姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

レッテルは脳の習性から生まれる

2021年08月19日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「レッテルは脳の習性から生まれる」です。

 

前回の記事の続編です
https://blog.goo.ne.jp/hime1961/e/9a357b7ff7961009567031386901bc4e

■自己認識レベルの表現に注意

「我慢ができない子」という表現は
自己認識レベルの表現です。

このメルマガでも
何度かお伝えしているように
人間の意識には5つのレベルがあります。

・人格(自己認識)レベル
・価値観レベル
・能力レベル
・行動レベル
・環境レベル

Nロバートディルツ博士が
開発した『ニューロロジカルレベル』です。

NLPの概念ですが、
保健室コーチングでも
何度も何度もお伝えしています。

自己肯定感との関係も深いですし
能力開発、リーダーシップとも
関係しています。

昨日のメルマガで紹介した
お子さんは

担任の先生から
「我慢できない子」という
自己認識レベルでの
表現をされました。

桑原は、それをレッテルと
お伝えしました。

「たち歩きをする」
「授業中おしゃべりする」というのは
行動レベル。

これを自己認識レベルで
表現することをレッテルと言います。

「あなたは~な子」という表現です。

■脳は物事をシンプルにとらえようとする

しかし、
よくよく考えてみてほしいのです。


「たち歩きをする」
「授業中おしゃべりする」ことと

「我慢できない」というのは
本当にイコールで結びつくのでしょうか?

本当に我慢できないから
その行動をしているのでしょうか?

これは、「解釈」にすぎません。
歪曲表現なのです。

私たちの言語の多くは
ものごとを正確に表現していません。

人間の脳は
見たもの、聴こえたものに対し
脳内で「省略」「一般化」「わい曲」
が行われます。

脳は、ものごとをシンプルにして
捉え、保存しようとします。

そのため、「●●とは△△だ」と
いう表現にしたがるのです。

誰でもやってしまいます。
他人だけでなく
自分にもやってしまいます。

知らないことが
罪を作るのです。

このような脳科学的視点を
持っていれば

自分が勝手な解釈で
レッテル表現しているのではないか
と振り返ることができます。

「授業中のおしゃべりをする」
という具体的な行動レベルとして
表現するということですね。

レッテルを貼るということは
「だから仕方ないよね」という
あきらめや怒りしか
生まれてこないのです。


■系統的な学びを

言葉は影響力がある
ということは
多くの方が知っています。

しかしそれは
ポジティブな言葉をつかえばよいとか
ネガティブな言葉はダメとか

そんな単純なことでは
ありません。

系統的に脳の科学を学び
自分の日常としっかりと
結び付け

自分が実践して
初めて腑に落ちていきます。

保健室コーチングをはじめとする
弊社の講座では

脳の科学を理解することで
日常を豊かにする
ヒントがたくさんあります。

メルマガでお伝えできるのは
断片的な知識です。

系統的に学ぶことで
全く違う納得感、実践方法が
わかります。

教員だけでなく
保護者の方、中間管理職の方にも
ぜひ、講座に参加して
学んでいただきたいと
願っています。


それでは今日も
ステキな1日を!

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2021年8月17
日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

レッテルのお話は、桑原の著書でも
子育て、教育という視点からお読みいただけます!

 

 

 

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