姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

「自己肯定感」に関する講演を聞いた中学生から感想が届きました。

2014年11月02日 | 児童生徒向け講演

 【2014年の記事】

 

 

 10月の初めに「~自分の価値を高めるいのちと心のお話~」というテーマで講演させていただいた

 

静岡県の中学校の生徒さんの感想が届きました。

 

学校保健委員会ということで、生徒さんの発表もありましたが、

画期的な取り組みで、

学校保健の立場から「これを伝えたい。学んでほしい。考えてほしい。」ということが

本当に明確でした。

 

それを受けての講演で、最後まで真剣に聞いてくださった生徒さんたち。

先生がたの地道な教育のたまものでしょうか。

本当に、深いレベルで感じ取ってくださったなと、感激しました。

送っていただいた感想を ご紹介します。

 

 <生徒さんの感想>

●私は自分がいやでいやで毎日のように悩んでいました。それでも学校の休み時間などは、友達に明るく接していました。でも、今日のお話を聞いて、ありのままの自分でいていいことに気づきました。だいたいは、友達のことしか考えなかったので、これからは自分のことも考えて、楽しく過ごせたらいいなと思います。

私は、自分で自分を傷つけていたのかもしれない。人を傷つけてはいけないことは、昔からいろんな人に言われてきたけど、自分を否定するのがいけないっていうのは、初めて知りました。自分がすごい人間だと思うとか、自分を好きになることは、すぐにできないけど、周りになんて言われようと、私は私の味方だから、私が自分のことを必要だと存在を認めることから、少しずつ進んでいきたいと感じました。

無理やり自分を作らなくても良い、その言葉が心に残りましたいろいろな人がいて、私だけみんなと違う、そんな私があまり好きではなかったですが、みんなと一緒だったら何も前に進まないことに気づきました。

●いろいろな考え方を脳科学から解いていって、おもしろいなと思った。自分で自分を考えていけばきっとうまくい<、という考え方は、これまでまったく感じられない考え方だった。よくよく考えれば、自分が自分をキライなのに、相手には好かれたいなんて、ものすごい矛盾だった。ちょっと考え方を 変えるだけでこんなにも早く変わるのなら、どんどん実践したいなと思った。

●脳がコンピューターに似ていて、~したくないとか、悪い方向で思うと現実になるって聞いて、ビックリした。自分はだめだって思わないための方法を知ることができて良かった。

●コトバとは、大事なものだと思った。使うコトバによって、自分の見る世界は変わるんだと思った。今日学んだことを生かし、コトバを最大限に使い、自分の世界を変えていきたい。

●自分の思考がコトバに反応して、現実を創り出す。すべて自分のコトバが思考によって変えられる。出来事の解釈の仕方で、うれしいや悲しいが始まる。これからは、焦点化しないように、できないことばかり見ないで、できることに目を向け、自分の思考やコトバに反応して、現実を創り出していきたい。それから、周りのせいにしないで、自分に目を向けていきたい。自分を認めることが自己肯定感。

●「和」の意味や「和して同ぜず」の意味を知って、和と同調の違いがわかった。ぼくは、「和」の行動を取りたい。

●私は、もうそう族です。お話にあったとおりです。 LINEの既読が遅いと、いろいろ考えてしまう子です。だから、これからは、もうそう族を卒業しようと思います!「できない」って思うと、言葉に反応して本当にできなくなるから、できないって思わないようにします。

●桑原先生が話してくれたことで、自分に自信がもてるようになりました。私も少し仮面をかぶっているところがあるので、本音を出せる友達がたくさんいればいいなあと思いました。たくさんじゃなくても、1人でもいてくれればいいと思いました。

●先生の話を聞いて、思い込みでどんなことでもできるし、どんなものでもなれる、とわかりました。自分は価値がないということはなく、誰にでも能力はあるし、みんな平等なので、自信を持っていれば結果がついてくると思います。どんな時でも、心と体が大事なので、体に良いことをして、ずっと健康でいたいです。

●思い込み次第で、自分の可能性がものすごく広がることを知り、いい思い込みをしたいです。そして、周りの人がこうするから自分もこうするのではなく、自分がこうしたいからこうするというように自分の意志を強く持てるようになりたいと思いました。

●自分が思っていることが実際に起こるとわかったので、次の合唱発表会では失敗するのをイメージしないで、成功するイメージをしたいです。周りの意見ばかりに合わせないで、自分の意見を周りに広げていきたいです。あと、最近睡眠時間が少なくなって来ているので、11時までには寝るように頑張りたいです。朝ご飯もパンだけなので、おかずもしっかり食べたいです。

今まで自分は、人のため、人のためとがんばってきた。でも、自分を出してもいいと思った。思いっきり自分を出さなくてもいいけど、少しずつ少しずつ自分を探していきたいと思った。

●自分は何もできないと思っているのは、本当に自分が思っていることではなく、親や周りの人ばかりを見て思い込んでいただけで、本当の自分は何もできない訳ではないし、自分が嫌いな訳でもないと思った。もっと僕はできる、と思って脳と一緒にがんばりたいと思った。

●自分は、こう思っているのに、周りがあーだからよくならないんだ、つて思い込んでいた私があるから、周りじゃなくて、自分を見つめて自分の気持ちを大切にしようと思った。自分を無理に好きになろうとするのではなくて、こんな自分がいても、こんな自分でもいいんだ!つて思えるように心がけようと思った。自分に対する考え方を変えようと思った。

●私は自分を思い込み、決めつけ、周りから言われた言葉で作っていました。だけど、その自分は本当の自分ではないと知りました。人間の脳は、言葉の通りになるという話を聞いて、人間の脳って本当にすごいと思いました。今までの自分をもう一度見直せるいい機会になりました。

自分の思い込み次第で自分の生き方、人生が決まっていくんだなと思いました。自分の悪いところばかり見ないで、いい自分もいるんだなと思います。相手を見るときも、心の広い考えで相手を見て、人間関係を作っていきたいです。

●自分を好きと、受け入れるは違う、その通りだと思いました。僕も友達に「君は、自分が何であるかすぐ、決めつけようとするのね。自分ができないとか自分が嫌いとか、でもね、本当の自分を見つけるのは、もっとずっとずっと後の話だから、今は一生懸命送りなさい。」と言われたことがあります。だから僕は、自分を嫌いとか決めつけないようにしています。

自分は、小さい自分がたくさんいて自分なんだと思えた。小さい自分を最も活用できるときに出してあげることで、今までよりも自分を受け入れて、楽しく過ごせることができると思った。本当の自分って?とよく考えることができたし、考えるきっかけをつくってくれて良かった。

●私は自分が勘違いしていたことに気づきました。今まで失敗したらダメだ、今回のテストは絶対に良くない、と考えることで上手くいくと思っていました。でもそれは逆で、上手くいく方法を脳でイメージしないと成功しないことがわかりました。なので、これからはポジティブな方をイメージしていきたいと思いました。

●私は、割とネガティブなので、少しずつ前向きに考えてみようかなって思いました。「自分なんて」「私はどうせ」「あの子に比べて私は」そういうふうに今まで何度も思ってきました。でも何気ない気持ちの持ち方で変わるという話をうかがったので、もしかしたらできるかも、というふうに考え方を変えていきたいです。自分を振り返るいい機会になって良かったです。

自分はできないことやダメなことがあったら、その部分にしか目を向けていませんでした。だけど桑原先生の話を聞いて、自分ができる部分にも目を向ければ、それが実現するんだなと思いました。何事も悪い方向に考えず、良い方向で考え、テストの時、「いい点数を取る!」という気持ちで勉強したいです。

自分は思っていたより、強い人間だと思った。前は弱いと思っていたけど、部活動を通して僕は強い人間になれたと思う。だけど、時々自信をなくしてしまう時があるので、そんな時は、自分に大丈夫などの言葉をかけていきたいと思った。

●「自分はだめだ」と思うと脳もその通りに動き、「自分はいいところがある」と思うと脳もいいところを見つけようと思って行動するというのには驚いた。私は、「ボール投げがうまくいかなかった」よりも「シャトルランをがんばった!」と前向きに考えていきたいと思った。

●「ない」と言って探すと、脳がある物も見えなくしてしまっていると聞いて、「だから見つからないんだあ」と納得しました。マイナスに考えていることが結構あるので、こらからはプラスに考えていけたらいいです。今日学んだことは、しっかり頭の中に残しておきたいと思いました。すごくいいお話でした。

●自分の嫌いな所があって、その所をどうしても嫌な方向に考えていたけれど、このお話を聞いてから、少しずつ前向きに考えてみたら、少しは気持ちが楽になるのかなと思いました。

外ではポジティブに見えても、中はネガティブな人はたくさんいるんだということがわかりました。私もそうなることがあります。周りに合わせようとして、自分のやりたいことがわからなくなったり、自分はダメだと思って良い所が気づかなかったりして、全部悪<してしまっている所があるんだと知りました。悪く思うことが本当にそうなってしまうので、悪いことは思わず、いつも前向きで、良いことを思う気持ちが大切だと感じました。

●周りでは見えない心の中、それを自分で気づいていかなければならないのです。自分で考え、決めた時の心が、自分の精―杯の心の中だと思います。

とてもわかりやすくて、楽しかった。ゴリラ、赤ちゃんなどのクイズ形式がいろいろあって楽しかった。(多数)

●今日の話を聞いて、すごくすごくためになると感じました。私も将来、心理学や脳科学を研究したいもっと知りたいと思うようになりました。ありがとうございました。

 

<先生方の感想>

●自分にあてはまる部分もたくさんあり、なるほどと感じながらお話を聞かせていただきました。生徒の中にも、話の中に出てきたような子どもがたくさんいるので、少しでも気持ちを楽にしてくれたらいいなと思いました。友達との関係に悩んでいる年頃の生徒たちに、とても役だった内容でした。

●今まで聞いた中で、一番いいお話でした。

●今の中学生に“ピッタリ”の話でした。自分の言葉が自分を作っているというのは、自分でも納得できる言葉でした。「和」と「同調」の違いも改めて聞くと大きく違うことを知りました。この話で物事の捉え方や見方を変えられるきっかけになってほしいと思いました。

●人は、本当に見たい物しか見られていないと感じました。生徒の感想を読むと、普段悩んでいることのヒントが愕られたようで、前向きになれるよい機会を得たと感じました

●クラスの生徒への声かけに参考になりました。

中学生の目線でお話しされて、大変わかりやすかったと思います。自己肯定感の低下は、今大きな問題であると思います。その解決策の一端を知れた気がしました。

●人間の心や脳が、なりたい自分にしてくれるということは、1学期行った道徳と同じでした。桑原先生は、思春期の中学生と接した経験からのお話なので、生徒たちにとって、自分の身に置き換えて考えやすかったと思います。大人になっても「ダメな自分」と向き合い落ち込むことがある中で、「こんな自分がいてもいいんだ。」というメッセージをいただくことができました。

●先生のお話を聞いていると、顔の浮かんでくる生徒がたくさんいました。少しでも自分のことだ!と思い、自尊感情が高まる子が増えてくれればと思います。

●心のしくみ、自分で思っていた通りだなと確認できました。何でもすぐに決めつけてしまい、伸びるはずの自分を自分でダメにしている子が減ってくれるといいなと思います。お話が上手で、とても聞きやすかったです。生徒たちがしっかり理解できるといいなと思いました。

 

 



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