貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

コビャシェヴァイト(コビャシェフ石)

2024-02-04 09:50:42 | ややレア

いけませんねえ。(もう付ける薬なしだね)
もう銅鉱物はやめようと思っていたのだけど、エヌズさんのヤフオクで銅鉱物のお安いミニ標本がぽこぽこと出ていたので、つい3つほど。(ついが多過ぎだろ、しかも3つって何だよ)
エヌズさんあるいは石の神様に挑発されているような気がする。(妄想乙)

最初は「は? 銅でこんなんあるの?」と驚いた石。
コビャシェヴァイト(Kobyashevite、コビャシェフ石)Cu5(SO4)2(OH)6・4H2O。
名前はロシアの鉱物学者から。ポスンジャクにしろこれにしろ、ロシア名は馴れないからか奇体に感じますね。
銅単独の硫酸塩。同類には
  カルカンサイト (胆礬) CuSO4・5H2O
  ブロシャンタイト(ブロシャン銅鉱) Cu4(SO4)(OH)6
  ランジャイト(ラング石) Cu4(SO4)(OH)6・2H2O
などがある。って違いがよくわからん。細かい芸を見せるね。(誰がだよ)
3つとも持ってないなあ。(もうやめなさいw)
(っておい、寸尺君を忘れてるぞ、この前書いたばかりじゃろが)

ご尊顔。オハエラ産。

針状結晶が素晴らしく美しい。老眼にはきついけど、はえええ、となりました。
まあ針状結晶というのはこういうものなのかもしれないけれど、この色と光がたまりませんわ。


mindat には「水中では10分以内に分解する」という恐ろしい説明がある。ひええ。密封密封。
さらにこんな警告も。
《硫酸銅溶液と方解石結晶によって簡単に人工合成が可能。近年メキシコのオハエラ鉱山から販売されている標本はそのような方法で製造された可能性が高い。》
おやおや。これは大丈夫でしょうねえ。
何にせよ、こんな美しい針状結晶が味わえたのですから、まあいいのです。


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