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 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

祝国宝「通潤橋(つうじゅんきょう)」熊本放送制作YouTubeの紹介

2023-06-24 17:35:48 | 社会に開かれた学校
 突然のテレビ報道で「熊本県の通潤橋が国宝に指定されました。」とびっくりしました。何度も行って「すごいな~」とは思っていましたが、本当にすごいものだったんですね。熊本県(肥後藩)には江戸時代に種山石工(たねやまいしく)という集団があって各地にいっぱい石橋を作っています。東京の神田橋は間違いないようですが皇居の二重橋にも参加したのではないかと聞いています。
 今回の通潤橋(つうじゅんきょう)は庄屋の布田保之助(ぬたやすのすけ)という人が何とか水の無い白糸台地に水を引きたいと願って造ったものということです。
 熊本県では道徳教育用郷土資料[熊本の心]を作っています。その中に通潤橋の資料があります。それを受けて熊本放送では広報番組を制作して放映してくれました。それがYouTubeにアップされていますので、この機会に読者の皆さんに紹介します。まず紹介用にスクリーンショットを掲載しています。最後にはYouTubeを添付していますので、ぜひご覧ください。

まず、こころちゃんの事前説明です。

通潤橋の長さは77.5m、幅6.65m、高さ21.59m!日本最大の水路橋です。

江戸時代の終わり、熊本県山都町が矢部郷と言われていた頃

村のまとめ役である惣庄屋(そうしょうや)の布田保之助は、道路や用水路などを次々に造り村人の暮らしを良くしていった。その一つが通潤橋でした。

布田保之助の通潤橋を造るまでのお話です。

「深い谷に囲まれた白糸台地に水を送るには、はて、どうしたらいいんだろう?」


保之助は、いろんな場所に出かけて行って、水を送る方法を調べました。


水路のある石橋をかけることを思いつき、研究を始めます。


実際に造って試してみますが、なかなか思うようにいかず、失敗が続きます。


「庄屋様は何を考えているんだか。こんな深い谷に橋をかけて水を通すなんて、できるわけがないじゃないか。」
そんなことを言う村人もいましたが・・・・

保之助はくじけませんでした。
更に工夫を続けて、とうとう川の水を水路で送る仕組みを作り上げました。

さっそく・・・

八代の石橋づくりの名人集団、種山石工に相談に行ったのです。(矢部郷と種山郷はひとつ山を隔てたところです。)


「簡単じゃないが・・やりましょう。」
「一緒に石橋を造りましょう。」


熊本藩のお許しも出て、石工と村人総出で石橋づくりが始まりました。




朝早くから夜遅くまで働いて、1年8か月かけて水路のある石橋が完成しました。

「みんなよくがんばってくれた。ありがとう。それじゃ。水を通すぞ。」

「さ~こい、水こい!」

「でた、でた、水が出た!」


水しぶきを両手ですくって飲む保之助の頬(ほほ)は涙にぬれて光っていました。

ここで話は終わって、こころちゃんのまとめです。

のちに通潤橋と名付られました。白糸台地は豊かな台地になりました。
現在も台地を潤しています。

布田保之助は近くの・・・


布田神社に祭られています。

通潤橋は

山都町に住む人々は通潤橋とともに用水路や水を大切に守り続けてきたのです。

上益城郡山都町にある通潤橋は日本最大級の石造りアーチ水路橋です。



1年8か月の短時間に造られたということですが、


何と用水路の工事に21,000人、橋の工事に6,000人もの人がかかわったのだそうです。

通潤橋の前には・・・

道の駅「通潤橋」や「通潤橋史料館」もあります。
保之助や石工たちが・・・

通潤橋架橋にかけた夢を知ることができます。
・・・・・終・・・・・

いかがでしたか。

実際のYouTubeは下のリンクからご覧ください。

20151121 02布田保之助の心



 熊本県道徳教育用郷土資料「熊本の心」の啓発番組YouTubeはここをクリックするとすべて視聴することができます。



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新オリジナル紙飛行機を実際作ってみました。

2023-06-17 16:48:15 | 作って遊ぼう教室
 前のブログで新オリジナル紙飛行機の作り方を紹介しましたが、実際作っているところを写真で残したいと紹介ブログを書いてみました。図は明確に作り方を表現できると思いますが、実際作っているところは微妙にそれとは差異があるように思います。「しっかり折る」「折っても浮き上がってしまう」など、そういうところなどの違いを見てください。

 今回は新聞に一番多く入っている広告紙A3サイズからスタートします。

 これを縦と横を半分ずつに折るとA5サイズが4枚になります。半分に折ってそこ(折目)をハサミで切ってもいいですが、紙飛行機を作るときにはハサミを使わないのが流儀です(子どものこだわり)。折目を何度も何度も折って開いて逆に折ってを繰り返して(10回以上)最後には折目の一方を左右から引っ張って裂(さ)いていきます。紙の繊維(せんい)が弱くなっていて、折目からきれいに離れていきます。慎重に慎重にです。そうしてA3をA4にA4をA5にしていきます。そうすると写真のようにA3広告紙がA5サイズ4枚になります。


 その内の1枚を縦長に置きます。


 まず横に折って折目をしっかり付けて開きます。すると中央にしっかりとした折目ができました。


 次に裏返しにします。

 この中央が盛り上がったような折目「山折り」と言います。一般に紙飛行機はこの山折りの状態で折っていきます。

 下の左右の角を摘まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。反対側も同じように!

 下に尖(とん)がった三角ができました。

 その三角形の底辺を折目として三角形を折り上げます。


 また、下の左右の角を摘まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。反対側も同じように!


 下の三角部分の半分を折り上げます。三角の頂点を三角の底辺の折目部分に合わせるように折るといいですね。
 
 もう紙が何枚も重なっているので折っても折っても浮き上がってきますが、折り方だけは正確にしてください。

 次は裏返します。折目が見えない面です。


 右の辺を摘まんで最初の中央の折目にしたがって折ります。

 折目の無い面を中央に挟んで、折目が見えるようになりました。

 これから羽を折っていきます。赤〇青〇が折る手掛かりです。
 赤〇は羽の折り線の通るところです。上側の羽は右側に折っていって青〇の直角部分に赤く色付けした辺を合わせるように折ります。合わせてそれを強く上から抑えると、折目が決まります。


 逆の羽を折るために裏返します。


 先ほどと同じように折ります。


 ここで「折り」は終わりです。これから飛ばす形に調整していきます。
 折ったばかりはМの形になっています。


羽を開いてYの形にします。


 次からがオリジナルなところです。紙飛行機の前の方を写真のように親指と人差し指で摘まんで成形していきます。


 どのように成形するかというと、次の写真をご覧ください。

 上に青い線を引いていますが、このような形にしてください。
 羽の前の方は紙が何枚も重なって厚く、指で成形すると容易に形ができてきます。それも羽の後ろの方までピシッと成形されます。羽の表面が滑らかになる感じです。きっと空気抵抗が軽減されるでしょう。

 実に「きれい」な姿です。

 後ろからと横から見た姿です。


 出来上がりです。

 4枚から全部作ってみました。


 どれも「スー」と音はしませんがきれいに飛びました。

 この新オリジナル紙飛行機の特徴を知っていただくために、投げ上げ(へそ)紙飛行機と比較してみます。

 まず、横の姿です。

 左が投げ上げ(へそ)紙飛行機、右が新オリジナル紙飛行機です。
 左は紙の重なりが中央付近までありますが、右側は紙の重なりが極端に前の方に集中しています。このような機体は高速飛行に向いた構造です。

 上から見たところです。

 並びは上の写真と同じです。
 左は紙飛行機ではよく見る形です。右は前の方が広くて後ろの方が狭くなっています。上の重心を考えると納得できますね。広いと浮力が得やすいですから理想的な形です。
 こういうところが新オリジナル紙飛行機の特徴です。何か自由研究に発展しそうです。


 これまでの紹介をPDFファイルとしてまとめました。次の写真をクリックするとダウンロードすることができます。
 ダウンロードしたものはoffラインでも見ることができて、拡大縮小、コピー、印刷なども自由に活用できます。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。 良かったら作ってください。


また新しい紙飛行機ができました。(名前未定)

2023-06-09 12:07:51 | 作って遊ぼう教室
 これまで4種の紙飛行機を紹介してきました。いかがでしたか。子どものころに作った思い出が蘇(よみがえ)ってきませんでしたか。
 私の場合は、2番目の投げ上げ(へそ)紙飛行機の作りやすさと新投げ上げ紙飛行機の羽の折り方の優秀さが気になって、2つの良いとこ取りをしたものは出来ないか何度も工夫して作ってみました。するといいのができたんです。作りやすさと羽の広さと垂直尾翼の大きさを兼ね備(そな)えたものです。新投げ上げ~より重さが先端に集中しています。投げ上げだけではなく、前に投げてもスピードを加減するとスーと飛びます。なかなか落ちてきません。とにかく優秀です。

 作り方のプリントです。これまでと同様に図をポチっと押すと本物のPDFファイルがダウンロードできます。表示させると鮮明です。拡大も自由です。保存もできます。ぜひ自由に活用してください。


 上のプリント図は小さくて見えにくいので、順に拡大して紹介していきます。

 普通の広告紙はA3用紙が多いです。それを縦と横を半分に切るとA5用紙が4枚できます。
① そのひとつを縦長に置いてください。横に折って、折目を付けて、また開いてください。
 中央に縦の折目ができました。


 裏返して

② 下の左の角を摘(つ)まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。
 右側も同じように折ります。


③ 下の三角形を図のように折り上げます。また、②と同じように折ります。


④ 下の三角形の頂点を、三角形の底辺の中央まで折り上げます。


⑤ これから羽づくりです。中央の折目を折ります。(図のように他の折目が外から見えるように!)


 投げ上げ紙飛行機の場合は〔3/4折目を探す〕というのがありましたが、そこがなくなっています。簡単になりました。

⑥ 羽を折っていきますが赤い〇青い〇が手掛かりです。折り線は赤〇のところの紙飛行機の先端を通ります。羽の辺が紙飛行機の最後尾の青〇の直角部分と合うように折ります。
 向こう側の羽も同じように折ります。


⑦[調整(ちょうせい)]最後に飛ばす形に調整します。
 後ろから見ると紙飛行機の羽は折り畳(たた)まれてМ字のようになっています。これを開いてY字のようにします。更に雨樋(あまどい)のように羽を湾曲させるとよく飛ぶ羽になります。都合よく、紙飛行機の先端の羽の部分は紙が重なって厚くなっています。そこを親指と人差し指で摘(つ)まんで成形すると、羽の後ろの方までピシッと成形されます。飛んだとき風がスムーズに流れる感じになります。

 こんな感じになります。広い羽と高い垂直尾翼です。広い羽で飛びやすく、高い垂直尾翼で安定性が出てきます。

 最後に飛ばせ方です。

 このように厚い部分を指で摘まんで持ちます。真っすぐ前に投げるときは力を加減してください。力抑(おさ)え目に投げるとスーと飛んでくれます。力いっぱい上に投げると、最上部まで行ったらスーと水平に飛び始めます。
 実は飛ぶスピードは、その紙飛行機で決まっているんです。水平にそのスピードで投げてやらなければいけません。

 紙飛行機は奥が深いです。まだまだ研究が必要ですから続けたいと考えています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。良かったら作ってください。

〔関係ホームページ〕


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紙飛行機づくり教室プリントができました。ツバメ紙飛行機

2023-06-06 11:48:58 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機づくり教室の最終(第4弾)プリントのツバメ紙飛行機です。絵を見てお分かりと思いますが、チョッと変わった作り方です。子どもの時の印象ですが「お兄さんの紙飛行機」という感じで低学年のときには憧れの紙飛行機でした。折り方もそうですが、指でちぎって仕上げるところが難しいと感じていました。でも教わってみればそれほどでもありません。いつでも作って遊んでばっかりでしたから技能も他の子どもに比べたら身に付いていたのかもしれません。

 これが作り方のプリントです。このプリントをポチっとタップするとPDFファイルがダウンロードできます。開いて見ると鮮明ですし拡大することもできます。保存していつでも見ることができます。自由に活用してください。


 これでは小さくて見えにくいので、順番に拡大して説明していきます。

① まずA5用紙を縦長に置いてください。
② 折目を付けてもらいますが、表現として“山折りを青線”、“谷折りを赤線”で表現することにします。谷折りと山折りは用紙を裏返すと逆になります。また、折った折目は谷折りですから、山折りを作るには用紙を裏返して折って谷折りを作り、それを裏返すと山折りになります。
③ このような折目を付けてください。


 12が谷折り34が山折りです。1234の順番に折っていきます。12を折ったら裏返します。34を折ったらまた裏返して折目の完成です。


④ 123の折目を深めて、縦長で折目部分を向こう側にして机の上に置きます。
⑤ まずは折目の部分を左右から押してください。123の折目が益々深まってきます。十分深まったところで上の方から手の平全体で押さえます。

 すると折目の部分が二重の三角形に折り畳(たた)まれます。
 これから、二重の三角形の上の部分を折っていきます。

⑥ 図(1)のように、直角三角形の左右の底辺の角を頂点の角に合わせるように折ります。
 さらに、図(2)のように、図(1)で折ったところの辺を中央の折目に合わせるように折ります。左右同じように折ります。
 図(3)のように、頂点を図のように折り曲げます。


⑦ これから羽を折っていきます。まず、中央の折目を折りますが、たくさんの折目が表(おもて)になるように折ってください。
図のように折目は見えていますか。
⑧ 図のように、ツバメの姿に似せて、ハサミで切ったり指でちぎったりします。

 折りはこれで終わりです。これから飛ぶ形に調整(ちょうせい)です。

⑨ 最後の調整です。羽が閉じていますから開きます。私が子どものとき教わったのはVの形に調整することです。Vの角度は何度も調整して試して決めてください。私の研究では的確な角度はそれほど緩(ゆる)やかではありません。かなり狭いです。
 [もっと良い]と表現していますが、雨樋(あまどい)や管の内側のように湾曲させると安定性が増してよく飛ぶことがわかりました。都合よく前の部分が紙が何枚も重なって固くなっているので、その前の部分を指で摘まんで成形していくと、後ろの尾の部分まで成形されていきます。
⑩ 投げ方です。ツバメ紙飛行機も投げ上げ紙飛行機の一種ですから真上へ投げ上げます。どう握(にぎ)ったら良いか迷(まよ)う形ですが、図のように、人差し指をツバメ紙飛行機の前の溝に沿って置き、親指と中指を添えて摘(つま)むように持って真上に力いっぱい投げます。


 いかがでしたか。上手(うま)くできましたか。

 紙飛行機づくりのまとめですが、最初の2つ「イカ紙飛行機」「投げ上げ(へそ)紙飛行機」は定番の紙飛行機です。私も子どものときから忘れないで折り方を覚えています。でもツバメ紙飛行機は忘れていました。改めて勉強して思い出しました。折り方がちょっと違うからだと思います。そういう理由でイカ紙飛行機と投げ上げ(へそ)紙飛行機は教室の必須機種として、他は面白い機種としてトピックとして紹介します。
 先の投稿の自由研究にありますが、もっともっと色々な紙飛行機もありますので、是非ご覧ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

  



  

紙飛行機づくり教室プリントができました。新投げ上げ飛行機(オリジナル)

2023-06-04 14:33:50 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機教室プリントの第3弾です。オリジナルというのは、私の自由研究の末に出来上がったものです。そういう意味で[オリジナル]です。他のサイトには紹介されていないと思います。
 自由研究のやり方は、A5用紙の前(紙飛行機を折り上げたときの前)部分を折り曲げる長さを変えます。それぞれの紙を同じ折り方で折って飛び方を比較します。つまり、先端の重さを段々重くしていって適切な重さのバランスを探(さが)そうというものです。そしてどの先端の折り曲げが一番よく飛ぶかを決定します。結果だけ言うと4分の3まで折り曲げたのがベストでした。

 これが作り方のプリントです。プリントをポチっとタップするとPDFファイルをダウンロードできます。これでoffラインでも作り方のプリントを見たり印刷することもできます。拡大なども自由にできます。

 教室の子どもたちには、このプリントと黒板の前での折り方の演示をして作ってもらいます。30人もいるのでわからないところは“教え合い”をお願いします。少々うるさくなってもかまいません。そのうるささが説明の良し悪しの情報です。うるささが増せば、ちょっと静かにしてもらって、さらに工夫した説明をします。
 ブログ上のプリントは小さいので、個々に順序良く拡大して作り方を説明します。
① A5の用紙を縦(たて)に置いてください。図のように半分にまた半分にと2回折ります。折目を付けて開きます。

 A5用紙を4等分する3つの折目ができました。

② 折目を下の方から1/4、2/4、3/4とします。下の辺を折目3/4に合わせるように折ります。


③ 横に折って、しっかり折目を付けて開きます。すると中央に縦の折目ができました。


④ 下の左右の角から辺を中央の折目に合わせるように折ります。

 下に三角の尖(とんが)りができました。

⑤ 尖りを図のように三角の底辺のところまで折ります。
  しっかり図を見て間違えないように、三角形の底辺までです!3/4折り目ではありません。


⑥ 羽(はね)を作っていきます。図のように折ります。
 折目が見えるように!


⑦ 羽を折りますが、2つのを手掛かりに折ります。
 左のは羽の折目の前部です。ちょうど先端から羽を折り始めます。
 右のは折った羽の辺が後ろの折目の直角部分と合うように折ります。図をしっかり見て折ってください。


⑧ 向こう側の羽も同じように折ってください。

⑨ ここで折りが終わりました。ちょっと変わった羽の折り方ですが、浮力をうむ羽の広さもあり、飛行の安定性をうむ垂直翼も大きく取れて大変良い折りかたなのです。 さ~最後の調整(ちょうせい)です。

⑩[調整] 羽が折り畳(たた)まれているので開きます。紙飛行機を後ろから見るとМの形に見えます。これを左右に開いてYの形にします。これでも「良い」のですが、右側のようにすると「もっと良い」です。


⑪ 雨樋(あまどい)のように湾曲(わんきょく)させるといいです。都合よく前の方の紙が重なって固くなっているので、前から摘まんで成形をしていくと、羽の後ろの方まで湾曲してくれます。左右を同じように湾曲してください。
⑫ 前の固いところを摘(つ)まんで、真上に投げ上げてください。高いところまで上がって、平行に飛んでゆっくり降りてきます。


 いかがでしたか、うまくできましたか、特に最後の羽を折るところが難解だったかな~と反省しています。でも紹介する4つの中では一番よく飛ぶ紙飛行機です。

 次回は最後のツバメ紙飛行機です。 お楽しみに!

 私の家の玄関にはツバメが卵を温めています。毎朝玄関を開けると、天井の巣から顔を出して目を合わせます。ちょっと首をかしげて「おはよう」に答えてくれます。かわいいです。昨年はカラスの襲撃にあって巣が壊され無残な結果でしたが、今年は何度も玄関に出入りして巣を守っています。早く雛の顔が見たいですね。


 

紙飛行機づくり教室プリントができました。投げ上げ(へそ)紙飛行機

2023-06-02 14:52:35 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機づくり教室のプリント第二弾です。今回は投げ上げ紙飛行機です。一般に「へそ紙飛行機」と呼んでいるところもあるそうです。名前の通り真上に力いっぱい投げるタイプです。イカ紙飛行機は水平に投げますから別タイプです。

 これが投げ上げ紙飛行機のプリントです。この図をポチっと押すとPDFファイルとしてダウンロードすることができます。


 これでは図が小さいので、部分部分を順序にしたがって拡大して説明します。

 まずはA5用紙を準備してもらいますが、A3広告紙からA5用紙を作るところです。



 広告紙で一番多いのがA3サイズの広告紙です。上の写真のようにA3の半分がA4、A4の半分がA5ですからA3を4つに等分するとA5用紙が4枚できます。私の教室ではA5サイズに切った広告紙でよく飛ぶ紙飛行機をいっぱい作っています。

① 用紙を縦長に置いて、横に閉じて、しっかり折り目を付けて開きます。真ん中に折り目ができました。


② 下の角から、辺を中央の折目に合わせるように折ります。

右側も同じように折ります。


③ 下の三角△の頂点を、上の辺の中央(折目の点)に合わせるように折ります。


④ もう一度、下の左の辺を中央の折目に合わせて折ります。


 右側も同じように折ります。


⑤ 上の三角形を辺のところから下側に折ります。


⑥ 下の紙飛行機の先端を危険防止のために上の方に折り曲げます。折り曲げる量は自由にどうぞ。飛び方にはほとんど関係しません。


⑦ 羽(はね)を折ります。図のように折りますが、折目が見えるように折ります。


⑧ 手前の羽の辺を中央の折目に合わせるように折ります。


⑨ 向こう側も同じように折ります。


⑩ これで“折り”は終わりました。次は飛ぶ形に[調整(ちょうせい)]です。

⑪[調整] 折り畳(たた)まれた紙飛行機はМの形をしています。これでは飛びませんから、羽を開いてYの形にします。(イカ紙飛行機と同じですね!)手の平に乗せると羽が水平になるのがベストです。


⑫ できました~! さあー投げてみましょう。絵のように厚いところを親指と人差し指でつまんで、真上に投げ上げます。


 いかがでしたか。飛びましたか。上手くいかなかったら、特に羽のところを整えてください。曲がっているところはありませんか。羽の端っこが上や下にそね返っていることがよくあります。

 第三弾は、新投げ上げ紙飛行機です。今度のは私の自由研究の末に生み出したオリジナルの紙飛行機ですから、事前に知りたいならば、過去ブログの紙飛行機の自由研究をご覧ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 本ブログには元になっているホームページがあります。その内容をブログでわかり易く紹介しています。


[関係パソコンページ]


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