貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

コヴェライト(銅藍、コベリン)

2024-05-29 19:33:00 | 単品

銅の鉱物はけっこういろいろと集めてきました。まあ厖大な数があるので一部だけど。
でもこれ、ちょっと盲点だったですな。
銅藍。藍銅鉱というのはアズライト。それをひっくり返したような変な名前。ドーランという化粧品がありましたが全然関係はない。
コベリンという表記も見る。しかし正式鉱物名は Covellite。コヴェリというイタリア人名由来だけど、発見命名者がフランス人だったので当初はフランス式に「リン」だったのがどういうわけか英語式の「ライト」に変わったらしい。アウインなんかはインのままなのにね。IMAでも国間での勢力争いがあるのか。アユイさんは偉大だったからフランス語風を残したのか。(いいよどうでもw) で、どういうわけか日本の鉱物関係者は古いフランス式の名前を使っている。かっこいいからかな。(いいよどうでもw) なんかポケモンの名前みたいでかわいいね。(ポケモンなんて君知らんだろ?)
組成は CuS。いたって単純。銅の硫化物。硫化物というのは見過ごしていました。
あんまり出ない。大きな結晶は特にレア。表面が虹色に輝くのは珍重され、高い。
これはエヌズさんからのお手頃価格ミニ標本。こういうの有り難い。
Leonard Mine, Butte, Butte District, Silver Bow Co., Montana, USA.
《立派なコベリンを産した有名産地ですが入手困難な品になりつつあります。》とのこと。左右12ミリ。

アズライトよりさらに深い紺色。重厚でいいですねえ。そして表面には虹色ではないけど青銀色の輝きが揺れる。素晴らしい石ではないですか。

ただねえ、銅も硫黄も酸化しやすい。空気にさらしていたら割と早く分解してしまうかもしれない。まああちきの方が早く分解するでしょうけど。

うーん、硫化鉱物かあ。実は巨大勢力らしい。ちょっとおべんきょしてみるか。


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