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★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

2025天文ボランティア養成講座

2025-05-26 06:00:00 | 天文指導員
 札幌市青少年科学館で 2022年5月に開催された「天文ボランティア養成講座」が3年ぶりに開催され、2025年の今回も私が講師役を依頼されました。

 5月17日(土)から毎週土曜日に開催されます。


 20数名の受講者さんを前に説明中の私。見学中の現役天文指導員さんに撮影してもらいました。

 講座は毎週土曜日の6回連続で、天文ボランティアに必要とされる基礎的なことをお話しします。なお、天文に関する知識を覚えるような座学的講義を極力避け、体験的で実践的な内容を心がけています。

 これまでに比べ受講者さんからの質問が多く、積極的な受講者さんが多いようです。私も頑張ります。
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星空観望会の応援(2025年5月)

2025-05-24 06:00:00 | 天文指導員
 現役天文指導員のTさんは少人数参加の星空観望会を個人的に頼まれ、積極的に何度も説明役をこなしています。5月20日(火)に予定していた観望会には、これまでよりも多くの参加者が予想されたことから私に応援要請がありました。

 約束の観望場所に望遠鏡を持って駆けつけました。まだ参加者は誰も来ていないようです。


 私は口径10cm屈折望遠鏡を用意し、西空の低空に光る木星を望遠鏡に導入しています。Tさんは写真用三脚に固定した大きめの双眼鏡を用意し木星を観察。双眼鏡でも木星の衛星が何個か見えてます。
 街路灯が近くにあったものの、露出がやや長めのためブレて写ってしまいました。

 徐々に参加者さんが集まってきました。就学前のお子さんから中学生ぐらいまでのお子さんと保護者さんです。

 木星、火星、かに座のプレセペ星団などを見てもらいました。「スゲェー!」とか「綺麗ー!」という嬉しい反応に星空教室の応援をやめられない私がいます。


 七夕のときの織姫と彦星の見つけ方を私が皆さんの前で説明しています。幼い子供までが指し示してくれているのは説明役として超嬉しい! その分、私の説明は重大です。主催者さん提供の画像をトリミングして掲載。

 総勢20数名の参加者さんに北斗七星や北極星を指し示し、最後に国際宇宙ステーションの通過を見てもらい御開きになりました。

 これまで何度も個人的な星空教室の説明を担ってきたTさんからも「私も楽しめました!」と語っていました。説明する人も楽しむ、大事なことです。
 Tさんとは事前打ち合わせをあまりしなかったのですが、そこは阿吽の呼吸。協調しながら観望会を終えることができました。さすがTさんのベテランの味が存分に発揮されています。

 札幌市青少年科学館が育成している天文指導員は、身近な周りの人達に星を見る楽しさを伝えることを最終目標にしています。そのような大きな目標を踏まえると、現役天文指導員のTさんの活動は天文指導員が目指す姿だと思います。これからも頑張ってください。応援しています。より良い伝え方を私も工夫するなど精進します。
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天文指導員制度が発足して50年

2025-03-19 06:00:00 | 天文指導員
 札幌市青少年科学館が育成している天文指導員が発足して50周年を記念したパンフレットが作成されました。

 2025年3月15日(土)の天文指導員定例研修時に頂戴した50周年パンフレットです。

 横長の4つ折りスタイルで畳むとA4版になります。


 裏側?です。

 パンフレットの発行監修は札幌市青少年科学館、編集者は天文指導員OBで「なよろ市立天文台」職員の渡辺文健さんと現役天文指導員の山田将俊さんです。

 天文指導員制度の歴史について書いてみます。
 1958年(昭和33年)に開設された札幌市天文台初代職員の林耕輔さんが発案した「移動天文台」が天文指導員発足のきっかけとなっています。

 1970年ごろから口径8cm望遠鏡4台をトラックに積載し大学生数人のアルバイトと共に市内各所で観望会を行う「移動天文台」が市民に好評だったことから、1974年(昭和49年)には、大学生アルバイトに「天文指導員」という名称を正式に冠し、移動天文台事業を支える天文ボランティアという位置づけが明確になりました。

 大きな転機となったのは1981年(昭和56年)に札幌市青少年科学館が開館したことです。
 札幌市天文台の管理運営を科学館が所管したことから、移動天文台の市内各地への出発地点は札幌市天文台から科学館に変更となり、同時に天文指導員への研修体制も充実していきました。

 これまで天文指導員の経験者は軽く600名を超えているはずです。天文指導員OBの中には、JAXAや各地の公開天文台、プラネタリウム施設に従事している方々が大勢います。

 以上、札幌市天文台と青少年科学館を50年以上間近で見てきた私の記憶でこれまでの経緯を書いてみました。
 今後とも天文指導員の益々の発展を祈っています。
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天文指導員さんの年度最終研修会を見学

2025-03-17 06:00:00 | 天文指導員
 2025年度早々に開催される講座打ち合わせのため、3月15日(土)に札幌市青少年科学館を訪問してきました。

 予定時刻よりも早く科学館に到着。


 会議室で天文指導員有志が天文検定の自主勉強中です。皆さん和気あいあいで熱心に学んでます。

 15時から天文係さんと私で講座の打ち合わせ。

 この日は17時から科学館が主催する宇宙セミナーが開催されました。

 講師はJAXAの村木さん。村木さんは天文指導員のOBです。
 セミナー参加は事前申し込みが必要で抽選が必要なほど申し込みが多かったそうです。

 研修打ち合わせが終わり帰ろうとしたら、天文指導員さんの年度最終研修会(閉講式)の見学と懇親会への参加を促されました。


 本州へ転勤や就職が決まった2人が天文指導員を卒業されました。新天地で頑張ってくださいね。

 20時30分に研修会が終了。様々なことからお疲れモードで喉の調子が悪かったものの居酒屋さんに向かいます。

 久しぶりにお会いする天文指導員さんもいて、地下鉄で帰宅したのは0時を回っていました。
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リアルタイム動画によるオーロラの全天投影

2025-02-19 06:00:00 | 天文指導員
 星座早見盤のことで相談があるということで、2月15日(土)に札幌市青少年科学館まで行ってきました。

 その日はちょうど天文指導員さんの定例研修日だったことから、見学許可をいただき研修の最初から最後まで見学させていただきました。

 研修の中で、札幌市天文台スタッフの横山さんが2024年の年末から翌年にかけカナダ北部で撮影されたオーロラ画像がプラネタリウムドームで全天投影されたことに触れておきます。


 「タイムラプスされた動画」をプラネタリウム座席からスマホで撮影。横山さんから撮影とブログ掲載の了承をいただいています。

 ここまでは、オーロラ撮影家のホームページやテレビ番組などでよく見る画像でしたが、驚いたのはこの後です。

 何と、タイムラプスではない本物の動画(1秒間24コマ?)がドームスクリーン一杯(全天)に投影されました。極めて高感度の全天撮影システムと撮影技能・編集技能がなければ制作が難しい動画です。
 全周魚眼レンズで撮影されたリアル動画は、テレビなどの特別番組では味わえないほどの臨場感満載の動画でした。生の音声も秀悦でした。

 私はこれまでアラスカでオーロラを2回堪能しましたが、実際のオーロラの明るさや活発な動きがよく再現されていると感じました。素晴らしい動画に拍手!

 研修終了後、ファミリーレストラン「びっくりドンキー」の2次会?に誘われ7人で2時間ほど歓談。研修後の懇親会に参加したのは数年ぶりです。この前はいつだったか記憶がありません。(笑)
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