2017年9月30日 12:20~18:00
天候:晴れ 気温:日中半袖でも寒くない
標高:750~1000m
Tさんと鳥取の山地帯を探索してヒメオオクワガタを見つけました。
この場所は、以前にも近くまで行ったことあるのですが
途中の分岐で違う方行に進んだり、通過していた場所のため
実際の探索は初めてになります。
↓ どこに行っても斜面を下って探す
山中には比較的多くのヤナギ類やヤシャブシ等が自生しており
標高750mあたりからしっかり見て回りますが
食み痕のある木はなかなか見つかりません。
標高はじわじわ上がっていきます。
探す木が多いときは、その分期待もします。
気持ちの良い晴天は、ルッキングの邪魔もします。
探し始めて1時間ほど経過したとき茂みの奥で真新しい食み痕を発見しました。
幹を舐めるように見ていくと、そこには移動中のヒメオオクワガタの姿がありました。
発見したとき必ず出る言葉は「おったー!」
↓ 移動中のオス
ヒメオオクワガタやアカカシクワガタは振動に敏感なため
発見してもすぐに捕獲するのは禁物です。
見えていない個体や近くの木にも付いていることがあるため
二人は映える気持ちを抑えてヤナギを遠目にすると
周辺の木々にも沢山の食み痕とヒメオオクワガタが見えました。
↓ 目の前の隙間にも
これほどまとまってヒメオオクワガタを見るのは久しぶりです。
二人で合図を交わしながら順番に捕獲していきますが
不意の落下に加え、斜面が急なため取り逃がしもありました。
今回の鳥取探索でヒメオオクワガタが発見できた場所は
1か所だけでしたがオスは53mm台を筆頭に
50mmほどの真新しそうな個体が3頭混ざりました。
↓ 唯一スレの目立つ個体
昨日の鳥取探索は思わぬ成果なりましたが
初めての場所であるため周辺に分布する個体群サイズはまだ不明です。
ここで採った群は3オス2メスをケースに入れ、後はリリースしました。
↓ リリースの前に記念写真
↓ 持ち帰り分、小さいほうは29mm程度
↓ 持ち帰り分、大きい方
帰りの兵庫県
鳥取探索後の余時間は、兵庫県の山地帯に向かいました。
走行距離はなかなかのものです。
兵庫県ではかなりの悪路で苦戦しましたがなんとか標高を上げることが出来
アカアシクワガタ・ヒメオオクワガタを見つけることができました。
↓ 昨年から再び見つかり始めた沢でハンの木に付くオス
昨日は、1本の木にヒメオオクワガタとアカアシクワガタが付いているところも見ました。
私の経験ではヒメオオクワガタとアカアシクワガタが同じ木に付いていることは珍しく
これで3回目と記憶します。
↑↓ 上アカアシ・下ヒメオオ 同じヤナギで発見
この日のアカアシは盛夏前後より大き目の個体が目立ち、傷跡も少な目でした。
↓ 大き目のアカアシクワガタ
兵庫県での成果はヒメオオクワガタ2♂・アカカシクワガタ10頭強で
2種とも活動は続いていました。
↓ リリースの前に記念撮影 アカアシは大きい
最後に
昨日の探索ではヒメオオクワガタのいる場所を新たに発見でき
しかも想定外の量と、大きさで興奮しました。
発見した場所周辺の個体群サイズはまだわかりませんが
現時点では小数限局的ではないかと感じています。
一部紅葉のはじまりかけた山地帯でしたが
この日は半袖で、気持ちのよい探索ができました。
あらのブログのあらです。昨日は失礼致しました。飼育出来てるのであれば良かったです。
ヒメオオがこんなに観察出来るとは素晴らしいですね。
また、他のブログの内容も凄く鋭い観察眼で感服致しました。パプキンの記事は非常に興味深く拝見させていただきました。昨日、飼育スペース確保の為、最近羽化した20頭ほどを友人に差し上げたところでした。これから羽化する個体を待って庭にある植物をケースに入れて子供と観察してみたいと思います^_^
また訪問させていただきますm(_ _)m
パプキン観察は面白いですよ。
何でもかんでもチョキンとやります。
規制をすり抜けてきたとはいえ
さすがにキャベツを刻んだときは笑ってしまいました^^
またあらさんのブログにもお邪魔させていただきます。