姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

実践事例/不登校だった生徒の変化がワークシートで見えてきた

2023年06月09日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「実践事例/不登校だった生徒の変化がワークシートで見えてきた」です。

 

コミュニティ会員向けに提供した「わたしが私をほめるシート」を活用した実践報告が届きました。
不登校の生徒や気になる生徒さんが、自分の変化をどのようにとらえているのかを「自分をほめる」という視点で
みることができたということです。
目に見える変化だけでなく、生徒さんたちの変化のストーリーも見えます。

養護教諭のI先生から、紹介OKをいただきましたので
みなさまにも公開いたします。
 

ワークシートありがとうございました!別室登校から教室に戻った生徒、私が気になる生徒に書いてもらいました。本人だけでなく、私も彼女たちの頑張りを再認識できてとっても良かったです。大人もぜひ取り組みたいワークです。(養護教諭さん)

 
サムネイル

 

 

<fieldset style="border: 2px solid #D4C6BD; padding-top: 15px;"><legend> 3年女子生徒A</legend>Aさんの背景
2年生から不登校に3年生で登校はするようになったものの生きているのがつらかった生徒。様々なことを乗り越え、現在は教室で過ごしている。

Aさんのワークシートから
・教室に入って授業が受けられるようになった
・ポジティブに考えられるようになり、人と話せるようになり、友達ができた
・挨拶や自分をほめることやご飯を食べることが当たり前のようにできるようになった
・教室に入れなくて大変だったけど、まわりのひとたちが協力してくれたおかげで、少しずつ教室に入って授業を受けることができるようになった
・約1年、勉強をしていなかったが、少しずつできるようになった
・何回も落ち込むことがあったけど、いつも誰かしら励ましてくれて、自分で自分の気分を上げることができるようになった
・嫌でも学校にきたことや、叱られても立ち直ったことをほめたい
・自分に対しては、「よくがんばったね。いやなことがあっても乗り越えたね!すごい!」「もうすぐ受験。悔いのないようにこれからも自分のペースでがんばろう」
・このワークシートを書いてみて、自分は全く頑張っていないと思っていたけれど、自分なりに頑張っていたことがたくさんありました。自分で自分をほめることって大事だなと思いました。</fieldset>

 

 

 

<fieldset style="border: 2px solid #D4C6BD; padding-top: 15px;"><legend> 3年女子生徒B </legend>Bさんの背景
自分の気持ちが言えず、嫌なことがあってもつくり笑いをしていた生徒。

Bさんのワークシートから
・自分が何をしたいのか、どうしたらできるのか、生きることへの意欲がわいてきた
・我慢せず、言いたいことが言えるようになった
・自分の考えを持ち、こうどうできるようになった
・毎日勉強し、教室に行けるようになった
自分のことを自分でできるようになった
・自分に対して「すごい」「いいね」「成長している」「ありがとう」「自分を持ってる」という言葉でほめたい
・このワークシートを書いてみて、自分がどれくらい成長・進歩しているのかがわかった</fieldset>

 

 

<fieldset style="border: 2px solid #D4C6BD; padding-top: 15px;"><legend> 3年生女子C </legend>Cさんの背景
クラスや部活のリーダーなのですが、度々他の生徒とぶつかり悩んだ生徒。

Cさんのワークシートから
頼ることができるうようになった
・自分のキャパがわかるようになった
・未来を見て考えることができるようになった
・すぐに怒らないで、落ち着いて考えることや余裕をもって課題をおわらせること、何かを好きな自分を認めることが当たり前のようにできている
・合唱コンクールでは、ダメな自分を認め、うまくいかないことも受け容れた。できるようになったら本当に楽しくなった
・「私は悪くない」と頑固になることもなく、「自分にも何かしらの非があった」と折れることができるようになった
・自分に対して「順調に頑張っているから、高校に行っても無理せず頑張っていこう!」とほめてあげたい
・このワークシートを書いてみて、苦しかったこと、悩んだことをいろいろ思い出した。その度に、一人で無理ならほかの人と一緒に乗り越えてきたことを思い出しうれしくなった。
 </fieldset>

 

 

 

<fieldset style="border: 2px solid #D4C6BD; padding-top: 15px;"><legend> 3年女子生徒D</legend>Dさんの背景
なかなか自分の思いを話すことが出来ず、自分を傷つけることで表現していた生徒。最近は自傷行為はなくなり、笑顔が増えた

Dさんのワークシートから
取捨選択ができるようになった
・早起きが当たり前のようにできているし、テストや受験勉強もできている
・学校にいきたくないとき、欠席じゃなくて遅刻してでも行こうと考えるようになってから気楽に登校できるようになった!頑張ってる!うれしい!
・毎日勉強してえらい!ホントにえらい!友達のことを考えることができてすごい!気遣いできるようになってホントにすごい!
・ワークシートを書いてみて、意外とできていることが多くてびっくり。普段考えたこともなかったけど、たまに自分をほめるのもいいと思った</fieldset>

 

 

I先生、貴重な事例をありがとうございました。
生徒さんが「未来を見て考えることができるようになった」というのはI先生の保健室コーチングのアプローチの結果のように感じます。

さて、子どもたちも大人も、「ここまでできていないからできたとは言えない」
「ほかの人はあんなにできているのに自分はまだまだ」という考え方をしてしまうことがあります。

これでは、いつまでたっても、自分にOKが出せないですよね。
評価基準が常に誰かから認めてもらうことだったり、結果ばかりだったり
誰かとの比較だったとしたら、できていることも頑張っていることも見えてきません。


今回の事例の中でも、「書いてみると意外と頑張っている」と生徒さんたちが気づいたように
ほめるという視点で、自分を見つめ直すって大事なことです。
桑原は、市内の子育て勉強会でも、お母さんたち自身に自分をほめてもらうためのワークをしています。
お母さん自身の自分に対する認識に変化が起きるだけでなく、お子さんに対する「承認」の視点を得ることができます。


それでは、今日も素敵な1日を!



今回のワークシートは、情報発信サイト「ネヂカラ」のブランチ会員さん、ステム会員さんは
サイトからDLできます。
https://hm-nedikara.net/support/support-530/

会員でない方は、この機会にぜひ、登録してね
https://hm-nedikara.net/
 

チューチューチューチューチュー
 

 

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