作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

セルフチェックシート(安全·安心に活動するために)

2021-06-24 19:48:02 | 社会に開かれた学校
      熊本県では、放課後子ども教室や多様な学校支援活動の充実を図るために、体験活動ボランティアチームを組織して、市町村の要請に応じて派遣する〔体験活動ボランティア派遣事業〕を実施しています。私も一人ですが「作って遊ぼう」「水生昆虫で川の水環境調査隊」の2つのチームとして活動しています。

 昨年3月からのコロナ禍に対応するために、熊本県ではこのセルフチェックシートの活用を勧めています。
 とは言っても、活動はめっきり少なくなりました。陽性者の数が目まぐるしく変化して、要請があってもお断りの電話が鳴るのも日常の出来事です。
 更に、熊本県では7月4日に球磨・芦北・八代で大水害が起こりました。コロナ禍の中で、避難所と中学校の支援に8月上旬まで活動しました。その時もこのセルフチェックシートを持参しました。

 これがセルフチェックシートです(名前は偽名)。図をタップすると拡大する図で見ることができます。



 安全・安心な活動をどのように保障するかを紹介します。

 活動を始める前に〔記入例〕に従って記入します。



[活動日・曜日][派遣先]です。

 体温計を持参して測定します。



 測定した体温を[事前]の欄に、また[検温時間]を記入します。味覚・臭覚の異常がなければ[味覚・臭覚の異常]の欄にレ(チェック)を記入します。同じように[その他の異常]の欄にも異常がなければレ(チェック)を記入します。

 教育委員会担当者に、体温の表示された体温計を見せて、セルフチェックシートの記述と同じか確認してもらい、セルフチェックシートを渡します。

 活動後、体温を測定してセルフチェックシートの[事後]の欄に、また[検温時間]を記入します。

 最後に、[派遣先確認欄サイン]の欄に教育委員会担当者のサインを記入してもらいます。

 これがセルフチェックシートの使い方です。

実際は、

 水害後の〇〇避難所では、朝8:00ごろボランティア受付で額(ひたい)で体温を測ってもらって測定値を[事前]の欄に記入してもらいました。[サイン]欄の上側にサインをしてもらいました。セルフチェックシートは受け取ります。帰りには、受付で体温を測ってもらって[事後]の欄に体温を記入、[サイン]の欄の下側にサインをしてもらいました。
 〇〇中学校では、事務室でやってもらいました。ここでもセルフチェックシートを預けることはできないので自身で持っています。災害の場ではそれぞれが忙しく他人のものは預かっておられません。事前と事後は他の人が対応してくれるのが現実です。
 これが1日のチェックです。活動日分のチェックやサインがあれば、次の教育委員会担当者の安全・安心の信頼は高まります。また、6/2、6/23にワクチンも済ませていますので、そのこともセルフチェックシートに記入しておきたいと思います。

 参考になりましたでしょうか。このようなチェックを目に見える形でみんなで確認することは、いろいろな場でも活用できると思います。ご活用いただきますようお願いします。
 



クラブ活動①「作って遊ぼう教室」紙飛行機づくり

2021-06-22 20:40:22 | 作って遊ぼう教室
 最寄りの小学校で、6月18日(金)15:10~15:55に第一回クラブ活動がありました。事前に14:55から会議室に地域ボランティアを集めて学校から挨拶と説明がありました。対象児童は4・5・6年生、開かれる教室は「音楽」「ダンス・ヨガ」「生け花」「お茶」「絵手紙」「太極拳」「絵画」「作って遊ぼう」の8つです。それぞれの教室で地域ボランティアが主になって指導します。教室の始めと終わりは各教室2人ずつの先生が担当します。
 時間5分前に、各教室の児童部長が私たちを各教室に案内してくれました。図工室に30人の児童が待っていて温かい拍手で迎えてくれました。まず教室では、6つのテーブルに縦割班(1つの班に4・5・6年が混在する班)を作って席を決めました。部長さんから歓迎のあいさつをしてもらいました。次は私の番で、先生から簡単な紹介を受けた後、自己紹介をしました。ここまでで10分が過ぎてしまいました。

 まずは〔作って〕です。

 当日準備したのは紙飛行機づくりです。ハサミも糊も使いませんから、初めは紙飛行機と決めています。また、紙飛行機を作れる児童・先生はわずかしかおらず(もはや紙飛行機づくりはメジャーではなくなっています)、作れるようになると大いに喜んでくれます。
 私が持参したものは、一人当たり〔B5コピー用紙3枚、説明用紙1枚〕各班に2つの作品サンプルです。先生に5人分3班分を予備に提供しました。
 これが説明用紙です。写真をタップすると大きく拡大して見ることができます。



 4・5・6年といってもこの説明図だけで作れる児童は少ないです。誰よりも早く作ろうとする児童が必ずいますが、そんなときは早合点しておかしくなってしまうのが常です。早合点の児童には、説明と一緒に作るようお願いします。勿論作れる児童もいますが、そのときには、他の児童のサポートをするチイ(小さい)先生になってもらいます。間違っても、自分だけ早く作って「できた、できた、先生できた!」とならないよう注意してみています。

 黒板をバックに大きいチラシで作り方を演示していきます。
 まずは「イカ紙飛行機」です。






 紙は縦置きにして始めますが、横置きにしている児童もいます。途中で「裏返し」がありますが、演示を見てないし「裏返し」という声も聞いていません。「隣を見てごらん!」「黒板と一緒か確認してやって!」と声を掛けます。視力だけは良いので、間違っているのがわかると机間巡視をします。
 何とか全員出来ましたと思いきや、最後の翼の折り方が違っている児童が多数いました。翼の辺と折り目を合せるんですが、折り目と折り目が平行になっているのが多かったです。班を回って手本を示して、全員の完成です。
 ここで15:30です。

 次は私のオリジナルな紙飛行機です。






 1/4のところを探すまではよかったのですが、1/4まで折るのが教室の後ろの方にはうまく伝わりませんでした。1/4を探すことを折り方の手順の一つとして受け取っているようで、黒板に遠いところの班に間違いが多くみられました。班テーブルに出向きすぐ手に取って演示して見せました。「あーそうやって作るのか!」という具合に理解してもらいました。
 全員完成15:40です。

 ここから「遊ぼう」です。

 ちょっと曇りですがそよ風があって中庭は良い感じです。みんなで飛ばしてみました。
 イカ紙飛行機は前方の厚いところを摘まんでまっすぐに前に投げます。真上に投げたら途中で失速して落ちてきます。
 オリジナル紙飛行機は、力いっぱい上に向かって投げます。最高点から横に飛び始めます。つまり、投げ上げ紙飛行機の一種ということです。

 高く飛んでひさしや木の枝に引っ掛かりました。先生がほうきの柄を持って大忙しです。「私の紙飛行機は良く飛びます」「あっ水にぬれたー」「飛ぶのはおもしろいなー」と声が聞こえます。・・10分間の「遊ぼう」時間が終わりました。

 15:50

 個人カード〔活動の記録〕に〈活動〉紙飛行機づくり〈感想〉・・・・・・を記入して終わります。

 終了15:55

 かたずけをして、玄関まで部長と副部長に送ってもらって帰ってきました。

 これまでは学年別の班編成だったので班内で自由に話ができていましたが、今回は縦割り班を作ったばかりで、互いに馴染めていなくて「わからない」「どうしたらいいの」「ここは〇〇なの」という話ができなかったようでした。回を重ねると改善されることでしょう。せっかくの学年混合のクラブ活動ですから、これを成功させたいですね。

 今後の計画です。
7/02 ② ブーメラン
9/17 ③ ホイッスル
10/22 ④ キッチンペーパーアニマル
11/19 ⑤ 紙トンボ
12/10 ⑥ サイコロ
1/21 ⑦⑧ 風車2種(3年生の見学会)
2/18 ⑨ まとめ


 最近、3校の放課後子ども教室から要請がありました。本年度初めての要請で嬉しいです。楽しみにしてくれているといいな~。
 

鶴の折り方〔下準備なし・高い技能が必要〕

2021-06-09 10:47:53 | 作って遊ぼう教室
 先の投稿で、下準備をして鶴を折る方法を掲載しました。それは確実にきれいに作るにはいいですが、千羽鶴のようにいっぱい折るには不向きな方法でした。そこで、ちょっと難しいですが、下準備なしの折り方を紹介します。熟練するとかなり早く折れます。

 写真を追って作っていってください。









































































 少し斜め上から見てみましょう。



 見ているだけでは簡単に作れそうですが、細かなところで技量が必要なところが随所にあります。手先の不器用な私にとってはきれいに作るのは難しいです。しかしそこを気にしなければ早く作れます。
 自分の性格・技量に合せて作ってください。うまくいかなければ下準備を参考にしてください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。





牛乳パックで舟の工作

2021-06-04 14:42:18 | 作って遊ぼう教室
 牛乳パックを見ると、半分にすると舟になりますね。また、牛乳が入っていますから水に強く舟にはぴったりです。
 ご覧の通りハサミで切るだけで簡単に作れます。しかし、切ってみるとまっすぐ切るには難しさがありますから、まず大人が体験して、その後に、作り方のコツを伝えてやる必要があると思います。

 ここでは、次の①②③の3種類を作ります。



 それでは、作っていきましょう。

 牛乳パックを洗うときには、口を全部開けますが、ここでは舟の先端のとんがりが必要ですから、注ぎ口そのままで、洗って乾かしたものを使います。

舟①

 切り取り線を黄色の線で示しました。



 見えない部分の切り取り線をちょっと暗い色で示しました。



 注ぎ口の方からハサミで切り取り線を切ってください。あらかじめ線引きしておくとやりやすいです。
 牛乳パックの底を切らないのは、ハサミで切れないほど硬くなっています。無理して切るとケガをする恐れがあるほどです。底は切らないのが賢明です。

 完成です。



 一番簡単な舟です。タライに水を入れたりお風呂で遊んだりすると楽しいです。お人形さんを乗せたり、荷物を載せたりといろいろ遊ぶにはもってこいですね。ずーっと遊び続けても、よれたりしませんのでいいですよ。

 もしも、池や川で遊ぶときには、安全に十分注意して下さい。

舟②

 切り取り線を示したものです。





 まず、注ぎ口からハサミで切っていきます。それで船首の部分が切り取れます。
 船尾の部分は、最初のひと突きとしてハサミを突き刺してもいいですがチョッと危険です。一番いいのが、角をハサミで切り込むことです。ただし、大きなハサミ(裁ちバサミや料理用ハサミ)で切り込んでください。すんなり切ることができます。

 出来上がりです。




舟③





 出来上がりです。




 ちょっと台所で浮かべてみました。



 喫水線(きっすいせん:舟が浮かんだときの水面ぎわの線)は船底から1~2mmほどしかありません。いっぱい何かを積んでも沈みません。色んなことをして遊べそうです。

 ①②③をあらかじめ作って見せるといいと思います。すると、色々と空想が広がって、自分だけの舟が描けると思います。それはきっと作るのが難しいので、大人が手助けをするところがありますから、工作を見守ってください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。