貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ゲルハルタイト(?)

2023-05-05 14:39:38 | ややレア

Gerhardtite。ゲルハルト石。英語風だと何と読むのか。ゲアハータイト? ジェラードタイト? どう書いたらいいか困る。
エヌズミネラルさんのヤフオクサイトより。
産地は Likasi Mine, Kambove dist., Haut-Katanga, D.R.Congo。コンゴ共和国(旧ザイール)、高カタンガ州カンボヴェ(カンボーヴ)地区、リカシ鉱山。やれやれ。このリカシ鉱山は同じ硝酸塩鉱物のリカシ石が出る。
組成は Cu2(NO3)(OH)3。硝酸銅の含水鉱物ということか。リカシ石は Cu3(NO3)(OH)5・2H2O。
直方晶系、硬度2、比重3.4-3.43。

まあレアストーン。銅鉱床からの二次鉱物だけど、同類はたくさんある中で硝酸塩というのが非常に珍しい。そもそも硝酸塩鉱物というのはあまりない。確認できたのは以下。
硝石・チリ硝石・ダラプスカイト・エムボボムクライト・ハイドロエムボボムクライト・ゲルハルタイト・リカシ石・カルシウム硝石・アンモニア硝石・バリウム硝石・マンガン硝石(最新・鉱物図鑑・硝酸塩鉱物
水溶性があるため、日本ではほとんど存在しない。え? 密閉推奨ですか?

青緑の光沢が強い結晶で、きらきらと実に美しい。



動画はこちら

しかし、硝酸というのは何だい?
HNO3。窒素だぜ。空気中に8割だか含まれているごくフツーの物質。それが酸になると豹変する。金属を溶かしたり爆薬を作ったり、えらく危険。不思議ですねえ。これもまさか爆発しないだろうね?
レアストーンの中には毒性があったり放射線を出したりするものがある。ちゃんと調べてから買わないといけませんね。


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