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★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2025年7月に「はてなブログ」へ引越し予定。

2019年9月15日の移動天文台

2019-09-18 06:00:00 | 天文指導員
 9月15日(日)に実施された移動天文台を見学してきました。

 開催場所は札幌市南区のとある施設です。
 この施設は、30年ほど前に私が福祉職場にいたころ所管していた地区にあって、当時の施設理事Aさんに大変お世話になった私には、とても懐かしい施設です。

 少しだけ見学させてもらったところ、建物の位置関係は昔と同じでしたが、外装や内装がとても綺麗になっていました。

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 口径25cmクーデ式望遠鏡を積載した天文車と口径10cm屈折望遠鏡4台で、19時30分から星空観察会が始まりました。

 空がかなり明るく写っていますが、これは露出をたっぷりかけたためです。ちなみに撮影データは露出2秒、絞りF1.4、感度ISO3200です。

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 天文車の北側で天体導入する天文指導員Kさん。街路灯に照らされ手で顔を覆っています。
 撮影データは露出1/6秒、絞りF1.4、感度ISO1600。左上の山際に木星が微かに写っています。
 なお、Kさんからはブログ顔出しOKの承諾済み。

 もう少し南側の位置に望遠鏡をセットすれば、街路灯の直射を受けなくて済むのですが、南側や東側にある小高い森林で木星や土星や月が遮られてしまうのを防ぐため、苦渋の場所取りです。

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 白っぽい帽子は、望遠鏡に月を導入して説明中の天文指導員Hさんです。
 この日は天文指導員Hさん、Kさん、Aさん、Iさんの4人が子供たちへ熱心に説明していました。

 この施設周辺は空が暗く、星がよく見えます。眩しい街路灯が残念。

 昨日の9月14日に満月だった月齢16の眩しい月が東天から昇ってきたとはいえ、夜空の暗さを測るSQMという装置を使って測定すると、SQM値18.7という結果を得ました。


 この施設では、4年ほど前から移動天文台を申し込んでいたそうです。
 2016年は曇天中止、2017年は熊が出没したので中止、2018年は北海道胆振東部地震で3年続きの中止。4年目の今年ようやく実施できたと主催者のかたがとても喜んでいました。

 なお、この施設の前庭にはA元理事さんが詠んだ句碑が建てられています。

小学校の特別授業を見学

2019-08-29 06:00:00 | 天文指導員
 8月27日(火)8時20分過ぎに北区の小学校を訪問しました。
 校長先生にご挨拶してから、S先生が担任する4年生のクラスへ直行。

 S先生は天文指導員のOBです。S先生が行う 「星や月の動きを学ぶ特別授業」 を2時限だけ見学させてもらいました。

 当日は快晴。月齢26の細い月が天頂近くに見えています。
 クラス全員で屋上へ行き、8時40分ごろの月の位置を全員で確認後、教室に戻りました。

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 授業の様子です。画像はS先生からブログ掲載の承諾を得ています。

 星座早見盤などを使い、さそり座のアンタレス、北斗七星、月の動きなどを学びます。
 授業が終わってから子供達と一緒に再び屋上へ行き、約2時間後の月が動いた様子を子供達が確認していました。

 この小学校では、特別授業2日後の8月29日(木)の19時半から移動天文台を実施することになっています。
 今回の授業は、実際の星空を観察する前に天体の動きについて理解が深まるよう企画された特別授業です。

 今回の授業を踏まえ、私は8月29日の移動天文台にも参加します。
 29日は晴れて欲しいですね。

2019年8月17日の移動天文台

2019-08-21 06:00:00 | 天文指導員
 2019年8月17日(土)の札幌は晴れ。
 久し振りに移動天文台実施の連絡メールを15時過ぎに受信しました。

 見学するため、北区某所の会場に到着したのは18時半。既に天文指導員さんの大半が集合していました。

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 19時半から観望会が始まりました。集まった観客は260人ほど。
 露出をたっぷりかけたため明るく写っていますが、実際の会場はもっと暗いです。

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 夏の大三角の探し方を説明中です。

 今回の移動天文台は、観望会場に口径25cm天文車が駐車できるスペースがないため、口径10cm屈折望遠鏡を8台展開し、天文指導員さん8名で天体導入と説明を行いました。

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 左上は木星。右下は科学館天文スタッフのOさん。


 見学しているうちに、40年ほど前の移動天文台の様子を思い出しました。

 1982年(昭和57年)までの移動天文台は、口径8cm屈折望遠鏡を最大10台展開するだけでした。
 大型望遠鏡を積載した天文車が導入されたのは1983年からのことです。

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 月齢16のお月様も昇ってきました。

 260人もの参加者を前に、8名の天文指導員は1時間半の長時間、熱心に説明をしていました。お疲れ様でした。

宿泊研修3日目

2019-08-04 06:00:00 | 天文指導員
 天文指導員有志による大雪青少年交流の家での宿泊研修3日目。

 登山でお世話になったSさんとHさんを、8月3日(土)の9時ごろに見送りました。

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 残った天文指導員4人で9時からパークゴルフ。

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 パークゴルフが終わってからは、望遠鏡で太陽観望。
 大きなプロミネンスがなく、小さ目のプロミネンスが2個だけ見えただけなのが残念でした。

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 昼食後、スポーツカイトで楽しみました。

 夕食の前に施設内の温泉に入浴。

 入浴後に新たに2人の天文指導員が到着。8月3日(土)の宿泊者は6人となりました。

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 グランドでキャンプファイヤーが始まりました。
 画面には月齢2.3の細い月が写っています。

 20時過ぎにキャンプファイヤーが終了。

 子供たちや付添いの大人たち40人ほどを対象に、口径10cm屈折望遠鏡を使い、木星や土星、星空説明を天文指導員6人で行いました。

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 各自の双眼鏡や望遠鏡で星空研修会を実施しました。

 3夜連続の星見でみんな満足100%
 星雲星団、惑星、天の川などを堪能しました。
 空の暗さはSQM値で21.29。

50年ぶりに十勝岳登山

2019-08-03 06:00:00 | 天文指導員
 大雪青少年交流の家に宿泊した天文指導員仲間で十勝岳に登ることになりました。

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 8月2日(金)8時過ぎ、望岳台で記念撮影。

 4人のうちYさんは用事があって、3人で十勝岳山頂を目指します。

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 SさんとHさんは登山のベテラン。
 登山初心者の私は、先導のSさんとしんがりのHさんの間に挟まれ、心強かったです。
 望岳台から8時45分に登山開始。

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 遠い記憶が呼び起こされた登山途中の場所を背景に記念撮影。
 50年前の1969年10月、当時高校生だった私は、この場所 「グランド火口」 まで来たことを突然思い出しました。

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 絶景を撮影しているHさん。

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 残雪がまるで氷河のようでした。右端はSさん。

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 十勝岳の噴煙を撮影しているSさんとHさん。

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 登山開始してから4時間後、ついに十勝岳山頂2,077mに到着。
 ヤッター!!
 ここで、大雪青少年交流の家で作ってもらった 「おにぎり弁当」 をいただきました。

 登山のベテラン2人に励まされなかったら、登頂できなかったと思います。
 SさんとHさん、本当にありがとうございました。

 16時過ぎに望岳台に無事下山。Yさんが出迎えてくれました。嬉しかった~!

 天文指導員山部(やまぶ)、どうやら発足しそうです。


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 夜は晴れて、星空観望。
 中央やや上はカシオペヤ座、右下はすばるです。

 昨夜に引き続き、空の暗さを測定してみました。
 SQM値は21.59と、この地点での測定値としては最も暗い値でした。

 夜になって、新たな参加者2名が加わり、研修参加者は6名になりました。