作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

答申や法改正等から新学習指導要領の改善の基本的な考え方をキーワードを手がかりに解説

2018-01-01 22:14:26 | 社会に開かれた学校

【よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る】
 初めて「地方創生の実現」が学習指導要領に記述された。将来の地域の担い手としての子どもたちの育成と地域住民の学校経営・教育活動への参画により社会参加の意欲の高揚を図ることで、よりよい社会が創造されることを目指す。

【未来社会において自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成】
 「地域の未来を担う子どもの育成」と同じ意味である。「地域の未来を担う子どもに必要な資質や能力を確実に育成する。」ことが記述されている。

【その際、子どもたちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する】
 地域の未来を担う子どもたちをどのように育てたらいいのか!どのような資質や能力を育てたらいいかを学校と地域住民が話し合って共通理解を持って連携する必要がある。その協議する場がコミュニティ・スクールの学校運営協議会である。全ての学校のコミュニティ・スクール化の必要性がここにある。

【社会に開かれた教育課程】
 コミュニティ・スクールの学校運営協議会で協議した「地域の未来を担う子どもたちに必要な資質・能力の育成」を教育課程に位置づける。教育課程に位置づけるとは、その内容を学校の授業として実施するということである。各教科・特別活動・総合的な学習の時間などの学習内容として位置づける。

【「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した「アクティブラーニング」】
 教室の授業では“対話的”を“学び合い”と解することが多いが、もっと大きな視点で考え“人との交わりの中で”と解すると、学びがずっと深くなってくる。児童生徒同士での学び合いから、地域のたくさんの人々との交わりの中で学んでいく、その場も教室だけでなく地域の皆さんの生活している働いている町に学びを広げていくことで“アクティブラーニング”が実現される。これは地域学校協働活動そのものである。全小中学校区をカバーする地域学校協働本部の構築の必要性がここにある。
 


【「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」・・「カリキュラム・マネジメント」の好循環を実現】
「何を学ぶか」・・【社会の形成に参画するための資質や能力】・・「地域の未来を担う子どもたちをどのように育てるか、どのような資質・能力を育てたらいいか」・・学校運営協議会で協議して、学校と地域住民が共有・連携する。それを社会に開かれた教育課程に位置づける。
「どのように学ぶか」・・【主体的・対話的で深い学び。アクティブラーニング】・・「地域の人々との交わりの中で学ぶ」・・ 授業の中で地域学校協働活動をたくさん実施して、地域の人々との交わりの中で学ぶ場をつくる。
「何ができるようになるか」・・【社会の形成に参画するための資質や能力を一層確実に育成】・・「地域の未来を担う子どもたちに必要な資質や能力を一層確実に身に付けるために、教育の成果を検証する機会を持ち、成果が不十分な場合には研修や研究を通して改善を図り、充実した教育活動を実現する。」・・ カリキュラムマネジメントで教育課程を軸とした学校教育の改善・充実の好循環を実現

(まとめ) 答申にある4つのキーワード(青文字)を学習指導要領のキーワード(赤文字)と結びつけて説明した。このことで答申の内容が学習指導要領に生かされていることを現した。

 地方創生の実現
 よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る

 地域の未来を担う子どもたちの育成
 未来社会において自立的に生き、社会に参画する子どもたち

 コミュニティ・スクールの学校運営協議会・社会に開かれた教育課程
 子どもたちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する

 地域学校協働活動
 主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)