銅鉱物というのは美しいものが多いし、リン酸塩鉱物もまた美しいものが多い。ということでかねてからちと見たいなと思っていたけれど、あんまり出ないし、割と高いので買えなかった。ところが先日、エヌズミネラルさんでえらくお安いものが出た。老眼にはきつそうだけど、まあチャンスだからと思ってゲット。
リベテナイト。Libethenite。燐銅鉱。Cu2(PO4)(OH)。
ポルトガル、Miguel Vacas Mine産。全体は6センチあるけど、結晶は小さーい。
プチプラものだからではあるけれど、そもそもこの石、あまり大きな結晶にはならないみたい。
そのままだと少しくすんでいるけれど、光を当てると、とても美しい緑が現れる。
鮮やかというわけではないけれど、とてもいい色。やっぱ銅の燐酸塩。
名前は原産地から。スロヴァキアだけど昔はハンガリーだった。スロヴァキア語で Ľubietová、ハンガリー語で Libetbánya、ドイツ語で Libethen。なんかいろんな記号が付いていてめんどいね。ひょっとしたら「ジュビエトヴァ」かもしれない。現代のポリコレ路線だと「リベトバーニャアイト」に直すべきなのかもしれないねw (ごちゃごちゃ遊ぶな)
オリヴェナイト・グループ。オリヴェナイト(Olivenite、オリーブ銅鉱、Cu2(AsO4)(OH))は燐酸塩ではなく砒酸塩。色は似ているみたい。ちょっとそれも見てみたいけど、切りがないからやめ。
mindat によればリン酸塩鉱物は677、銅を含むものは44。商品として流通してる石は少ない。
ヴェゼリアイトやトルコ石に比べれば地味な存在だけど、美しい石です。
立てて飾ると、ちょっと水石みたいな趣がある。超ミニ版水石ですw
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