姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

子どもたちが目をまん丸くして「わかった!私だ!私が〇〇だった!」と気づいていく喜び

2015年12月02日 | 保健室コーチング

【2015年の記事】

 

  

 

保健室コーチングベーシックコース関西2期 第2講の感想と実践報告のご紹介です。

 

 

 第1講から3週間ぶりに再会した全国から来ている仲間達。前回、初対面であったのにもかかわらず、再会すると、とても懐かしい顔に会ったような気がしました。    

 そして前回よりも、皆さんの表情がすっきりして、生き生きと輝きを増しているように見えました。

 第2講目に無事、来れた安堵感と、またこれから始まる未知の世界への学びに、ワクワクする気持ちいっぱいで第二講をスタートしました。

 今回もワークを交えての学びでしたが、さらに深みを増して、

 戦略的質問に深層心理を深く深くえぐられ、無意識の奥底にあったものが見事に浮上し、

大きな気づきが次から次にあぶり出され、

保健室コーチングの持つ力の偉大さと恐ろしさを知ったようでした。

目的を明確にすることやメタアウトカムの有効性を知るとともに、体感ワークにより

深く身体の細胞の奥深くに染み込む学びでした。

 第2講受講してからの2週間は、

とにかく学んだことをとりあえず現場でやってみようという気持ちで過ごしていました。

 京都から帰ってからの初日、早速、私の学びを生かすのにぴったりの子どもたちが、

次から次に朝からやって来ました。

 今までの私ならロッテンマイヤー女史みたいな態度で子どもに言って、

 そのまま教室に戻しているところですが、今回の私はちょっと違っていて、

昔なつかしのねるとんクラブのように、

『ちょっとまったー』コールで、子どもを呼び止めて

『どうしたらできるかな?』からスタートして

『そのための3つの作戦を考えよう』『これからが大事なんだからね』と

自然に言葉が出ていました。

提出物がなかなか出せない子やいつも寝るのが遅くて生活リズムが乱れている子、

衛生習慣が実行できない子など、

様々な困ったことをかかえた子どもとかかわります。

できる力を持っていること信じて、作戦を立ててかかわると、

不思議なことにどの子も次の日には、頑張ってできるようになっていました。

先週、実施した全校歯磨き指導教室や肥満児童を対象にしたスローステップ教室の時にも

スローステップだけにスモールステップを活用して親子で作戦会議をしました。

いつもお腹が痛い、頭が痛いと言ってくる子どもには、アプローチグッズを使って試行錯誤しています。

保健室コーチングのBASICを受講して、原理原則を体感しながら教えて頂くことで、

保健活動のいろいろな場面や指導に応用できることを実感しつつあります。

またその効果にまたまた今回も一人イナバウアーしていますと言いたいところですが

第2講後からは、受講した全国の仲間達とラインで実践をシェアしながら、

悩みや感動を共にしています。

大人も子供も、なりたい姿を描いて、

自分の中にある可能性や力を自分で導き出して、

実行しようとする姿に寄り添える保健室コーチングに出会えたことに

魂の震えワクワクが止まりません。第3講を楽しみにしています。

(U先生)

 

★第2講では、私はワークの時、『なかなか考えが浮かばない』『言葉にできない』ことが何度もありました。 

 

しかしペアの方が語る内容に「そうそう、私も!」「そうだった!」と思い出すことが多く、 

コーチ役をすることで私自身の課題を発見することができました。 

 

20人弱の仲間がいるのに、フルーツバスケットでたまたま組んだペアなのに、と、 

これが共鳴なのかも…と驚きでした。 

 

2講の最後のワークでは、本当に不思議な体験をしました。 

コーチ役は同じ言葉で質問を繰り返しているだけ、 

クライアント役の私は、次第に同じ言葉を繰り返し答えるだけの自分に気づきましたが、 

新しい言葉は出てきませんでした。言葉は出てこないのに、涙があふれる。 

涙は出るけど、悲しいのか怒っているのかその感情すら分からない。 

本当に本当に不思議な時間でした。

 

頭で考えることよりも、

 心が感じることの方が強いのかもしれない、と漠然と感じました。 

 

悶絶を経験して、ジワジワと、そしてガラリと、私自身が変わるのを感じました。 

大袈裟かもしれませんがあの瞬間に2度目の誕生を迎えたくらいの気持ちです。 

あの時の言葉は本当に宝物です。自分の人生、自分で決める。選択する。 

私の思い込みだったんだ。

たくさんの気付きが得られました。

 

ワークでは、なかなか言葉になりませんでしたが、 

帰りの新幹線の中、夜布団の中、翌日以降も芋づる式にたくさんのことが沸々と分かりました。

 身体が軽くなるのを感じました。 

 

また、11/15講座終了後その足で仲間と北野天満宮へ行って、おみくじをひきました。 

(偶然なのかもしれませんが…)人生初の『大吉』に、鳥肌が立ちました。

 ワーク中、私は、もう少しで分かりそうな気がするから、もう少し待って…!という気持ちでした 

 

『同じことしか答えない』しまいには『何も言わないでただ分からないと泣いているだけ』の私のこたえを待ってくれたコーチ役の方に本当に感謝です。

 

 第2講を終えて、心因性の症状で保健室来室した生徒に対して、

 以前よりも少し深い部分での生徒理解に努めている自分がいます。

 

 あくまでも「答えを出す」、「解決策を見つけるのは生徒自身」であり、

養護教諭の私にできるのは、その子がその子自身と向き合えるように支援、整理すること。

 

2講で学んだワークを生徒にすると、

目をまん丸くして「先生、分かった!!」「私だ!私が○○だったんだ!」と驚き、

 すっきりした表情を見ると、「あぁ~よかった」と本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

 まだ第2講までしか学んでいないのに、変化ばかりです。

 今後の学びと、これからの自分の変化が楽しみで仕方ありません。

 あと2週間たくさん実験して第3講に備えます。次回もよろしくお願いします。

 (Y先生)

 

 

 

 

 

 

 保健室コーチングは、支援者自身が気づきの体験をすることで

 自分の現場でのアプローチ力が高まることを実感していただいています。

 自分と向き合うことなしに 相手に深いレベルで影響を起こすことはできません。

 自分が体験して気付いたレベルでしか 人に気付きを起こすことはできないのです。

 

  

 



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