前回のブログ記事 【 2025青森の旅その2 】からの続きです。
日本では民間向けの国産カラーポジフィルム(外型反転方式カラーフィルム)が現像料込みで1948年(昭和23年)に販売開始されました。撮影済みフィルムを製造元メーカーまで郵送しメーカーが現像する仕組みです。
なお、民間向け国産カラーネガフィルムの販売はポジフィルムの販売開始から10年遅れの1958年(昭和33年)だったそうです。以上、富士フイルム株式会社の企業情報から引用。

父は写真が趣味でした。
カラー写真が珍しい1955年(昭和30年)4月に父はカラーのポジフィルム撮影にも挑戦。新発売されたブローニー版6枚撮りのフィルムで観桜会を撮影したと思われるカラーポジフィルム(カラースライド)を母の遺品整理中に見つけました。
当時の富士フイルムだと、カラーポジフィルムの現像は神奈川県南足柄町のフジカラー現像所だけで行っていたようで、現像所から父宛に返送されてきた書留の封書が残されています。昭和30年5月13日の消印です。
違う原板には海辺も写っていることから、観桜会の撮影場所は桜の名所の弘前公園ではなく青森市の合浦(がっぽ)公園と推察。撮影場所の特定をする目的もあって今回の青森訪問となりました。
調査要因になった70年前のカラーポジフィルムです。

撮影は恐らく1955年4月ごろ。母に抱かれているのが私。右端の学生服姿は同じ市営アパートに住む大村さんのお兄ちゃんです。
津軽海峡フェリーを下船した直後に合浦公園へ向かいました。広い合浦公園を歩き回り、ついに見つけました。

70年前に撮影された場所はここです!
70年前に三脚が置かれたと思われる場所からスマホで2025年5月9日(金)16時に撮影。長い歳月が流れ、台座上の支柱が新しくなっていました。

これは父の遺品です。カラーポジフィルムには大村さんのお兄ちゃんが三脚ケースを持って写っているので、70年前の撮影にはこの三脚が使われたはず。
撮影場所の特定が無事できたことで、車中泊先として予定していた浅虫温泉へと車を走らせました。

浅虫温泉の沖合に浮かぶ「湯ノ島」に沈む夕日です。
浅虫温泉の道の駅には「展望浴場はだか湯」が併設されていて、公衆浴場よりも安い360円が湯浴み代でした。ゆっくり入浴し車中泊。おやすみなさい。
ところで、「会社名」としての富士フイルムの「イ」は大文字です。小文字ではありません。同様にキユーピーの会社名は小文字の「ュ」ではなく大文字の「ユ」。会社名のキヤノンも小文字の「ャ」ではなく大文字の「ヤ」です。どうしてなんでしょうね。
次回のブログ記事 【 2025青森の旅その4 】に続きます。
日本では民間向けの国産カラーポジフィルム(外型反転方式カラーフィルム)が現像料込みで1948年(昭和23年)に販売開始されました。撮影済みフィルムを製造元メーカーまで郵送しメーカーが現像する仕組みです。
なお、民間向け国産カラーネガフィルムの販売はポジフィルムの販売開始から10年遅れの1958年(昭和33年)だったそうです。以上、富士フイルム株式会社の企業情報から引用。

父は写真が趣味でした。
カラー写真が珍しい1955年(昭和30年)4月に父はカラーのポジフィルム撮影にも挑戦。新発売されたブローニー版6枚撮りのフィルムで観桜会を撮影したと思われるカラーポジフィルム(カラースライド)を母の遺品整理中に見つけました。
当時の富士フイルムだと、カラーポジフィルムの現像は神奈川県南足柄町のフジカラー現像所だけで行っていたようで、現像所から父宛に返送されてきた書留の封書が残されています。昭和30年5月13日の消印です。
違う原板には海辺も写っていることから、観桜会の撮影場所は桜の名所の弘前公園ではなく青森市の合浦(がっぽ)公園と推察。撮影場所の特定をする目的もあって今回の青森訪問となりました。
調査要因になった70年前のカラーポジフィルムです。

撮影は恐らく1955年4月ごろ。母に抱かれているのが私。右端の学生服姿は同じ市営アパートに住む大村さんのお兄ちゃんです。
津軽海峡フェリーを下船した直後に合浦公園へ向かいました。広い合浦公園を歩き回り、ついに見つけました。

70年前に撮影された場所はここです!
70年前に三脚が置かれたと思われる場所からスマホで2025年5月9日(金)16時に撮影。長い歳月が流れ、台座上の支柱が新しくなっていました。

これは父の遺品です。カラーポジフィルムには大村さんのお兄ちゃんが三脚ケースを持って写っているので、70年前の撮影にはこの三脚が使われたはず。
撮影場所の特定が無事できたことで、車中泊先として予定していた浅虫温泉へと車を走らせました。

浅虫温泉の沖合に浮かぶ「湯ノ島」に沈む夕日です。
浅虫温泉の道の駅には「展望浴場はだか湯」が併設されていて、公衆浴場よりも安い360円が湯浴み代でした。ゆっくり入浴し車中泊。おやすみなさい。
ところで、「会社名」としての富士フイルムの「イ」は大文字です。小文字ではありません。同様にキユーピーの会社名は小文字の「ュ」ではなく大文字の「ユ」。会社名のキヤノンも小文字の「ャ」ではなく大文字の「ヤ」です。どうしてなんでしょうね。
次回のブログ記事 【 2025青森の旅その4 】に続きます。