姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

呼吸ペーシングの凄さと傾聴における負の感情の「共鳴」「増幅」「干渉」

2012年05月08日 | ママンコーチング




 ママンコーチング名古屋5期 第3講。

 小牧線に乗っていたら 久々に 「電車で化粧する女」が 私の隣に座りました。

 まー。久しぶり 以前のわたしは 電車で化粧する女が大嫌いで 目の敵にしておりました。

 なので 毎回 会うんですよね。

 なんでかっていうと 「嫌いなもの」は 一番引き寄せやすいから。

 そして その嫌いなものは じつは 自分が認めたくない自分の姿だったり  自分の裏側にある願望、抑圧している想いだったり(私の場合 あれくらい人目も気にせず 自由になりたいという想いでした)

 波動ワークでそれがわかり、なーんだ。そうだったのか。ってうけいれたら 気にならなくなりまして。

 今は 本当に怒りの感情がわかなくなりました。

 そんな 道中でやんした。

 さて、第3講。

 まずは 第2講から今日までの シェアということで 宿題だった 「宣言してからの行動」と「呼吸ペーシング」について フリートークをしていただきました。

 寝る前の呼吸ペーシングを実践されたママちゃんは 「子どもが本当に穏やかに眠りについて 朝の目覚めも違っていた」というシェアや
 
 「旦那がぷちっと切れた時に そのペースに巻き込まれるのではなく ちょっと引いて 呼吸ペーシングをしたら いつもはプッツンのままの旦那が なんか 冷静になった。」というシェアをしていただきました。

 また 宣言をしてから行動するという宿題には 「宣言して動く時と そうでない時の差がはっきり分かった」というシェアがありました。

 脳下垂体での宣言の力は大きいです。

 というわけで 第3講の 内容です。


 五感の使い方によるコミュニケーションミスについてのレクチャーとワーク

 そして NLPの言語の扱い方の理念に基づく 傾聴を取り上げました。

 このブログでもなんども 書いていますが、

 傾聴で大切なのは スキルではなく 状態管理。

 ガイドするのクライアントへの想いや ガイド自体の状態によって クライアントが変化します。

 おうむ返しや ミラーリング ポジショニングなど 昔は あれこれ スキルをやっていましたが もう やめました。

 スキルをどれだけ駆使しても 状態の管理ができなければ いや 自分がどんな状態で聞いているのかの認識もなければ

 意味がない・・・どころか 逆効果だと わかったからです。



 人と人が関わり合うとき 「共鳴」「増幅」「干渉」という 3つの作用が起きます。

 これは 波動身体論でも 扱う内容ですが・・・・・

 
 傾聴する(ガイド)がクライアントに共鳴しすぎて 同一化したり それによって クライアントの中の「負」を「増幅」してしまったり、
することがあります。同一化したガイドとクライアントは 「共依存」の関係になります。

 「この人を助けてあげたい」「かわいそうに」「ああ、私もそうだった わかるわかる」の想いは 一見「優しさ」に思えますが

 これが 「同一化」「負の増幅」の原因となります。

 では、「干渉」は?

 さきほどの 受講生さんのシェアであったように

 自分が常にニュートラルであり、自分の中心を持った状態で 傾聴ができれば 相手の感情に飲まれることなく 
 単に 相手を映し出す鏡となったり、あるいは クライアントになげこまれていた感情を 相手に返すことで 相手が自然と客観性を取り戻したりということが起きます。

 例えば、自分が相手に同一化したままで 「私 こんなことがあって苦しいの」ということばに、自分もどっぷりその感情に共鳴し 増幅して 「あああなたは くるしいのね!!」なんて 涙ながらに行ったとしたら クライアントの「苦しかった」が増幅されます。
 そして 無意識に 「そうよ 私はこんなに苦しくてかわいそうだったの!」を より強く インプットしてしまいます。

 クライアントにしてみれば いっしょに泣いてくれた って 嬉しいかもしれないけど

 それは 本当の優しさではないと 私は考えています。

 もちろん 「苦しいの」という言葉に対して おうむ返しすることは悪い事ではありません。



 おうむ返しするなら 自分の状態をちゃんとニュートラルにして 「苦しいと感じたのね」(過去形です) と 言ってあげてください。



 ことばの裏にある想いが「かわいそうに」であれば 「負の感情」は増幅します。

 ニュートラルな状態を保ち、ことばの裏にある想いが「あなたはきっと大丈夫」という信頼であれば 負の感情は 「増幅」しません。

 うまくいけば 干渉作用で それだけで 負の感情が軽減します。



 干渉とは たとえば CDのノイズキャンセラに使われたり 工場の騒音を消す時に使われている技術でもあり

 怪しい手法ではないです。

 あるノイズの波形とまったく同じ大きさで逆の波形のノイズを かぶせることで ノイズを消すという科学的な技術です。

 波動では 波動干渉 という言い方もします。



 負の感情が 心身のノイズだとしたら そのノイズを ガイドする側の 状態のあり方で 軽減することができます。

 クライアントが 客観的な状態になって 初めて 問題そのものに対しての解決策を自らの内側から引き出すことができます。

 コーチングであろうが カウンセリングであろうが 大切なのは スキルを使う以前の状態管理ってことになりますね。



 その状態の作り方、自分のパターンの認識は 第4講でやっていこうと思います。

 次回が楽しみです!

 


 
 
 
 

 

 


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