なところに立ち入るとき、このようなチョットした工夫がケガを防止しますから、知っておくに越したことはないと思います。

 いちど、自分で作ってみると覚えやすいですから挑戦してみてはいかがですか。

 私も作ってみましたのでご覧ください。

 見開きの新聞紙を2枚用意してください。片足のものを紹介しますので見開きの新聞紙1枚で作ります。もう一枚で同じものをつくって両足用とします。

 半分に折って重ねます。

 重ねたところです。


 下側の短辺を中央まで折ります。

 折り曲げたところです。


 今折り曲げたところを、また折り曲げます。

 折り曲げたところです。


 裏返します。

 裏返したところです。


 三等分するように左右から折り込みます。

 右側を折り込みました。

 さらに、左側も折り込みました。


 しっかり折り目を付けた後、左側だけまた開きます。


 右側の上の方をちょっと開いて


 左側の上の角(かど)を、開いた隙間(すきま)に差し込みます。(しっかり奥まで)


 差し込んでいる途中です。


 先ほど開いた右側の上部も、同じように隙間に差し込みます。(しっかり奥まで)

 差し込みました。


 ひっくり返すと、ほぼ完成です。


 これが[ほぼ完成]です。


 これをもう一つ作りますと一足です。


 履いてみたところです。


 これで何の支障もありません。これでいいと思いますが、「あれんじ」紙では4つの角を折って一般のスリッパらしくしてあります。どのような利点があるかは使ってみてもわかりませんでした。

 しかし、「あれんじ」紙のようにやってみます。


 まず、つま先のところからです。


 このようになりました。


 かかとの方です。

 このようになりました。


 一足分が完成しました。


 さあ、履いてみます。


 いかがですか。こんな感じです。

 「あれんじ」紙のポイントにあるように、新聞紙はペラペラでこれだけでは心配ですから、厚紙や段ボールを中敷きとして入れてやるといいと思います。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。





「アーモンド効果」パックでボールをつくる。

2022-06-05 16:36:21 | 作って遊ぼう教室
 ドラックストアで買ってきた「アーモンド効果」を飲み切ったので、そのパックを開いてボールをつくってみました。投稿〔しっかりとしたボールをつくる〕の応用です。わからないところがあったらそこや〔大ボールづくり〕を見てください。

 それでは作ります。

 「アーモンド効果」のパックをハサミで切り開きました。



 大きさを測って、どのように作ればいいか検討します。

 この広さと〔しっかりとしたボールをつくる〕で求めた作り方から最も大きいボールを探します。

 それによると



 パックの横幅が290mmですから上の表に比べると横幅W=288、短冊の幅b=24はギリギリ取ることができます。その短冊の長さはM=227.8mm、穴間の長さa=41.6mmとなっていますがパックの高さは225mmとチョッと足りません。パックのような紙の場合、少々Mやaを小さくしても作れるのでa=41mmとするとM=10+a×5+10=10+205+10=225mmとなりピッタリです。 
 これで作ることにします。



 パックの裏側に切り取り線と穴を空ける点を書いてみました。計算のとおり、横幅がチョッと余り、縦の長さがギリギリ(ピッタリ)です。

 それをハサミで切りました。



 短冊が12本できました。

 次は画びょうを刺して穴を空けていきます。



 こういう風に画びょうを刺すと短冊は折れたりすることはありません。手に持って刺すときには、手を刺さないこと、短冊が折れないことに注意してください。
 (短冊を切る前に穴を空けると折れにくいです。)



 穴を空けた短冊です。これが12本です。

 2つの短冊をつないで1つの短冊にします。



 短冊の端の穴に画びょうを刺します。もう一つの短冊の端の穴に重ねて刺します。



 2つをまっ直ぐにして手で摘まみ、画びょうを外して、両側からホッチキスで留めます。2つの短冊がつながりました。同様にして他の短冊もつないでください。



 6本のつながった短冊ができました。

 まず、この6本のうち5本を組み合わせていきます。



 絵や文字のある側から中央の穴に画びょうを刺しています。同じ場所の裏側にはマジックで〇を描いています。(画びょうの位置がはっきりするようにしています。(説明のため!))

 まず1本目
 裏側を上にして置きます。画びょうの針が中央に見えています。


 2本目
 1本目の画びょうの針に2本目の画びょうの隣の穴を刺します。(写真をまねて)


 3本目
 2本目の画びょうの針に3本目の画びょうの隣の穴を刺します。


 4本目
 3本目の画びょうの針に4本目の画びょうの隣の穴を刺します。
(中央部分がだんだん5角形の穴ができてきます。意識して組み合わせます。)


 5本目
 4本目の画びょうの針に5本目の画びょうの隣の穴を刺します。
 5本目の画びょうの針を1本目の画びょうの隣の穴に裏側から刺します。

 5本の短冊が中央に5角形の穴をつくって組み合っていますか?
 5本が対等な関係で組み合っています。

 実は大事なのが、互いに交差し合う短冊の上下関係です。一つの短冊を見ていくと、ひとつの短冊は4つの短冊と重なっています。それの重なり方を上下上下となるようにしてください。それが全ての短冊で言えるようにします。



 これが正しく修正した上下関係です。
 この場合5本目の短冊に関わって2ヶ所修正しました。



 裏返します。
 5つの画びょうが五角形に刺さっています。

 空けた穴は互いの短冊の交点となるところですから、写真下部の2つのを重ねて画びょうを刺します。



他の交点も、次の同じ色の〇で表した2つの穴に重ねて画びょうを刺します。
 分かりやすくするために色を変えて青い画びょうを刺しました。



 平面では同じ画びょうを刺す穴がすべてずれているので、横にずらして重ねて刺してください。
 あと4ヶ所を同じ色の⚪で示しています。
 残り4本の画びょうを刺すと



 このように丸みをもって持ち上がってきました。球にだんだん近づいてきたというところでしょうか。

 裏返して置いておきます。

 もう1本短冊が余っています。それで円をつくって両端の穴を重ねて画びょうを刺します。そこをホッチキスで留めてつなぎます。



 次は、これを組み合わせていきます。

 この円を5本の組み合わせの上に置きます。

 先ほど短冊の上下関係を考えました。あのときは平面でしたから上下でしたが、ここからは立体・球形になりますから、内外内外・・・の内外関係と考えてください。
 すると、この円の内側にこなければならないのはどれでしょうか、お分かりですね。すると他は外側です。



 これが 内 外 になります。書いて示しました。
 円をちょっと浮かせて内の短冊を5つ円の内側に持ってきます。



 このようになりました。この円が地球儀の赤道に当たるところですから、ボールの半分ができたところです。

 横から見たところです。



 上の写真を見て内外関係を考えてください。円との内外関係を先ほどしましたが、こんど交わるところを考えてください。円の外側の短冊は今度は内側にならなければなりません。同様に円の内側の短冊は今度は外側にならなければなりません。
 このようの内外関係を正面の一つだけ修正すと



 円の内側を通った短冊は今度は外側です。
 円の外側を通った短冊は内側です。


 2つ目を正すと



 さっきと同じ内外関係にします。


 全部5か所を正すと



 となります。がっちりと組み合って崩れないという感じです。
(これを〝三竦みの関係〟といいます。)

 もう最初に刺した画びょうは必要ないので抜いて外します。(赤5つ)



 外した画びょうを円の次の交点に刺していきます。



 5つ全部刺したところです。



 これを刺したので、2番目に刺した画びょう(青5つ)も必要でなくなりましたので抜きます。



 抜いた画びょうは次の交点に刺していきます。この画びょう1つには3枚の短冊を刺します。

 全体を見渡すと短い短冊が5つと長い短冊が5つ見えています。長い短冊の端から2番目の穴に画びょうを刺します(1枚目)。それと交わる短い短冊の穴にその画びょうを刺します(2枚目)。2枚目の短冊の向こう側の端に刺します(3枚目)。



 つまり、ひとつの短冊を円にして、それと交わる短冊から画びょうを刺して円をつなぐという作業です。



 これを5か所するとボールの球形が出来上がります。



 ここで赤色の画びょうは必要ありませんから抜きます。

 最後の画びょうの代わりにホッチキスで留めているところです。



 2つ目をホッチキスで留めています。



 全部ホッチキスで留めてボールの完成です。



 狙いとおりの遊びやすそうなボールが出来上がりました。交点間を41.6→41と0,6mm短くしたので固くなるかな~と思っていましたが、牛乳パックより柔らかい紙でしたからこんな風にそんなに固くないボールになったのでしょう。

 作り方はおわかりいただいたでしょうか。もしも「アーモンド効果」パックと暇(ひま)がありましたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 最後まで見ていただきありがとうございました。


 ここに特化した作り方のプリント(pdfファイル)は提供していませんが、「大きいボールをつくる」とほぼ同じなのでそれをダウンロードしてください。次の〔〕をタップするとダウンロードできます。するとオフラインで製作作業ができます。

〔長方形のブンブンごま〕~大きい「ブ~ン」を求めて~

2022-06-01 14:35:00 | 作って遊ぼう教室
 前の投稿で厚紙でも壊れることを心配せずに遊べるものをつくることができました。たこ糸を通す穴の部分だけ厚紙を両面から貼り合わせて厚くした工夫です。

 今回は「ブ~ン」という風切り音を大きくしたいと考えてみました。回転板の角(かど)が高速で空気を切り裂いていくので、押された空気が”密(みつ=圧縮した状態)”になり、角が通り過ぎたあとは”粗(そ=膨張した状態)”になります。回転することで空気の”粗密粗密・・・・”が生じます。これは空気の粗密波=“音”ですから「ブ~ン」と鳴るわけです。粗密の規模が大きくなれば大きい音になり、粗密の交代が早いと高い音、遅いと低い音になります。

 このことから、①空気(風)を切る部分が長かったり、②空気と対面する面積が大きいほど粗密の規模が大きくなり大きい音になると考えました。回転板を長方形にすると、長い辺の方が①の部分になります。厚紙を3枚重ねて②の面積が大きくなります。
 
〔関連パソコンページ〕


 こんな考えで、《長方形のブンブンごま》をつくります。

では、作っていきましょう。

 厚紙以外で必要なものです。



〇厚紙をハサミで切り取ります。
・長方形の回転板の大きさを、長辺=10cm 短辺=2.5cm とします。
・3枚重ねるので、これを3つ切り取ります。
〇そのうちの1枚だけに次のような線を引き印を付けます。
・線は、対角線を2本と長辺方向に中央線を1本引きます。その3本が1点で交わりますが、そこが”中心”であり”重心”です。
・ここを中心として回転板が回転するように穴を空けるところに印”を付けます。中央線上で中心から4mmのところ2ヵ所です。



 3本の線と2つの印はわかりましたか。ボールペンや鉛筆で定規を使って正確に付けてください。

 実際に厚紙を切って、その一つに書き加えてみました。



〇ノリを付けて、3枚を重ねて貼り合わせます。



 線や印を付けた面が見えるように貼ります。回転板はバランスが大切ですから、ずれたりしないように正確にぴったり貼ります。



 貼ったところです。厚くなったのがわかります。

〇ノリが乾くまでしばらく待ちます。(5分以上)

〇がびょうを刺して、”印”のところに穴を空けます。



 がびょうを1回刺したぐらいでは穴は空きません。厚紙が3枚重なっていますから、力を入れて刺したり抜いたり何度も繰り返すと、だんだん深いところまで刺さってきます。根気よく頑張ってください。2ヵ所です。



 2ヵ所の穴が空きました。しかし、がびょうの刺し跡では細すぎてたこ糸は通りません。

〇穴をたこ糸が通るように大きくします。
・まずは、がびょうを刺してグリグリすり鉢のように回します。すると穴の出口と入り口が広がります。
・次に、つまようじ(できれば竹製)や千枚通し、竹串(くし)などの尖ったものを穴に刺し入れます。力を加えて刺したり抜いたりします。すると、穴の中央部分が広がって、最後には貫通(かんつう)するようになります。



・この2つの工程を繰り返します。貫通したら〔たこ糸通し穴〕ができました。たこ糸がすんなり通る大きさです。

〇たこ糸を1mに切ります。



〇たこ糸の2つの端を回転板の2つの穴に差し込みます。もしも入らないときは穴を大きくするか何か尖ったもので押し込んでください。



〇穴に通したたこ糸の端2つをまとめて指で摘まんで結びます。一重結びでもほどけません。
 



 これでブンブンごまの完成です。





 さあ、「ブンブン」と鳴らして遊びましょう。

〇たこ糸の輪っかを両手の指2・3本にかけます。



〇図のようにたるませると、回転板が中央にきて垂れ下がります。この位置で回転させます。

〇両手を小さく回して、回転板をグルングルンと数十回まわします。



 すると、たこ糸に”より”がまわした分だけかかります。

 ここで、「ブンブン」の準備ができました。これから鳴らしていきます。



〇「ブンブン」の鳴らし方
①両手でたこ糸を強く引きます。”より”がほどけて、回転板がまわります。
②”より”がほどけ終わるタイミングで、引く力を弱めます。回転板はまわり続ける(=慣性)ので、先ほどと逆の方向に”より”がかかります。
③まわっている回転板が止まるタイミングで、引く力を強めます。”より”がほどけて回転板がまわります。この時の引く力が大きいと「ブン」と鳴ります。
②[ほどけ終わり][力を弱める][“より”がかかる][回転が止まる]
③[回転が止まる][力を強める][ほどける][回転する]「ブン」と鳴る。
②[ほどけ終わり][力を弱める][“より”がかかる][回転が止まる]
③[回転が止まる][力を強める][ほどける][回転する]「ブン」と鳴る。
  ・
  ・ 
(繰り返す)

 ③のとき「ブン」と鳴るので、繰り返すと「ブンブンブン・・・」と鳴ります。

 ③のとき、もっと強い力で引くと「ブン」と大きい音・短い時間で鳴ります。
 “より”の回数は一定なので、高速で回転すると、短い時間で“より”はほどけてしまいます。

 長方形と正方形を「ブンブン」で比較してみると、確かに長方形が大きく鳴りました。私の耳の感覚ですから、自身はこれで納得しました。疑問がありましたら、ぜひ追試で確かめてください。

 作って「ブンブン」を楽しんでくださいね。



 うまくできましたか。

 



 〔作り方・遊び方〕をPDFファイルにしたものをつくりましたので、よかったらダウンロードしてください。
 
次の図をタップするとダウンロードできます。




厚紙「ブンブンごま」づくり

2022-05-30 18:23:42 | 作って遊ぼう教室
 先の投稿で牛乳パックの底でブンブンごまをつくりました。大変頑丈(がんじょう)で遊びにはもってこいのものでした。
 そこで、普通の厚紙でも作ってみようかと考えてみました。欠点としては牛乳パックより〔柔ら(やわら)かい〕ので早く壊(こわ)れてしまうことです。その壊れそうなところに厚紙を重ねて、欠点を少しは免(まぬが)れるように工夫しました。しかし、あまり頑丈(がんじょう)になりすぎるとたこ糸がこすれて切れてしまうと、高速に回転する厚紙が飛んでいくので非常に危険なことが起こります。2つの穴が壊(こわ)れても厚紙が回らなくなるだけですから、この方が安全です。

〔関連パソコンサイト〕


 それでは作っていきましょう。
 厚紙以外で必要なものです。



 厚紙を切っていきますが、どれくらいの大きさがいいかよくわからないので、次の大きさの違うものを準備してみました。厚紙で作る回転板を正方形とします。 辺の長さを11cmから1cm刻みで4cmまでの8種類です。



 補強(ほきょう)のために、厚紙一辺2cmの正方形を2枚準備します。回転板が8枚ですから、小さな正方形は(2×8=)16個が必要です。

 定規とボールペンや鉛筆で線や印を引いていきます。



 こんな感じです。全部に対角線を引きます。回転板は両面に引いてください。(小さな方は一面だけです。)
 小さな正方形のひとつに穴を開けるところに印を付けます。対角線の交わったところが中心ですから、中心から4mmの対角線上のところです。中心から正反対の4mmところにも印を付けます。

 ブンブンごま一つ分ではこんな感じです。
 穴開けの印は、小さな方の一つだけに印(2つ)があります。



 全部に線と印が付きました。 



 小さな方の線の無い面にノリを付けて回転板に貼ります。



 対角線をそろえて貼ると、中心が重なります。回転板の両面に貼ります。



 穴の印のある方を上にしておいてください。



 全部がここまでできました。
   ・
   ・
 しばらく乾くまで待ちます。(5分以上)
   ・
   ・
 次は穴を開けていきます。
 画びょうを印のところにまっすぐ上から差し込みます。厚紙が3枚重なっているので、一回では通りません。刺したり抜いたり数回して通します。2ヵ所とも忘れずに通します。



 小さな穴ですから、まだまだたこ糸は通りません。

 この穴を大きくしていきます。



 先の尖(とが)ったものを無理(むり)やり通します。つまようじ(竹製がよい)や千枚通し、釘、焼き鳥の竹ぐしなどがいいです。刺したり抜いたり、グリグリしたりして、穴を大きくしていきます。グリグリで穴の入り口と出口が広がって、刺すときに中央部分が広がります。つまようじや竹ぐしが通り抜ければ穴の出来上がりです。

 たこ糸を1m切ってください。



 たこ糸の両方の端(はじ)を先ほどの2つの穴に通します。



 つまようじ程度の穴であれば、スーと通ります。

 通した2つの端を合わせて摘(つ)まんで結びます。一重結びで十分です。(外れません。)



 これで《ブンブンごま》の完成です。



 全部の完成です。




 さあ、遊んでみましょう。

 一本の指にブンブンごまのたこ糸の輪の2つの端をかけます。



 すると、回転板が垂れ下がります。ここがたこ糸の真ん中です。ここで回すようにします。

 手の両方の1~3本の指にたこ糸を引っかけてダラッとさせます。



 これを十数回グルグル回してたこ糸に“より”をかけます。



 さあ、ここから♬ブンブン♪が始まります。



① “より”がかかったところで両方から引っ張ると、“より”がほどけるように回転板が回ります。

② “より”がほどけ終わるタイミングで引っ張る力を弱めます。回転板はまわり続けるのでさっきと逆の方向に“より”がかかります。 

③ 回転板が止まるタイミングで、引っ張る力を強めます。すると“より”がほどけるように回転板が回ります。

 ②③②③②③・・・(繰り返し)・・・と繰り返して、引く力が強くなったところで「ブンブン」と鳴り始めます。



 こんな感じで楽しめます。


 最後に、どのくらいの大きさにしたらいいかの研究です。


(タップして拡大してご覧ください。)

 私見ですが、正方形では辺の長さが6cm以上がいいと思いました。11cmまでやってみましたが、十分楽しめました。しかし、大きすぎると“大きな力が必要”になります。危険も増してきます。11cmぐらいが上限のようです。

 私としては 6~11cmをお勧めします。


作り方のプリントです。次の写真をタップするとpdfファイルが開きます。






〔関連パソコンサイト〕


 





牛乳パックで「輪投げあそび」づくり

2022-05-23 21:13:55 | 作って遊ぼう教室
<パソコンページ>
 小さな子どもと一緒に遊ぶのに[輪投げ]はどうですか。
 牛乳パックをハサミで切るのが子どもにはチョッと難しいですが、大人と一緒に作るのはどうでしょう。
 底のところを台として、4つの角(かど)のひとつを輪の入る柱にします。残りの側面は四角柱状になっていますので、それを輪切りにして、四角い投げ輪をつくります。

 ハサミで切るところを青い線で表しています。破線(点線)は見えないところです。
 黒い線は牛乳パックの輪郭です。破線(点線)は見えないところです。



 寸法は厳密なものはありませんから自身で決めてください。
 私の場合は、ケガキもしないで直接ハサミを入れて切っていきました。
 子どもに作らせる場合は、マジックで書いてあげたらいいですね。(ボールペンや鉛筆では、きれいな線は引けません。)

 では、底の方からハサミで切っていきましょう。



 写真を大きくしてみました。切るところはわかりますか。どこからハサミを入れるか計画を立ててから始めます。立体ですからそこが重要です。



 柱にするのは、側面の四方の角のうち、ひとつだけ固いところがあります。つなぎ目のところです。ここを柱にするのがベストです。
 角を活かして角の両方の面を幅1cmほどを残して切っていくと、折れない固い柱になります。
 
 次に、柱の角と反対側の角からハサミを入れます。写真では底近くからハサミを入れていますが、立体にハサミを入れるのは難しいです。もっと上の方からハサミを入れると、角を折って平らにできるので切りやすいです。まずは輪切りにしてペン立てのようなものをつくって、そこから線のように切ってください。



 柱の出来上がりです。


 上の部分で四角い輪を作っていきます。



 写真を大きくしてみました。複雑に見えますが、平らにつぶすとまっすぐハサミで切るだけです。
 幅は1cm程度で切っていきます。厚いですから力がチョッと必要です。子どもにはマジックで線を入れて、ゆっくり切ってもらうといいですね。



 こんな風にハサミで切っていきます。

 これだけつくることができました。



 10個つくることができました。


 これですべて完成です。さあ~ 遊びましょう。

 1m離れて投げてもなかなか入れるのは難しいです。練習もなしにですから1つ入るのがいいところです。皆さんだったらもっともっと入ると思います。親子で、ジ~ジ・バ~バと孫とで楽しんでください。



 輪は、5つまでは柱に入ります。しかし、なかなか入らないので、10個持って10点満点で競っても5点まで取ることはできないでしょう。しかし、回を重ねて上手になったら、5つ持って5点満点で競ってください。
 四角い投げ輪は不安定です。軽いし空気抵抗が大きくて予測のつかない飛びかたです。
 もっと折り目を増やして円にしてやると、回転させて投げると安定して飛びます。



 投げ方・飛び方を四角と円で比較した図です。回転の有無もやってみました。
 安定して飛ぶのは円の投げ輪を回転させて投げたものだけでした。
 四角いものを回転さててもすぐ回転しなくなります。そのあとは回転させないものと一緒で、向きや方向を変えてヒラヒラ予測不能な動きで落ちていきます。



 図にするとこんな風です。面白いですね。

 四角い投げ輪、円の投げ輪のどちらにするかも面白いですよ。 


作り方ダウンロード

写真クリックでPDFファイル




追伸
 我が家も、この夏は息子家族が帰省すると連絡がありました。孫娘二人と作って遊びたいと思っています。楽しみだな~。

<パソコンページ>


 最後まで読んでいただきありがとうございました。参考になりましたら幸いです。
  

 

「ブンブンごま」づくり教室を楽しみました!

2022-05-17 14:48:47 | 作って遊ぼう教室
 5月16日(月)の午後、「ブンブンごま」づくり教室を実施してきました。

 午後3時に子どもたちが教室に来てくれました。1年生4人、2年生6人の10人の児童です。

児童1「今日は何するのかな!」

指導員「今日はね、特別に先生に来てもらって楽しいものつくるんだよ!」

 私の名札を見て
児童2「◇〇の△▽と つくってあそぼう?」

私「読んでくれてありがと。よろしく。」

 このような会話が教室を始める前にありました。

 こんなこともありました。

 私の頭を指さして、

 ・・・私の頭はこんな感じ・・・

児童3「どうしてここだけ毛が生えてないの?」
私「抜けてなくなったんだよ。」
児童3「育毛剤(いくもうざい)買ってつければいいのに!」
私「お金で買うんでしょう!」「育毛剤は買わないんだよ。」「心配してくれてありがとう。」


 という会話がありました。こんな会話はよくあることです。思ったことは口に出してしまう児童もいっぱいいます。このように何の躊躇(ちゅうちょ)もなくです。むしろ私のことを思っての言葉ではないでしょうか。

 家に帰ってから、こんなとき何と返してやったらいいか考えました。

 「大人になって、おじいちゃんになっていくと、毛が抜けていく人がいるんだよ。私だけでなくいっぱいいるでしょう。残念だけど、育毛剤を付けても毛は生えてこないんだ! でも平気だよ。これでいいよ。」

 と言ったらどうでしょう。こんな返しもあるよというのがあったら教えてください。

 気をつけたのが

「君だって大きくなったら抜けてしまうかもしれないよ。」

 とは言わないことです。こういう子ですから、自分もそうなるかもしれないとなったら〔心配〕をひとつ抱(かか)えることになってしまいますから。

午後3時10分になって教室を始めました。

「今から作るのはこれです。みんな知っているかな?」
  「????」「????」「?ブンブンごま?」
「今から遊んでみましょう。ひとつずつ配ります。」
「さあ~遊んでみましょう。・・・ どうやって遊ぶかやってみてください。 ・・・」
  ・・・
  ・・・
 (だれも遊べない状況)
「こうやって遊びます。  聞こえる⤴・・ブンブン・ブンブン・・・が聞こえる。」
「だから〔ブンブンごま〕て言うんだよ。」
「たこ糸の両方の端を一つの指に引っかけます。」
「底板が一番下になるように引っ張ります。」
「たこ糸の両端を左右の指にかけて広げると、底板が真ん中にあります。」 
「グルングルングルングルン・・・と回します。するとたこ糸に撚(よ)りがかかっています。」
「これを両側から強く引っ張ると、撚りが解(ほど)けるように底板が回ります。」
「ほどけ終わるタイミングで張りを弱めると、底板は回り続けて、さっきとは逆に撚りがかかります。」
「底板の回転が止まるタイミングで、たこ糸を左右に強く引っ張ると、逆方向に底板が回転を始めます。」

  (くり返す)

「いいタイミングで引く力を強めたり弱めたりすると、このように『ブンブンブンブン・・・』となり始めます。」

「みんなもやってみてください。」

 みんなの挑戦がはじまりました。

 なかなかうまくいきません。

 1分ほどで2年生の女の子が「ブンブンできました。 ・・ブンブンブンブン・・」

 2分ほどで2年生の男の子が「できた!できた!」



 どうしてもできないと諦(あきら)めて顔をふせてやめた児童がいました。

 指導員三人と私で個別指導を始めました。

 「こうやってぐるぐるぐるぐる回します。」
 「撚(よ)りがかかっているでしょう。」
 「たこ糸を引っ張ると底板が回るよね。」
 「撚りが解けてしまうタイミングでたこ糸の引っ張りを弱めると、」
 「底板が回り続けて、たこ糸は逆に撚りがかかっていきます。」
 「底板の回転が止まりそうになったら、またたこ糸を引っ張ります。」
 「これを繰り返して、力を強くしていくと」
 「・・・ブンブンブンブン・・・ほら、遊べるよ。」
 という具合に指導しました。

 10分ほどで全員が遊べるようになりました。

 さあ、制作です。

 「これからは、このブンブンごまを自分で作ります。」
   「へえ~、できるかな!」「できるよ!」
 「家に帰ってからもできるように、牛乳パックのところから私がやってみます。」



 「牛乳パックの注ぎ口からハサミを入れて、つなぎ目を切っていきます。底まで行ったら、横にぐるっと回して切ります。そこが切り取れました。側面は他に使いますから取っておきます。」
 「底板の真ん中に2つの穴を空けます。画鋲で刺して空けます。」
 「画鋲の穴は小さいので、その穴に爪楊枝を刺して大きくします。刺したり抜いたり、グルグルしたりして少しずつ穴を大きくして、向こうまで通してください。」
 「みんなには画鋲で穴を空けた底板を配(くば)ります。爪楊枝も配りますが、用が済んだらすぐ返してください。」

(残念ながら、写真は撮れませんでしたが、児童の空けた穴が取れました。)


 「たこ糸を配ります。こうやって穴に通します。」
 「通ったら、たこ糸を結ぶと 完成 です。」
 「うまく通らないときは、水を付けて尖らすといいですよ。」



 一生懸命にたこ糸通しをしています。



    「なめてはだめですか?」「コロナのときですから水でお願いします。」
    「爪楊枝で押し込んでもいいですか?」「いいですよ、用が済んだらすぐ返してね。」
 1年生「結べないんです。」「(結んでやって)できたよ。」「ありがとうございます。」

 指導員が結んでやっています。 


 出来上がって遊んでいるところです。



 持ち帰るために名前を書いています。



 「これで終わります。」

 「あ~、楽しかった!」
4時ちょうどでした。

 こんな感じで作って遊ぼう教室を終了しました。牛乳パックの底以外で作る方法は時間の都合で割愛しました。

 ついつい長いブログになってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。コロナ禍でいつ中止になるかわからないので、児童のリクエストの多いものから今年はやっていこうと考えています。次は風車づくりです。ご期待ください。 

「ブンブンごま」づくり教室の準備

2022-05-15 23:08:35 | 作って遊ぼう教室
 5月16日(月)は本年度初めての活動日です。近くの小学校の1・2年生12名が参加してくれます。どんな子供たちかも楽しみです。コロナ禍で昨年度は活動がなかった小学校でしたから全員が初めての出会いです。

 最小限に必要なものは、この小さな箱に納まってしまいました。



 左側の列の牛乳パックの底が回転盤となる材料です。中心部分に画鋲で空けた小さな穴2つがあります。そこまでは加工済みです。1・2年生ですから画鋲は危険と判断して私がすることにしました。

 中央の後ろ側にたこ糸を1mに切ったより紐が入っています。たこ糸はダイソー(100円ショップ)ではキッチンの売場にありました。
 その手前が道具の画鋲(がびょう)と竹爪楊枝(つまようじ)です。竹爪楊枝だけを配布します。画鋲はもしものとき用です。

 右側の列の牛乳パックの底が完成品です。ただし、向こう側が「ブンブン・ブンブン・・」と良く鳴るものです。これも配布します。手前は欠陥品です。私が演示して「旨くいかないところ」を紹介するためのものです。

 次の写真は道具(工具)です。配布するのは竹爪楊枝(つまようじ)だけです。それ以外は、何かあったときに必要なものです。どうして竹爪楊枝かというと、小さな穴を広げるのに使いますから、硬くて強いものがいいからです。木爪楊枝は折れやすいです。



 次、これが持参する全てを並べたものです。



 これらを、どう使って教室を進めていくかお話しします。

① 「今日はブンブンごまを作ります。」と遊んでいるところを見てもらいます。

② 〔ブンブンごま〕を一人一人に配布して遊んでもらいます。

③ 牛乳パックの底以外でも作れることを紹介します。
  厚紙各種です。



 これらで作ったブンブンごまです。



 正方形や上下左右対称図形ですから、線を引いたり長さを測ったりして、中心が正確に求められて〔完成度〕の高いブンブンごまができます。



 でも、これらには欠点があります。



 たこ糸の通る穴が遊んでるうちに、互いの穴のある方向に広がっていくんです。十数回、数十回ほど遊んだところでつながってしまいます。(壊れました)

 牛乳パックの底板は簡単には壊れません。
  このことを紹介します。

④ 牛乳パックをハサミで切って底板を取り出すところから、底板に画鋲で2つの穴を空けるところまでを演示します。



⑤ 〔底板〕〔たこ糸1m〕〔竹つまようじ〕を配布します。

⑥ 子どもたちと一緒に作ります。

⑦ 遊びます。 うまく回らないときには、個別に修正をします。


 こんな計画で活動をしてきます。「楽しみだな~!」

 活動の報告は、なかなか写真を撮るのが難しいので遅くなるかもしれません。
 事前に「すみません」です。


(再掲)五月人形〔端午の節句〕キッチンペーパーで作ります。

2022-04-27 10:32:18 | 作って遊ぼう教室
 もうすぐ子どもの日ですね。一年前に紹介した5月人形を再掲します。よかったら作ってみませんか。必要なものはキッチンペーパーと折紙、爪楊枝、輪ゴムです。

 雛人形に続いて、端午の節句の5月人形をキッチンペーパーアニマル(KPA)で作ってみました。折紙の兜を載せただけですが、となりに“鯉のぼり”を添えて雰囲気を作ったつもりです。



 後の方で、鯉のぼりの作り方・兜の作り方を紹介します。

 まずは、3つの兜をご覧ください。





 とんがり兜はチョッと小さいサイズになってしまいます。3つとも同じ大きさの色紙で作っていますから、“とんがり”だけはひとまわり大きい色紙で作ったらいいですね。
【鯉のぼりの作り方】



 イカ紙飛行機を作るときに「これは鯉のようだ」と思っていました。それとちょっとしか違いませんので、わからないときには、イカ紙飛行機の記事を参考にしてください。

 1枚の色紙を8枚に切り分けます。


 その一枚で一匹の鯉を折ります。半分に折って中央に折り目を作ります。


 下の左右の角を、中央の折り目に沿うように、三角に折ります。最後に裏返します。


 下の左右の折り目を、中央の折り目に沿って折り曲げます。その後、写真に示した線のところを折り曲げます。


 折り目の内側にノリを付けてしっかり押さえてください。

 鯉の形ができました。

 次は、ポールに鯉を上げて鯉のぼりを作ります。

 必要な材料です。

 色紙の目をノリで付けます。

 鯉ができました。

 鯉をポール代わりの爪楊枝に付けるために、爪楊枝の一面にのりを付けます。


 ノリの付いた側に鯉を置いて、10分以上(乾いてくっ付くまで)待ちます。


 待っている間に、爪楊枝(ポール)を立てるために、名刺を4分の1に切ったものに尖ったもので穴を空けます。


 爪楊枝に鯉がしっかり付いたら、名刺片の穴に爪楊枝を立てて完成です。そこにノリを付けると完璧です。


 ちょっと小さいな~と思われたら、色紙を半分にしたもので鯉を作ってください。大きさは縦横2倍になります。


次は
 【兜(かぶと)の作り方】

※ 再掲です。



3種の兜の作り方を説明します。“一般的な兜”“とんがり兜”“角(つの)兜”です。

それでは“一般的な兜”です。


折紙を色のない方を上にして置きます。


まず、三角形に折ります。山の形になります。頂上が下になるように置きます。


左の端が山の頂上に重なるように折ります。


右側も同じようにします。


左右下の先端が上の先端と重なるように折ります。


図のように折り曲げて“角(つの)を作ります。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線のところから折ります。


更に折り線のところから折ります。


下のもう一枚を、兜の内側に折り込みます。


一般的な兜の完成です。



次はとんがり兜です。


折紙を色のない方を上にして置きます。


図のように三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


右の先端が下の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


図のように左の辺が中央と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


下の先端を左右とも折れ線から折り曲げます。ここが角の原形です。


角の原形を折れ線から折ります。立派な角になりました。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線から折り曲げます。


また折れ線から折り曲げます。


下のもう一枚を兜の内側に折り込みます。


高い兜の完成です。


三つ目は角(つの)兜です。


ここでは一カ所ハサミを使います。
これまでと同様に折り紙の色のない部分を上にして置きます。


三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


左の端が山の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


一般的な兜とここから違ってきます。
折れ線から折ります。一般的なものより大きな角の原形となります。


切り線のところをハサミで切ります。


切ったところの下の部分を折り線から折ります。


下の部分をこれまでと同じようにします。




角(つの)兜の完成です。


【キッチンペーパーアニマル(KPA)の作り方】











【子どもがかぶれる新聞紙兜の作り方】

 実際にかぶれる兜を新聞紙で作ります。
一般的な兜は、両開きした新聞紙の縦辺、つまり短い方の辺の長さを一辺とした正方形にしますので、一枚の新聞紙で作ります。


図のように折って折った部分が直角二等辺三角形になるようにします。しっかり折り目を付けます。


開くと折り目が付いています。


下の(ここ)のところから新聞紙が正方形になるように折ります。重なった部分は少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この正方形で一般的な兜を折ってください。

かぶれる一般的な兜の完成です。大人の頭も入る大きさです。

次に高い兜を作ります。
新聞紙の長い辺を一辺とした正方形を作ります。したがって新聞紙が二枚必要です。
長さの物差しとして補助の新聞紙がもう一枚、合計三枚を使います。
まず、補助の新聞紙を横向きに置きます。


その左側の端に合わせて新聞紙を縦に置きます。


補助の新聞紙の右側の辺に合わせて新聞紙を縦に置きます。
新聞紙の長辺を辺とした正方形ができます。重ねた新聞紙の上の二枚を少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この新聞紙で高い兜を折るとかぶれる兜ができます。大人もかぶれます。

高い兜の完成です。


皆さんで楽しく作ってください。

〔パソコンページ〕


 





再掲 新聞でかぶれる兜(かぶと)づくり

2022-04-18 11:33:17 | 作って遊ぼう教室
 多くの皆さんが〈兜(かぶと)づくり〉のブログを見ていただいているので、ここに再掲載することにしました。子どもたちと一緒に作ってみませんか。


 5月5日は子どもの日です。連休の最終日で子どもたちが元気に遊ぶ様子が目に浮かびますね。兜(かぶと)は子どもの日には欠かせないアイテムです。私の小学校3年生の孫が、昨年のひな祭りが過ぎるとすぐFaceTimeで「おじいちゃん、かぶとの作り方を教えて~!」と連絡してきました。早速、その場で作ってみたところです。目を描いて「金魚になっちゃった!」と喜んで見せてくれました。兜を横から見ると”つの”が”ひれ”になって、金魚のように見えました。

 妹の保育園児はチューリップ組(4才)ですが、一人ひとり兜を教わりながら作れたそうです。誰にも作れそうですね。
 これが新聞で作った3種の兜です。(一般的な)兜、角(つの)兜、とんがり兜です。

 かぶるとこんな感じです。

 私の孫のように、作り方を教えてあげるのもいいですよ。

 では、作ってみましょう。

 新聞紙は2面で1枚になっているものを用意してください。その新聞の長い方の辺を“長辺”、短い方の辺を“短辺”と表現します。



 3種の兜は正方形の形から作ります。
 短辺を一辺とする正方形からは(一般的な)兜と角(つの)兜ができます。ということはこの2つはそれぞれ新聞1枚で作れるということですね。
 長辺を一辺とする正方形からはとんがり兜ができます。つまり新聞紙2枚で作れます。


 短辺を一辺とする正方形の作り方です。

 角(かど)の両端の短辺と長辺を合せると、写真のように短辺の長さを長辺に移すことができます。

 重なっていない長方形のところを三角の方に折り曲げて三角の部分を開くと、短辺を一辺とする正方形になります。

 長辺を一辺とする正方形の作り方

 2面で1枚になっている新聞紙を3枚用意してください。そのうち2枚で長辺を一辺とする正方形を作ります。もう1枚は長辺の長さの比較に並べます。

 右側上の新聞を下にずらして長辺を一辺とした正方形を作ります。重なったところにノリを付けて接着します。


 これで正方形の新聞ができました。これから兜を作ります。

作り方

【(一般的な)兜】

 新聞の短辺を一辺とする正方形を用意します。

 三角に折ります。しっかり角を合せます。

 両角を直角の角に合せるように折ります。

 両方の折り下げた三角形の半分を折り上げます。

 次の写真のように折り曲げて、角(つの)を作ります。

 下の三角は2枚からできています。その上の一枚を写真のように折り上げます。

 さらに、両角を結ぶ線を折り目として折り上げます。

 下の三角を兜部分の隙間(すきま)に差し入れます。

 奥まで入れてください。
 (一般的な)兜の完成です。

【角(つの)兜】

 写真番号⑦までは【(一般的な)兜】と一緒です。その続きからです。

 次の写真の“線”は折り目です。

 折り目のように、少し斜め上に折り上げてください。

 
 左右の尖(とが)った角(かど)が角(つの)になるように、ちょっと下をハサミで切って、その下部分を折り曲げます。切れ目にノリを付けて、切れ目がきれいになるよう接着します。


 その後は、【(一般的な)兜】の作り方の写真番号⑩からと同じです。






 角(つの)兜の完成です。

 いかがですか。
 ちょっと角の部分が折れ曲がっていませんか?私の作ったものも新聞では柔らかすぎてフニャっとまがってしまいました。そこで次のように割り箸を角に入れてやるとピシッとカッコよくなります。

 最後の仕上げに、割り箸やストローのようなものを差し入れてください。


【とんがり兜】

 新聞紙の2面1枚の長辺を一辺とする正方形を用意してください。

 
 まず、三角に折ります。


 左右の角(かど)を、下の直角の角(かど)に合せるように折ります。


 左右の上側の辺を、中央線に合せるように、左右から折ります。


 写真のように、左右の下側の三角形を折り上げます。


 写真のように、折って小さな角を作ります。


 写真のように、下の2枚ある三角の上側1枚を折り上げます。


 両角を結んだ線を折り目として折り上げます。


 下の残った三角を兜部分の隙間(すきま)に入れていきます。

 奥まで入れて完成です。

再掲


 
 兜の完成です。

 作り方をまとめました。







この縮小の〔つくり方〕の写真をタップするとpdfファイルがダウンロードできます。





 読んでいただいた皆さんから、子どもたちに作ってやったり、一緒に作ったりと楽しむことができますね。
 わからないところは折紙で兜づくりの記事を参考にしてください。

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援

そこに新聞紙かチラシありませんか!ここに次のような三種の兜(かぶと)の作り方を紹介します。時間があれば作ってみませんか。〔パソコンページ〕5...

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援









 最後まで、読んでいただきありがとうございました。



 

ブンブンごま〔牛乳パックの底で作る〕

2022-04-11 13:07:51 | 作って遊ぼう教室
 いっぱいの牛乳パックの底です。

〔関連のホームページ〕

 我が家では牛乳パックは2日に1つ空になりドンドン溜まってきます。これを使ったおもちゃを作ってきましたが、その底はあまり使い道がありません。いつもそのことを気にかけていたところに"ブンブンごま"が頭に浮かんできました。これは良いと思って作ってみました。簡単にできると思いきや穴の空け方やバランスが難しくて苦心しましたが何とか出来上がりました。
 制作の仕方ですが、一般的にはキリや千枚どおしを使ったりと危険なところもあるので"画鋲(がびょう)"を使うと小さな穴しか空きませんが、それをボールペンの先端で広げてやると大きくなることがわかりました。そんなことを考えながらの作り方を紹介します。

 制作するブンブンごまです。

 中心部分に2つの穴を空けてそこにより紐(ひも)を通して端を結んで輪っかにします。

 準備するものです。
 材料〇牛乳パックの底〇より紐(ひも)70~100cm
 器具〇画鋲〇ボールペン〇ハサミ〇定規



 では作っていきます。

 牛乳パックの底を一つ

 大きさは一辺が70mmの正方形です。対角線は100mm程です。中心に2つの穴を空けますが、準備として定規とボールペンで2つの対角線を引きます。その交点が中央(重心)となります。1つの対角線上に中央から等距離のところに間隔10mm以下の位置に印をつけて画鋲で穴を空けます。私としては間隔4mmがベストでした。それ以上間隔を小さくすると穴がつながりそうです。そうならない最小の間隔です。つまり間隔は小さい方がいいということです。
 穴の空け方や広げ方のコツは後で写真でお見せします。
 より紐はダイソーから「たこ糸」を買ってきました。40mで110円です。これをハサミで70~100cmを切り取ります。1巻きで40本以上も作れます。

 牛乳パックの底に空けた2つの穴により紐を通します。
 より紐の通し方のコツは後で写真で示します。
 通したら両端を結んで輪っかにすると出来上がりです。
 結び方は、裁縫の絹糸を結ぶように、端を揃えてひとさし指に巻いて親指でよじって結びました。
 輪っかを両手で左右に引っ張って底板を中央付近に持ってくると遊びの準備ができました。



 それでは遊んでみましょう。

 より紐の輪っかの両端を左右の手の親指に引っかけます。もう一度その真ん中に牛乳パックの底板が来るように移動させます。このとき穴とより紐がユルユルの場合は2つの親指を合せると底板は中央に移動します。
 チョッと緩(ゆる)めてグルグル回すとより紐によりがかかります。(ねじれます。)
 それを両方から引っ張ると、ねじれが解(ほど)けるように底板が回転します。勢いよく引くと回転速度が増して、解けた後も回転の勢いて逆方向にねじれがかかります。
 止まりそうになったとき、また強く引っ張ると逆に回転を始めます。そのとき”ブ~ン”と音がします。

 次のように力を入れて左右に引く力の強弱をくり返すと

 ブンブンブンブン と繰り返して鳴ります。コツとしては引く力を“0(ゼロ)”にしないことです。ゼロにしてしまうとより紐が絡(から)んでしまうことがあります。注意してください。

 実は遊ぶときに、うまくブンブンならないときも多いです。それには2つの原因がありますので紹介します。
その一:
 2つの穴の間隔を10mm以上にした場合です。

 より紐の輪っかを強く引っ張ると底板がより紐と平行に寝てしまうことが多いです。回転させようとしても空気抵抗が大きくて速くは回せません。
 底板をより紐に垂直に立てようとすると親指一本ではなくて、他の指4本にひっかけるとよいですが、緩(ゆる)めて回転させようとしてもねじれが掛かりにくいし、引っ張って掛かったねじれを使って回転させても、その勢いでねじれを掛けることができません。

その二:
 回転軸と中央(重心)がずれている場合

 底板の2つの穴の中央がより紐の輪っかを引っ張ったときの回転軸となります。上図の3つの底板はいずれも回転軸と中央(重心)がずれています。

 この場合、先に示したように引っ張ってもスムーズに回転することはできません。回転させようとすると上下左右あちらこちらに揺れてうまく回りません。回ったとしても力の加減でポンと跳ねてしまって回りを止めてしまいます。

改善の方策
〔その一〕の場合は、より紐をハサミで切って2つの穴空けからやり直してください。
〔その二〕の場合は、例に示した極端な偏芯(へんしん、回転軸と中央(重心)のずれ)は穴あけからやり直すべきでしょうが、チョッとした偏芯は、底板の周囲をしっかり観察して重心をずらすような切り損じがないかをよく見てください。そこを切りそろえて回してみます。切って回してをくり返してブンブンに近づけていきます。逆に、切って良く回らなくなると反対方向を切り取ってください。するとよく回り始めます。


 これまでの説明を写真を使って紹介します。


















 より紐の両端を結ぶと完成です。



 チョッと簡単な穴の空け方を紹介します。

 牛乳パックの底の内側を見るとこのようになっています。2つの違う牛乳パックです。

 接着の圧力のかけ方は違っていますがどちらも基本的には同じ折り方ですね。これを見るだけで中央(重心)がわかります。2つの三角の頂点のところが中心です。

 それを目印に間隔4mmで2つの穴を空けます。三角の頂点のところは紙が何枚も重なっていて画鋲が刺さりにくいので紙が一枚のところに穴を空ける印をつけます。


 対角線を引く手間が省けます。
 画鋲で穴を空けているところです。

 小さな力で簡単に穴が空きます。

 穴は小さいのでボールペンの先を穴に刺して、穴を大きくします。



 より紐を穴に差し込みます。より紐を水で湿らせて尖らせボールぺンで押さえて差し込みます。



 もう一方も差し込みます。



 差し込んだより紐の両端を結ぶとブンブンごまの完成です。



 いかがでしたか。旨くできましたか。私としては2分程度で1つ出来上がりました。調整が必要でも1分もあればブンブンと鳴ります。
 ぜひ挑戦してみてはいかがですか。

作り方をまとめてみました。





この〔作り方の縮小図〕をタップするとpdfファイルがダウンロードできます。

 ブンブン回っているところです。



 よく回らず調整が必要です。



 

〈再掲〉KPAのひな人形のつくり方

2022-02-22 09:40:25 | 作って遊ぼう教室
〔ホームページ〕

 もうすぐひな祭りですね。ひな人形は飾りましたか。わが家ではKPA(キッチンペーパーで作ったアニマル)をボディーにして色紙で着飾ったひな人形を作っています。

 皆さんも作ってみませんか!

 ここに作り方を紹介します。

 また別に詳しく説明したブログもあります。ここをタップすると見ることができます。

 小1の子どもたちが作りました。


 これに、男雛には、束帯・烏帽子・笏を、女雛には、十二単・冠・檜扇を身に付けさせると“ひな人形”になります。


 そうやって作ったひな人形です。


作り方を紹介

 では作っていきましょう。









 次は、束帯などの衣装を作ります。

 タップで拡大図





タップで拡大

タップで拡大

 真っすぐに立たないときには、このように十二単の後ろを折ったりハサミで切ったりして調整してください。


作り方のプリント

 キッチンペーパーアニマル本体の作り方です。プリントをタップするとダウンロードできます。


 ひな人形の衣装などの作り方です。プリントをタップするとダウンロードできます。




 ご覧いただきありがとうございました。


元サイト《KPAひな人形の作り方》


〔ホームページ〕
 







牛乳パックでスマホ台

2022-02-20 22:01:50 | 作って遊ぼう教室
 今はスマホでNHKプラス・TVer・YouTubeなど動画をよく視聴しますね。どれも長時間ですから手が疲れませんか。私の場合は7~8年前からそう思いここに紹介するスマホ台を牛乳パックで作って使っています。長く使っているのに壊れもしないし丈夫です。
 作り方をここに紹介します。ここの内容はホームページにも紹介していますのでここをタップすると見ることができます。

 こんなものを2種作ります。

 左手前の方がスマホ横置き用の一般的なスマホ台です。右後ろにあるのが音の共鳴箱を備えたものです。
 使い方は

 Aは初めて作ったときのものです。特別な工夫はありませんがどのようなスマホでも使えます。
 Bは私のスマホに合せて作りました。スピーカーがスマホの下の面にあり音が出てきます。電源・イヤホーンなどの接続も同じ下の面にあります。したがって画面を見る方向と音の飛ぶ方向が違います。動画を見るときは右手の手のひらを半分丸めて、横にしたスマホの右端に添える必要があります。そこで音の共鳴箱を備えて音が前に飛んでくるスマホ台を考えました。

作り方
 まず牛乳パックをハサミで輪切りにします。その下側を使います。

 切る高さはスマホの大きさを参考にして決めてください。切り過ぎると戻れませんので、チョッと切ってスマホを置いてみて、また少し切って修正するようなやり方がいいでしょう。
 牛乳パックに印刷された文字や線・図形は水平と垂直の目印になります。定規代わりに利用してください。

 次からAとBの作り方を紹介します。

 Aは赤線で示したところを切ります。その下側がスマホ台です。


 Bは次のように切ります。右側はスマホが入るように切り抜きます。内側にハサミを刺さなければいけませんが、ケガをしないように気をつけてください。

 バツ印が牛乳パックの底ですが、底が背面になるように置くのが正しい置き方です。

 いかがでしたか。他の工作に比べたら簡単にできました。新しい案が浮かんできたらすぐ作れますね。ぜひチャレンジしてみてください。

作り方のプリント
 作り方をまとめた次のようなプリントを作りました。プリントをタップするとPDFファイルがダウンロードできます。offラインで利用してください。




 

輪ゴムの指でっぽう

2022-02-01 22:57:25 | 作って遊ぼう教室
〔パソコンページ〕

 ブログは大人対象ということで〔てっぽう〕も掲載することにしました。

 輪ゴムを飛ばして遊んだことはありませんか。輪ゴムを見ると取って飛ばすことが癖になっている方も多いのではないかと思います。
 しかし、「やったことがない、やってみたいけどいまさら聞けない、教えてくれるならやってもよい。」という人もいるかも・・・・と考えました。

 まず、輪ゴムを手にセットします。

〔写真タップで拡大可〕

 要点を吹き出しに記入していますのでよく読んでください。

 それでは、輪ゴムを一つ持ってきてください。実際に手にセットしてみます。

〔写真タップで拡大可〕

 セットの仕方、意外とうまくいきません。子どものときは見もしないでセットできたのに難しいです。それは人差し指がどうしても手のひらの方に少し曲がっているようです。(私の場合:高齢化)小さい子どもに同じように手にセットしてもらうとかなり人差し指が手の甲の方に反り返っています。
 どうしてもセットできないときには※印を読んで参考にしてください。

 それでもダメな時には別のセット方法があります。

 「あ~簡単そう。」と思われたんじゃないですか。親指に逆まわりにかけるので人差し指に掛けるとき掛けやすいんです。やってみてください。

 しかし子どものときには射的(しゃてき)のような遊びをするとき、このセット方法ではどうしても輪ゴムの飛ぶスピードが遅くなります。ぐるっと巻く方は360度巻くのに対して、逆向きは180度しか巻きません。前者の方が輪ゴムが伸びているんです。だから後者はスピードがでないんです。
 比較をすると

 というわけです。

 輪ゴムで遊んでください。意外と楽しいです。

〔このpdfがダウンロード:タップ〕

 

コロナ禍で活動中止

2022-01-17 23:55:22 | 作って遊ぼう教室
 日本では昨年の暮れからオミクロン株の市中感染が始まりました。昨日1月16日(日)の状況がこれです。

 熊本県はこの日新規感染者は435人の新記録です。先週日曜の27倍と急拡大です。感染経路不明者は31%もあり市中感染が始まっていることがわかります。しかし高齢者の感染者は少なく病床使用率16%入院率24%と医療がひっ迫する状況にはないようです。幼児や児童、生徒などの若者の陽性者が重症になりにくいとはいえどんどん増えてきているのが心配です。私の住んでいる八代市も厳しさが増しています。県でも人口比からすると一番多い市町村ではないかと思います。
 一昨年の3月からコロナの影響で『作って遊ぼう活動』が全くできなくなっていました。更に7月4日には熊本県南部では大水害にみまわれてダブルパンチというところです。そこから8月の始めまでは球磨村から要請があり毎日8:30から16:30まで元多良木高校(多良木町)の避難所や球磨中学校で子どもたちと遊んだり勉強したりと、かたずけや復旧作業で忙しい親や先生方のお手伝いをすることができました。
 いつもの活動が始まったのはその年の9月です。同じ球磨盆地の錦町から要請があり3つの小学校の放課後子ども教室に行きました。
 この町の最西部に球磨川と川辺川の合流地点があり、そこにくま川鉄道の鉄橋が架かっていて流されてしまいました。幸いにもその上流部の錦町では大きな被害はなかったということでした。くま川鉄道は一年以上復旧に取り組んで昨年11月末に部分運行にこぎつけました。人吉市までは行けないのでバスの代替運行となっています。
 その後は町村を隔てての活動はできなくなってしまいました。出来たのは最寄りの小学校のクラブ活動ですが、コロナが蔓延しているときには中止になったので、計画の半分程度の実施となりました。現在もその状況は変わりません。
 他町村に行けたのは昨年の8月でした。球磨盆地の相良村から要請があって〇〇小放課後子ども教室で8月2日に活動しましたが、オリンピックの最中にコロナが再び猛威を振るいだして3日の朝には熊本県から「ボランティア派遣事業をしばらく停止します。」と連絡がありギリギリの活動でした。
 相良村は球磨川の支流である川辺川が中央を流れていて大氾濫のあったところです。学校へ行く途中、通れない道もあり復旧作業が続いていました。
 9月になりコロナも峠を越えて収まりつつありました。私の故郷でもある芦北町から「放課後子ども教室を再開するので来てほしい。」と要請がありました。本年度中に2つの小学校をそれぞれ4回ずつ訪問します。前回は2年前でしたから当時の1年生は3年生になっています。どんなに成長しているか興味津々で嬉しくなります。「覚えているかな~!」というのもチョッと心配です。
 〇〇小は川の右岸にあり一昨年の大水害では二階まで水に浸かったのでプレハブ校舎で授業をしてきました。校舎の復旧が完了して「放課後子ども教室の第一番目に〇〇先生(私)に来てもらいます。」ということでした。実は私はその学校の先輩児童(63年ほど前の1年2組1番)なのです。
 水害直後、私の住んでいた家も二階まで浸かっていました。姉の家に行ったら同じようになっていました。義兄と2組の姪っ子甥っ子夫婦と力を合わせて泥かき、清掃、廃品運び出しに努めました。

 芦北町の活動は9月から12月まで5回活動できました。あと1月に2回、2月に1回が残っています。

 これが1月の活動計画です。

 今週は18日(火)芦北町の〇〇小放課後子ども教室、19日(水)八代市の〇〇小支援学級合同授業、21日(金)最寄り小学校クラブ活動の3日も活動が入っていました。
 まず連絡があったのが8日最寄りの小学校のコーディネーターからでした。

 456年30人が作って遊ぼう活動をします。この日は2時間連続の風車づくりで、3年生が見学に来て「どのクラブに入るか」の参考にする計画でした。残念ですが仕方がありません。
 芦北町の2校の放課後子ども教室コーディネーターとは1月11日(火)から連絡を取りました。町と学校では協議をされて放課後子ども教室の1月中の停止が決まりました。その〇小からの連絡です。

 同じようにもう一つの小学校からもありました。
 放課後子ども教室自体が開かれない状況は「厳しいな~」と感じましたが、町や校長先生の判断ですから状況の厳しさがそれほどなのでしょう。 
 ひとつ19日(水)八代市の〇〇小支援(情緒しょうがい児)学級合同授業です。今回の実施は5年目となります。11日(火)学校に行って打ち合わせをして、体育館で厚紙ブーメランづくりをすることに決まりました。作って遊んで、つまらない児童がいれば〇〇(私)さんが準備してくれた紙飛行機で遊ぶということになりました。最後はみんながブーメランや紙飛行機を飛ばして遊ぶ姿があればいいな~と思います。
 そういうことで、テレビを観るときにはいつも紙飛行機を作っています。
 今日17日(月)のお昼にこの学校の代表の方から電話がありました。「今日は給食を食べた後全児童を帰しました。20日のことは何も決まっていませんが、とりあえず今日の状況をお知らせしました。わかりしだい連絡します。」ということでした。
 テレビでは熊本県知事が「蔓延防止措置適用を18日要請する方向で最終調整」と言っています。〇〇小の学校閉鎖がこの学校だけか全部の小学校かわかりませんが、市中感染が広まっている状況もあるので、その折には〔適用市町村〕となるのではないかと思います。
 19日(水)の中止は“間違いないな!”と考えています。

 こんなこともありました。
 昨年末の3か月はコロナが収まった状況でしたから東京神田に暮らす息子家族が帰省してくれました。孫娘2人(5才、9才)が「おじいちゃん、あそぼ」というので、寅のキッチンペーパーアニマルと各種サイコロづくりを楽しみました。

 そのときの様子です。
 久々に楽しい正月を過ごせました。
 この活動にこれからも頑張ろうと思います。

 もし一緒にやりたいという人がいれば応援しますよ。